繁殖馬セール 歴史と血統を紡ぐ ジェイエス 子供に”無敗三冠牝馬”も (18)
- 2025年1月24日
2025年最初の馬の競り市場となるジェイエス繁殖馬セールが22日、新ひだか町の北海道市場で行われた。「繁殖馬」と名付けられているように、競りに出るのは繁殖牝馬。38頭が上場され26頭が売却され、売上総額は1億2089万円(消費税込み)だった。 馬の競りといえば、将来デビューを目指す若駒(当
2025年最初の馬の競り市場となるジェイエス繁殖馬セールが22日、新ひだか町の北海道市場で行われた。「繁殖馬」と名付けられているように、競りに出るのは繁殖牝馬。38頭が上場され26頭が売却され、売上総額は1億2089万円(消費税込み)だった。 馬の競りといえば、将来デビューを目指す若駒(当
新しい年がスタートした。毎年のことだが、年末年始は中央競馬(JRA)、地方競馬(NAR)ともビッグレースが目白押しで、ファンにはたまらない時期。有馬記念、東京大賞典、金杯など大きなレースばかりではなく、一般レースで注目すべきレースもあり、話題にしたい馬もいる。昨年12月29日の高知競馬第1Rでデビ
有馬記念も終わり、2024年も残すところ4日となった。JRA中央競馬は28日が今年最後の開催で、1年の合計数値などで争われる各種ランキングもほぼ様相は固まってきた。馬産地にとって最も気になる種牡馬の順位を振り返ってみる。 「競馬はブラッドスポーツ」。競馬に興味を持った人なら、こんな言葉を聞
元競走馬で、とまこまい観光大使を務めるホッコータルマエ(牡15歳)が1日、”お引っ越し”をした。2023年から2年間過ごした浦河町のイーストスタッドから、新冠町の優駿スタリオンステーションに移動した。種牡馬になった17年から2年ごとに二つの施設で供用されてきており、25年か
ホッカイドウ競馬2024年度開催が11月7日で終了した。門別での競馬は冬季間休みとなるが、ジョッキーは忙しい。シーズン143勝を挙げ4度目のリーディング1位に輝いた石川倭騎手(29)は、16日から来年2月23日まで九州の佐賀競馬に籍を移して期間限定騎乗している。ムチ1本で日本中を駆け回る騎手につい
「競馬の祭典」と称されるビッグイベント「JBC(ジェイビーシー)競走」が4日、日高町の門別競馬場と佐賀県鳥栖市にある佐賀競馬場で開催された。二つの競馬場が合同開催する年に1度の祭典で、中央(JRA)と地方競馬の馬が、カテゴリー別にダート戦4競走でナンバーワンを競う。北と南で開催された今年も大勢のフ
10月に入ると、種牡馬の今年の種付け(牝馬との交配)頭数が、競走馬の総合商社や繋養するスタリオンなどから公表される。血統や自身の競走成績、あるいは産駒の走りによる種牡馬としての実績などが評価基準となって人気馬は200頭を超える種付けをこなしている。一方で10頭に満たない馬もいる。門別競馬場で開催さ
第2の馬生も元気です―。競走馬から乗用馬に転身したサラブレッドが馬術で競う「引退競走馬杯(Retired Racehorse Cup=RRC)」の北海道大会が9月28、29の両日、苫小牧市ノーザンホースパークで行われた。公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会が、引退競走馬のセカンドキャリア形成、人材育
米大リーグ、ドジャース大谷翔平選手の活躍には驚かされるばかり。想像を超えるプレーを見せてくれる中で、8月末オリオールズ戦での愛犬「デコピン」の始球式はほほ笑ましい光景だった。「デコピン」の名前もすっかり定着した感じだ。競走馬の名前もいろいろ。一定ルールの下、馬主の期待と愛情が込められ、時にはユーモ
競馬場へ出掛けて、町の魅力に触れてみよう―。地方競馬は、自治体や企業、団体など、さまざまな団体の支援や協賛を受け開催されている。各協賛デーでは、競馬場でのイベント、特産品のプレゼント、販売など、いずれもファンサービスとして提供されている。 ◇ ◇ ◇ 「安平町優駿の里パワフル
名馬の銅像、こんなところにも―。中央競馬で無敗のまま3歳クラシック三冠を制しG1・7勝を挙げたディープインパクト(安平町・ノーザンファーム生まれ)のブロンズ像が苫小牧市のノーザンホースパーク内に建立され8月10日から公開されている。馬産地胆振、日高には、競走馬や種牡馬として活躍した功績をたたえ建立
ばんえい競馬を見たことがありますか? 帯広市で開催されているばんえい競馬は、中央競馬や地方競馬のサラブレッドによる平地競走と異なり、数百キロのソリを引いてスピードとパワーを競う、世界唯一の競馬として開催されている。競走馬はサラブレッドの軽種に対して重種と呼ばれ体重は1トンを超える。馬の大半は北海道
馬産地胆振、日高の7月は、大きな行事がある。サラブレッドの競り市で、苫小牧市ノーザンホースパークで「セレクトセール」、新ひだか町北海道市場で「セレクションセール」が開催され、毎年1歳馬と当歳(0歳)馬合わせて約1000頭が取引される。国内外から数多くの購買者が集まり、馬産地がにぎわいを見せる時期で
中央競馬で1996年オークス、秋華賞を勝つなど活躍したメジロドーベル(牝)が、30歳になった今年も洞爺湖町のレイクヴィラファームで元気に過ごしている。サラブレッドでも長寿の域に入っているが、ひと回り以上年下の牝馬や今年生まれた当歳馬と同じ放牧地で、若駒の成長を支えるリードホースの務めもこなしている
日高町の門別競馬場で開催されているホッカイドウ競馬で今月19日、2歳馬による重賞、栄冠賞(ダート1200メートル、1着賞金500万円)が行われた。中央、地方競馬を通じて今年最初の2歳重賞で、父がホッコータルマエという血統のベラジオゼロ(牡、田中淳司厩舎、日高町・豊洋牧場生産)が3連勝で優勝。202
馬産地胆振、日高では、今春も多くのサラブレッドが産声を上げた。1年間に産まれるその数は、7000頭を超える。そんな中、生徒が馬の生産に携わっている高校がある。新ひだか町の静内農業高校で、全国の公立高校で唯一、授業の一環として競走馬の生産を行っている。今年、同校では2頭のサラブレッドが誕生した。生徒
競馬に携わるすべての者にとって、5月は心躍るシーズン。26日に、中央競馬(JRA)の第91回日本ダービー(東京優駿、1着賞金3億円)が東京競馬場で行われる。2021年生まれのサラブレッド3歳馬7737頭のうち、1頭だけに与えられる「日本ダービー馬」という名誉を懸け、18頭が激突する。 世界
新年度が始まり1カ月余りが過ぎた。真新しいランドセルを背負った小学1年生の登下校姿はいつ見てもほほ笑ましい。胆振、日高の春のもう一つの恒例の光景といえば、生まれて間もない子馬たちが牧場を駆ける姿だろう。春はサラブレッドの出産シーズンで、同時に来春の誕生に向けた交配(種付けと呼ばれる)シーズンでもあ