• ⑦見守り有志代表 高橋雅子さん(83) 分断された地域の絆、新たな形で助け合い
    ⑦見守り有志代表 高橋雅子さん(83) 分断された地域の絆、新たな形で助け合い

       一人の不幸も見逃さない―。そう心に誓い、苫小牧市内の山手地区で民生委員・児童委員活動や住民組織の立ち上げに携わるなどし、地域で暮らす高齢者の見守り活動に取り組んできた。しかし、新型コロナウイルスは、地域内での支え合いの場にも影響。ふれあいサロンといった住民交流の場がなくなり、高齢者の孤立化が一層深

    • 2020年5月7日
  • ⑥ライブハウス運営 杉村原生さん(41) イベントは白紙の状態、新たな試みに活路
    ⑥ライブハウス運営 杉村原生さん(41) イベントは白紙の状態、新たな試みに活路

       「人は、その生きざまを人に見られている。人生そのものがライブだと思う」。ライブハウスや音楽スタジオを運営する会社「LIVE LIFE(リブ・ライフ)」=苫小牧王子町=の由来だ。臨時休業中もその名に込めた思いは変わらない。「リアルなステージでしか表現できない物もある」。無観客ライブをインターネットで

    • 2020年5月6日
  • ⑤スナック店主 管野はな子さん(31) 営業しないと生活できない、客足戻る日願う
    ⑤スナック店主 管野はな子さん(31) 営業しないと生活できない、客足戻る日願う

       客足が止まった苫小牧市錦町、大町の繁華街。「感染を防ぐため自粛は仕方のないことだけど、営業しないと生活ができない」。4月の政府の緊急事態宣言で、来店者は激減した。経営する錦町のスナック「ナイト・イン・ステラ」はスタッフ2人と切り盛りし、今年4月にオープンから5周年を迎えたが、客を呼び込むこともでき

    • 2020年5月4日
  • ④歯科技工士 渋川充さん(64)夫婦で義歯製作、健康管理を徹底
    ④歯科技工士 渋川充さん(64)夫婦で義歯製作、健康管理を徹底

       「目立たない職種かもしれないが、歯がなくて困っている人の役に立っていると信じている」。苫小牧市桜木町の自宅離れに、入れ歯などを製作する工房「渋川デンタルアート」を構える。妻の千秋さん(64)も歯科技工士。2人で入れ歯や差し歯などの義歯を製作している。新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、ライフス

    • 2020年5月2日
  • ③こども食堂代表 辻川恵美さん(39) 今できることを、菓子や軽食配布の活動続ける
    ③こども食堂代表 辻川恵美さん(39) 今できることを、菓子や軽食配布の活動続ける

       新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、苫小牧市内の小中学校が臨時休校に入った翌日の2月28日。休校中の子どもをサポートしようと、市内音羽町に構えたNPO法人「木と風の香り」の活動拠点で子どもたちに菓子や軽食の配布を始めた。新学期が始まるまでの約40日間、1日も休むことなく続けた。4月20日からの再

    • 2020年5月1日
  • ② 保育士 小野田麻由さん(33) 笑顔で園児と接する、乗り越えた先を見据えて
    ② 保育士 小野田麻由さん(33) 笑顔で園児と接する、乗り越えた先を見据えて

       「乗り越えた先を見据えて行動することが、明るくできる秘訣(ひけつ)だと思う」。苫小牧市日吉町のひよし保育園で保育士として働き、新型コロナウイルスの感染防止に注意を払う日々。3月までは3歳児13人が通う「のびのび組」を、4月からは4歳児12人の「きらきら組」を担当する。未知のウイルスに不安も多いが「

    • 2020年4月30日
  • ①飲食店経営 上原正大さん(36) 客足激減の対応に追われる、苦境でも前を向く
    ①飲食店経営 上原正大さん(36) 客足激減の対応に追われる、苦境でも前を向く

       「こういうときだから、やれることをやらないと」。苫小牧市港町の海の駅ぷらっとみなと市場で営む飲食店「ぷらっと食堂」で力を込めた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、利用客と売上高は激減したが、休業要請の対象ではない。受けられる補助を探して市の相談窓口に足を運ぶ初めての経験もした。しかし、「何をや

    • 2020年4月29日