(4)求められる新戦略 国際リゾート 構想の見直しは不可避、地域づくりに市民参加を
- 2019年12月7日
苫小牧市が長年取り組んできたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致が、鈴木直道知事の見送り判断で突然立ち消えになって約1週間。5日に開会した市議会定例会の一般質問では、複数の市議がIR関連で今後の市の姿勢をただしたが、見送りの影響は大きく、新たな成長戦略を描く難しさが印象付けられた。
苫小牧市が長年取り組んできたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致が、鈴木直道知事の見送り判断で突然立ち消えになって約1週間。5日に開会した市議会定例会の一般質問では、複数の市議がIR関連で今後の市の姿勢をただしたが、見送りの影響は大きく、新たな成長戦略を描く難しさが印象付けられた。
「まさか誘致を見送るとは」。鈴木直道知事が11月29日の道議会でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致見送りを表明した言葉に、苫小牧統合型リゾート推進協議会の藤田博章会長は驚きを隠さなかった。 4月の知事選では自民党の支持母体である北海道商工会議所連合会など道内経済4団体が全面的に応
「ただただ残念だ」。苫小牧市の岩倉博文市長は5日朝、再び無念さを口にした。 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐり、鈴木直道知事が2021年7月までとされる国への区域認定申請を見送る方針を明らかにしたのは11月29日。岩倉市長は当日の朝まで、知事がどのように表現するか、知らされない
10月14日。鈴木直道知事が札幌市中央区の公邸から、近くのマンションに引っ越した日だった。苫小牧市の岩倉博文市長の携帯電話が鳴った。「私も自民党道連の推薦を受け、政策協定を結んで当選した候補です…」「誘致に立候補するだけでなく、三つ(全国から3カ所認定)の中に入るのが重要です&hel