6 市民と共に歩み続ける 豊かな自然を利活用
- 2024年9月20日
「苫東地域が(企業立地などで)動いていることを、どうやって市民に伝えていくのか。大変重要なことだ」 株式会社苫東の辻泰弘社長は、地域との関わりに重きを置いている。創立から25周年を迎える同社だが、旧会社の破綻、清算、そして新会社発足という歴史を経てきた。中でも新会社発足時は「市民も厳しい目
「苫東地域が(企業立地などで)動いていることを、どうやって市民に伝えていくのか。大変重要なことだ」 株式会社苫東の辻泰弘社長は、地域との関わりに重きを置いている。創立から25周年を迎える同社だが、旧会社の破綻、清算、そして新会社発足という歴史を経てきた。中でも新会社発足時は「市民も厳しい目
本道の産業拠点として成長する苫小牧東部地域。国際港湾として発展する苫小牧港の東西両港や日高自動車道、新千歳空港に近い交通の要衝とともに、GX(グリーントランスフォーメーション)の動きも、大きな優位性の一つだ。化石燃料から太陽光発電などクリーンなエネルギーへと転換し、社会を変革しようという取り組み。
苫小牧東部地域の産業用地を造成、分譲する株式会社苫東(辻泰弘社長)。今年はちょうど創立から25年の節目を迎える。破綻した旧会社から、「新生苫東」として成長した一つにリサイクル産業の流れが強く後押しした。 2013年。資源リサイクル産業の積極的導入を目指し、その基本的な考え方を示す「苫東地域
苫小牧東部地域には、多様な業態の企業が進出している。その代表が自動車産業だが、それに次いで苫東地域の中で注目されるのが食品関連企業だ。ただ、苫東はもともと石油化学コンビナートなどを整備する重厚長大型産業を想定していた工業用地。「食品関連」への転換には紆余(うよ)曲折の歴史もある。 1989
■重厚長大型産業の期待 今では本道の産業拠点の役割を担う苫小牧東部地域。しかし、ここまでの成長には紆余(うよ)曲折の歴史がある。1971(昭和46)年に策定された「苫小牧東部大規模工業基地開発基本計画」。鉄鋼や石油、アルミ精製などの石油化学コンビナートを形成する計画だ。当時本道には産業をけ
苫小牧市中心部から東に12キロ。苫小牧や厚真、安平にまたがる広大な産業地域がある。総面積は1万700ヘクタール。東京の山手線内側の約1・7倍の広さだ。この苫小牧東部地域が、ものづくりやエネルギー産業の拠点として、本道経済のけん引役になっている。 この苫小牧東部地域の工業用地を造成、分譲しな