下 シマフクロウ荒々しく繊細に
- 2021年11月13日
月の光に身を躍らせながら、今まさに木から飛び立った瞬間のシマフクロウが描かれている。獲物を見つけたところだろうか。木版画ならではの荒々しくも繊細な表現に、野生の力が感じられる一作である。 作者の手島圭三郎は、木版画による絵本『しまふくろうのみずうみ』(1981年、福武書店)で絵本作家として
月の光に身を躍らせながら、今まさに木から飛び立った瞬間のシマフクロウが描かれている。獲物を見つけたところだろうか。木版画ならではの荒々しくも繊細な表現に、野生の力が感じられる一作である。 作者の手島圭三郎は、木版画による絵本『しまふくろうのみずうみ』(1981年、福武書店)で絵本作家として
苫小牧市美術博物館の収蔵品展「鳥のいる風景」が12月12日(日)まで、同館第3展示室で開催されている。立石絵梨子学芸員が、鳥をテーマに選んだ展示品11点を2回に分けて紹介する。 ◇ 鳥は、古今東西の美術作品に登場するモチーフである。彼らの姿は作品に、豊かな自然のありようを、そして象徴