(12)白老町 文化観光の推進 関心と熱意高まる 芸術の力で地域活性化
- 2021年12月28日
芸術で表現した地域の多様な文化を観光のまちづくりに生かす―。そうした試みが今年、白老町で動きだした。戸田安彦町長を名誉会長に町議会やアイヌ協会、商工会、観光協会、町内会連合会などの代表らが6月に実行委員会(熊谷威二会長)を設立。文化庁の日本博予算を活用して今秋、「白老文化芸術共創」と銘打った事業を
芸術で表現した地域の多様な文化を観光のまちづくりに生かす―。そうした試みが今年、白老町で動きだした。戸田安彦町長を名誉会長に町議会やアイヌ協会、商工会、観光協会、町内会連合会などの代表らが6月に実行委員会(熊谷威二会長)を設立。文化庁の日本博予算を活用して今秋、「白老文化芸術共創」と銘打った事業を
57年ぶりに東京開催された夏季五輪(7月23日~8月8日)で、苫小牧ゆかりの選手たちが躍動した。新型コロナウイルスの影響で1年延期、無観客実施という数々の苦境を乗り越え国民、市民に勇気と感動を与えた。 世界一の称号、金メダルを獲得したのは野球日本代表の田中将大(33)=プロ野球東北楽天=、
2018年9月に胆振東部地震が発生してから、4度目の冬を迎えた。厚真、安平、むかわの被災3町ではみなし仮設住宅も含め、最優先課題だった「住まいの再建」が夏までにすべて完了した。3町と北海道で行う公共工事などの復旧作業も順調に進み、年度内には一定のめどが立つ。発災当初から見る景色は大きく変わった。
苫小牧市植苗のウトナイ湖サンクチュアリは5月に開設から40周年、ウトナイ湖は12月にラムサール条約湿地登録30周年を迎えた。節目となる今年、同サンクチュアリを管理する日本野鳥の会は、活動を紹介するパネル展や散策ツアーなどの体験イベント、市と共催のシンポジウムを展開した。 ウトナイ湖サンクチ
道立の特別支援学校「苫小牧支援学校」(小笠原正樹校長)が、今年4月に明徳町で開校した。2020年3月に閉校した旧苫小牧明徳小学校の校舎を活用し、苫小牧市、白老町、安平町の知的障害を持つ小学生と中学生が通う。義務教育段階にある児童生徒がより身近な場所で、専門性の高い教育を受けられる機会につながってい
「市民や地域、事業者と一体となって連携、協働しながら挑戦する」―。岩倉博文苫小牧市長は8月24日、2050年までに二酸化炭素(CO2)の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」宣言を高らかに行った。道内では札幌市や釧路市などの後追いになる宣言だが、苫小牧市には地元で国の事業が着実に進む地の利が
「地域に信頼される大学に―と、いろんな活動をしてきた」と話すのは北洋大学の奥村訓代学長。4月1日、苫小牧駒沢大学から校名を変更し、再出発した苫小牧市内唯一の4年制大学。語学教育に力を入れたカリキュラムを作り、市民講座を開くなど地域にも積極的に大学を開放した。しかしなお「地元の高校生が行きたいと思う
長引く新型コロナウイルスの感染拡大で、苫小牧の地域経済は感染症対策と向き合う1年となった。飲食業や宿泊業は売り上げの減少が続くものの、緊急事態宣言が明けた10月以降、徐々に客足が戻りつつある。イベントも開かれるようになり、少しずつ日常を取り戻してきた。 5月や8月に道への緊急事態宣言が発令
2021年1月、苫小牧市双葉町に「市こども相談センター」が開所した。道が運営する室蘭児童相談所苫小牧分室と、市で児童相談を担当する市こども相談課が入る全国でも珍しい形態の施設。児童虐待をはじめ非行や養育など、子どもに関する児童相談に市と児相分室が連携して当たるための拠点だ。 特に両者の連携
JR苫小牧駅南口の旧商業施設「苫小牧駅前プラザエガオ」をめぐり、土地の一部を所有する不動産会社大東開発(苫小牧市)がビル所有者の苫小牧市に損害賠償を求めた訴訟は5月28日、札幌高裁が市の全面敗訴の判決を出し、確定した。市は賠償金支払いのため市費の投入も決めたが、駅前再整備に向け旧エガオの全ての権利
「政治決戦」の年だった。任期満了を10月に控えた衆院の解散・総選挙の時期が常に焦点となり、新型コロナウイルスの感染状況と東京五輪・パラリンピックをにらみながらの臆測が飛び交った。道9区(胆振・日高管内)も自民党の堀井学氏(49)、立憲民主党の山岡達丸氏(42)、共産党の松橋千春氏(39)が水面下で
苫小牧市などが主催する全国高校選抜アイスホッケー大会(8月3~8日)で新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生し、150人が感染した。「氷都苫小牧」を代表する氷上競技で国内最大級のクラスターが起きたことで、大会実行委員会会長の岩倉博文市長は度重なる謝罪に追われた。市は感染対策の基本