ケーキと物価 中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)
- 2024年10月31日
去る10月5日に当金庫で「第8回とましんスイーツまつり」が開催されました。2020年から昨年までは新型コロナにより休止を余儀なくされていましたが、今回は5年振りに復活となりました。第1部から第3部までで老若男女300人以上の方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。 参加店は市内でも
去る10月5日に当金庫で「第8回とましんスイーツまつり」が開催されました。2020年から昨年までは新型コロナにより休止を余儀なくされていましたが、今回は5年振りに復活となりました。第1部から第3部までで老若男女300人以上の方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。 参加店は市内でも
その日は突然で、あっという間だった。29日午前、苫小牧市役所で行われた辞職表明の臨時記者会見に、岩倉博文市長は車いすで押されて姿を現した。かつてのような力強さはなく、脚はスーツの上からでも細くなったことが分かる。顔色もどこか青白い。 ただ、会見で岩倉市長は「就任当時から課題、難題をみんなで
わたしは、『給食が教えてくれたこと』という本を読みました。この本を選んだ理由は、給食が大好きなので、題名を見て読んでみたいと思ったことと、表紙に書いてある「最高の献立」というところに興味を持ったからです。 この本を書いた松丸奨さんは、小さいころから好ききらいがはげしく、小学校に入学しても給
第50回衆院選が終わった。選挙のたびに注目される投票率は、苫小牧市内で49・48%と過去最低を更新した。全国的にも同様の傾向がみられ、国民の政治に対する諦めか、関心の薄さが表れた結果になった。 今回に限らず、選挙戦になると候補者が必死に投票を訴えるが、「では、投票するメリットは?」と聞かれ
私は2児の父親です。世界経済フォーラム(ダボス会議)に参加している仏教僧松本紹圭氏が昨年、白老町で講演された時に語った「子供たちに一つでも多くの選択肢を残す責任」という言葉には、親、そして社会の大人たちへの深い意味が込められているように感じています。単に、子供たちの将来の選択肢を増やすだけでなく、
昭和31年といえば、前年に始まった高度経済成長の波が地方にも寄せて来た頃で、苫小牧でテレビが売り出されたのがこの年。もう一つ、大人気だったのが子ども用自転車で、前年はさほどでもなかった売り上げが「ものすごいほどになった」という自転車店もあった。1店で80台ほども売り上げるのはざらで、入学祝い、進学
穂別に来てよかったことの一つに、「職場で堂々と野球の話ができる」というのがある。 「野球の話」とはもちろん日本ハムファイターズの話題を指す。道内ではどこでも同じだと思うが、「きのう、野球見た?」は「ファイターズの試合の中継を見たか」という意味になる。ほかの地域でそう言ったら、「メジャーリー
「趣味は何ですか」と聞かれ、真っ先に答えるのは「川釣り」である。正確に言うと、フライフィッシングという釣りで、虫に模した毛針という疑似餌を使って魚を狙う。主に釣るのはニジマスという魚で、体にある虹色のレッドバンドが美しい魚である。 きょうこそは60センチオーバーの魚を釣るぞと意気込んで川へ
10月に入ると、種牡馬の今年の種付け(牝馬との交配)頭数が、競走馬の総合商社や繋養するスタリオンなどから公表される。血統や自身の競走成績、あるいは産駒の走りによる種牡馬としての実績などが評価基準となって人気馬は200頭を超える種付けをこなしている。一方で10頭に満たない馬もいる。門別競馬場で開催さ
私は、作家としてお世話になってきたアジアの国々で、奨学金制度「内山アジア教育基金」を主宰している。 われわれの基金を支援する山川夫妻は、フィリピンで6人もの小学生に奨学金を出している。このほど支援の主戦場たる現地を訪れた。 私の紹介で初めて会う子どもたちを集めて、ビーチ沿いのしゃれ
「まい日見るものは何だろう」と考えたとき、わたしはきゅう食のこんだてだと思いました。 どうしてかというと、わくわくするからです。 きゅう食のこんだてには、いろいろなことが書いてあります。聞いたことのないりょうりや、おいしそうなデザートや、わたしのすこしだけにがてなやさいです。
「行ってまいります」―。選挙サンデーの20日午前7時半前、苫小牧市内で集まった関係者らに元気に一声掛け、遊説隊とともに街宣車に乗り込んだ。この日の遊説スタートに選んだのは、苫小牧発祥の地の勇払。8時になると同時にマイクをオンにし、手を振りながら訴えを始めた。 路上の支持者を見つけてはすぐさ
わたしのおばあちゃんは、ほいくえんできゅうしょくをかんがえたりつくったりしています。きゅうしょくができるまでってどんなことをしているのかなとおもい、インタビューをしてみました。 たべられるようになるまでには、えいようのことをかんがえてこんだてをきめたり、ざいりょうをたのんだりしていることを
サロン「ハマ遊の友」の玄関から、「こんにちは」と言って、マスクをした、背の高い、見覚えのない青年が入ってきた。手に持つ袋から、何かを出す目は笑っている。 えっ、誰だ? 隣の店の店員か? いや違う。誰だ? 覚えていない。内心、動揺していると「お久しぶりです。きょう、修学旅行から帰ってきました
