㊦ 土居ハスカップ農園代表。土居元さん(42)農作業を楽しむ、観光農園の再開目指して
- 2020年3月7日
胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町朝日にある土居ハスカップ農園。山腹崩壊で敷地にせり出した土砂は昨年末に撤去されたものの、失われた苗木が戻ってくるわけではない。山に刻まれた深い傷痕は今もそのままの状態で残っている。だが、「今は不安よりも楽しみの方が大きいかな」。代表を務める土居元(はじめ)さん
胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町朝日にある土居ハスカップ農園。山腹崩壊で敷地にせり出した土砂は昨年末に撤去されたものの、失われた苗木が戻ってくるわけではない。山に刻まれた深い傷痕は今もそのままの状態で残っている。だが、「今は不安よりも楽しみの方が大きいかな」。代表を務める土居元(はじめ)さん
「商売を続けられるのが何よりうれしい」―。安平町早来大町で創業102年の和菓子店「佐藤菓子舗」を切り盛りする佐藤けい子さん(72)は、みなし仮設住宅のアパートと仮設店舗を往復する生活を昨年4月から送っている。 佐藤さんは旧静内町(現新ひだか町)から21歳で老舗菓子店に嫁ぎ、半世紀にわたって
むかわ町福住のみなし仮設住宅で暮らす美容師、松井恵美子さん(84)は、同町美幸で半世紀以上続けてきた自宅兼店舗の「まつい美容室」を胆振東部地震で失った。一時は仮設店舗での営業も考えたが断念。最愛の夫とも昨年死別するなど苦難を重ねたが、「90歳までは腕を振るいたい」と美容師の仕事に思いを傾ける。今年