第58回夏休み読書感想文コンクール (4) 中学生の部・最優秀賞 辞書から学んだこと 苫小牧沼ノ端中3年 海沼(かいぬま) 来伽(らいか)さん
- 2023年11月10日
「辞書」といったらどんなイメージを持つだろうか。重くて、古い? デジタル化が進む時代にアナログ感マックスの辞書はマイナスのイメージが強く根付いてきているのかもしれない。スマホならキーボードで変換すると誤った漢字の使い方には滅多にならないし、ましてや調べたいことをスピーディーに検索することができる。
「辞書」といったらどんなイメージを持つだろうか。重くて、古い? デジタル化が進む時代にアナログ感マックスの辞書はマイナスのイメージが強く根付いてきているのかもしれない。スマホならキーボードで変換すると誤った漢字の使い方には滅多にならないし、ましてや調べたいことをスピーディーに検索することができる。
「どうして水泳をやっているのか、一度考えてみるといいよ」。この本の中で、コーチがナルに言った言葉だ。ああ、なぜ私は新体操をやっているのか。問いかけられているようで、ドキッとした。 私は年長の秋から、新体操を習っている。けれど、この5年間、どうして新体操をやっているのかなんて、一切考えたこと
ぼくはジュンがかわいそうだと思った。興味がないみそのことを、お父さんにしつこく言われているからだ。お父さんがみそのことを話しても、ほとんど聞き流している。右から左だ。興味のない話を聞き流してしまう気持ちはよく分かる。ぼくも動物や植物の話になると、聞き流してしまいがちだ。ほとんど頭に入ってこない。
お魚のたまごって、とってもきれいだなあとびっくりしました。お魚の表じょうがやさしく見えます。何度も見たり読んだりして、この本がすきになりました。 海のなかには色いろな方ほうで、たまごを守っているお魚たちがいます。多くのお魚はお父さんが守っています。たまごのまわりをいつもきれいにしたり、たま
「哺乳綱霊長目ヒト科ヒト属ホモ・サピエンス種のメス」そして「日本国北海道民苫小牧市在住中学3年生」。私を分類するとこうなるだろう。でも、そもそも分類するとは、属するとは、自分たちにとってどういう意味なのだろう。 この本には、日本と外国にルーツがあるという共通点を持つ中学生2人が登場する。そ
病気の治療をしない。そんな普通では考えられないことを選ぶ人がいるのだと、最初驚いた。この本はそんな頑固なおじいちゃんと小学生のみずほ、そしてその家族の話だ。おじいちゃんは何度か大きな病気をしていて、ついにがんが転移した。転移したことで、また治療をしなければならないが、おじいちゃんは、「積極的な治療
「ノシノシと歩くからノシオと言ったんだ」。旭山動物園、坂東園長から聞いた話だ。北海道にサイはいない。北海道で最後にいたサイがノシオ。ぼくが生まれる前に亡くなっている。調べていくうちにノシオの話が聞きたくて、当時飼育に関わっていた坂東園長に取材させてもらった。ノシオは見かけによらず、温和で優しい性格
「すきなことでせかいをみる」。しかも私のきらいな数学で世界を見るなんて信じられません。いみがわかりません。そう思いながら生活していたら、おかしが多い少ないとか、はが何本ぬけたとか、おこづかいはいくらとか、毎日数字ばかり使っていてびっくり。この女の子はすごい、さすがだと思いました。 私はりょ
私にもいつか誰かを介護する時が来るのか。介護する人はどんな気持ちだろう。この本を読みながらそんなことを考えた。 主人公の麦菜のおばあちゃんは介護を必要とする人だ。お母さんや麦菜が何でもやってあげないといけない。私がもし麦菜のように家族の誰かを介護しないといけなくなったらしっかりできるだろう
突然だった。立てないほどの大きな揺れ。部屋は真っ暗。北海道全域停電となった大地震。また同じ揺れが来たら、きっと家は崩れ、死ぬかもしれない。私は恐怖で動けなかった。 でも、父は違った。すぐに外に出て、ライトで家の損傷を確認。朝になると、太陽光発電で家電を動かし、食料や情報を確保した。
「ぼくのアイス返せよ」。まず、カラスにそう言いたい。四さいのぼくは、動物園でカラスに追いかけられた。ぼくは転んでアイスを取られたのだ。泣いているぼくを見て「そんなの知るかよ」という顔で仲間を集めてアイスを食べていた。ぼくは忘れていないぞ。 それ以来、ぼくはカラスが大きらいだった。また何か取
「いつかきっとそのときがくるから、むりに食べさせちゃいかん」 たくまのおじいちゃんが言った言ばが心にのこりました。たくまのことを思っておうえんしているのが、ぼくのお父さんみたいで、やさしくつつみこまれるかんじがしました。 ぼくは、一さいの時に中耳炎になってしまいました。びょういんの