11 ホテルニュー王子 小林健司社長 安心、安全を最優先 コロナ禍に対応したサービス提供
- 2021年1月20日
―昨年の事業実績は。 「本来ならば東京五輪が開催され、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業、出光興産北海道製油所の大規模定期補修工事などの波及効果と相まって史上最高益が出る予測もあった。インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加にも期待したが、新型コロナウイルスの影響で3月から6月の稼働率は80%
―昨年の事業実績は。 「本来ならば東京五輪が開催され、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業、出光興産北海道製油所の大規模定期補修工事などの波及効果と相まって史上最高益が出る予測もあった。インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加にも期待したが、新型コロナウイルスの影響で3月から6月の稼働率は80%
―昨年を振り返って。 「本州市場は発注量が減り、道内市場もシステム化投資の先送りがあるなど、新型コロナウイルスの影響が色濃く出た。(昨年12月現在)業績面は前年度を下回るが、暗い材料ばかりでもなく、追い込みをかけている。予期せぬ仕事をもらえたり、要員確保が厳しくても救いの手を差し伸べ合った
―昨年を振り返って。 「2月までは売り上げが好調だった。3月の決算に向け、黒字水準で推移していたが、同月に大きく下がった。その後は他社と同様、4、5、6各月の売り上げの下がり幅が大きかった。道内の店舗に関しては、7月にいったん回復したが8月に落ち込み、9~10月に戻ってきたと思ったところで
―昨年を振り返って。 「新型コロナウイルスがあったから全然駄目―ということはなかったが、(分譲で)ほぼまとまっていた案件のキャンセルもあり、痛いところは正直あった。ただ、胆振東部地震からの復旧作業が昨年で終わり、経営そのものは安定している。株主配当も地震後は最低の1株当たり100円、昨年も
―昨年を振り返って。 「会社や地域にとって前進の年になると思っていたが、新型コロナウイルス禍で状況が一変し、リスク認識と事業継続の重要性について改めて考えさせられた1年だった。事業はフェリーターミナル運営と不動産の2本柱で、特に感染症対策を講じながらフェリーの定時運航を確保することが大事だ
―昨年を振り返って。 「新型コロナウイルス感染症に翻弄(ほんろう)された1年。苫小牧製造所は日本軽金属グループ6社が結集した複合拠点だが、各分野で影響を受けた。アルミの自動車部品などを供給する日軽松尾は、休業を余儀なくされた時期もあった。鋳物の合金などは自動車関連の取引先が多く、自動車分野
―融資や預金の状況は。 「昨年12月末時点で、預金積み金は4928億円となり、前年比422億円増。貸出金は2386億円で、171億円増加した。貸出金は、新型コロナウイルス関連の融資が増えたことがプラス要因。預金積み金については、特定定額給付金として振り込まれた資金が滞留した」 「昨
―昨年はどんな年だったか。 「新型コロナウイルス対策に明け暮れた1年だった。旅客輸送や観光、飲食などのビジネスに比べると物流業界の影響は軽微だったが、相応の影響は免れない。消費の減退などによって倉庫の在庫が高止まりして保管収入は微増したが、荷動きは全体的に停滞している。荷役や自動車運送業務
―昨年を振り返って。 「新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、経済の低迷で原油価格が大きく下落した。WTI(テキサス産軽質油価格、ニューヨーク原油先物市場の指標)が初のマイナスになり、お金を出してでも買ってもらう状況になったことは衝撃だった。2020年度の燃料需要は、ガソリンが前年度比
―2020年を振り返って。 「新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が停滞した影響を受けた。事務方の従業員は、春先に時差出勤を実施。現場の従業員も一般的な感染防止対策を徹底し、24時間体制で生産に当たっている。紙製品の需要減が加速し、(主力の)新聞用紙の販売も前年より落ち込んでいる。新聞自体
―昨年を振り返って。 「新型コロナウイルスの影響抜きに語れない年。2019年に無段変速機(CVT)、ヤリス用のハイブリッドトランスアクスルの新ラインが立ち上がって『さあ、これから本格稼働』というタイミングで出鼻をくじかれた。3月から台数が減り始め、5、6両月は大きくダウン。一部ラインは1直