選挙に合わせて用意したオレンジのジャケットとランニングシューズで胆振、日高管内を津々浦々駆け巡る。選挙カーから降りると軽快なフットワークで聴衆に駆け寄り、足を運んでくれた一人一人と「ありがとうございます」とがっちり握手。初の選挙戦にも疲れの色を見せることなく、爽やかな笑顔で応じてきた。 9
16日ごろから20日にかけての日没後、西南西の空で肉眼でも見えるはずだったが、一番良く見えるタイミングを逃した。次に見られるのは8万年後。自分はもういない。 40年前のちょうど同じ季節。部活の練習後、疲れ切ってグラウンドに寝そべり仲間と雑談していたその時、1人が「UFOだ!」と叫んだ。彼が
これまではコミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」の設立背景やイベントの様子、地域との関わりについてお伝えしてきました。今回は、「ENTRANCEらしさとは?」をテーマにお伝えしたいと思います。 現在、エントランスは改修工事を行い、リニューアルに向けて準備を進めています。
衆院選の道9区(胆振・日高管内)で火花を散らす共産党新人の立野広志氏(67)、自民党新人の松下英樹氏(34)、立憲民主党前職の山岡達丸氏(45)=届け出順=。衆院選期間中で唯一の「選挙サンデー」となった20日、主に大票田の苫小牧で舌戦を繰り広げた。同日の様子を中心に3候補を追った(掲載は届け出順)
今年3月末まで、約60年間、編み物の指導に取り組んできました。ここまで続けられるなんて夢にも思っていませんでしたが、生徒の皆さんや家族の支えで継続することができました。 既製品が簡単に買える時代ですが、手作りのニットには魅力がたくさんあります。編み物文化を多くの人に伝えることができてよかっ
大陸の方から「〇国4000年の歴史」といった言葉が飛び出すとき、私は決まって「わが日本文明はひと桁上の1万6500年ですから~」と反撃するようにしている。津軽の大平山元遺跡から出土した土器は、土器片とすら呼べないほど痛々しく砕けていたが、炭素年代測定法で恐らく世界で最も古いとされ、2021年7月、
今回も苫小牧商工会議所の職員を紹介したいと思います。 5月に入所し、経営支援部に配属となった苫小牧市出身の39歳の男性です。地元愛が強く、面接の時は「苫小牧のために役に立ちたい」と力強く宣言し、私たちの仲間となりました。 彼は学生の時より、現在60年以上の歴史を持つ苫小牧郷土文化研
人生の大きな転機を50歳で迎えた。損害保険会社に勤めていたが、突き動かされるような気持ちのままに退職。キリスト教を学び伝える道に進んだ。牧師となり8年を迎えようとしている今、新型コロナ禍や物価高騰、人間関係の希薄化といった社会情勢の中、自分は地域のために何ができるかを模索し続けている。「信仰や宗派
―選挙戦で訴えたいこと、選挙の争点は。 「『政治を身近に感じてほしい』『地域の課題解決に取り組み、困った時に役に立つ、助けになる政治家でありたい』という思いでやってきた3期10年、浪人時代も含め15年間の政治活動を認めてもらい、引き続きこの地域のために働かせてもらいたい。政策推進や地域課題
先日、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターに市民の方から1本の電話を頂きました。内容は、職場の近くに数日前から姿を見せている野鳥が翼をけがしているようだということ。そして、「足がない」ようだということでした。 当センターには時折、「足がない」野鳥の問い合わせがあります。一番多いのが、水鳥の一本足
―選挙戦で訴えたいこと、選挙の争点は。 「政治資金で問題となった前任の(自民党道9区)支部長のことがあるこの象徴的な選挙区で、民間で培った経験や当たり前のことを国政に持ち込むクリーンな政治を有権者の皆さんにお伝えしていく。 また、子育て世代の代表として、今の子どもたちが大人になった
大型スーパーで買い物中、高齢の女性が困っている様子に気付き、見守っていました。すると、首をかしげながら店員さんに聞いた出口とは逆の方へ歩き出したので、思わず声を掛けました。話を伺い、結果として、その方を自宅までお送りすることに。女性は「神様仏様…」と、天を仰いでいました。 猫
衆院選道9区(胆振・日高管内)で舌戦を繰り広げる共産党新人の立野広志氏(67)、自民党新人の松下英樹氏(34)、立憲民主党前職の山岡達丸氏(45)。3氏に選挙戦で訴えたいことや争点、9区の課題や取り組み、「政治とカネ」の考え方を聞いた(届け出順に掲載)。 ―選挙戦で訴えたいこと、選挙の争点は
北海道育ちの私が四国に赴任して驚いたのは、想像をはるかに超える山岳風景があったことです。 ある日、地図で見つけた「カルスト」の文字に引かれ、遠回りを決意。早朝、ガソリンメーターとにらめっこしながら、狭い山道を3ナンバーのハッチバックではうように進みました。酷道と呼ばれる道は名に違わず、対向
今回は心電図についてです。心臓の電気的活動を波形として記録する検査です。心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返し、体全体に血液を送る大変重要な臓器です。収縮と拡張を繰り返す時に微小な電気が心臓の筋肉から発生します。この電気信号を体の表面で感知して、波形として記録したものが心電図検査です。
敗戦後の食糧難は昭和25、26年にはずいぶん改善され、昭和28年ごろには化粧品なども一般に出回り始めて、人々は窮乏から次第に抜け出していった。代わって大きな問題となったのは、公衆衛生、特に赤痢などの伝染病予防であった。便所はくみ取り式で台所排水も浸透槽式。家庭から排出されるごみは屋外に置いた木製の