5 白老地方の特色を再認識 次世代へつなげる
- 2022年5月14日
国立アイヌ民族博物館では、アイヌ文化の地域性に注目した第1回テーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」をあす15日まで開催しています。白老地域の衣服に着目した本展は、昔から現在までに製作された衣服を展示し、この地域の衣服の特徴や歴史、作り手たちを紹介する内容となっています。 「
国立アイヌ民族博物館では、アイヌ文化の地域性に注目した第1回テーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」をあす15日まで開催しています。白老地域の衣服に着目した本展は、昔から現在までに製作された衣服を展示し、この地域の衣服の特徴や歴史、作り手たちを紹介する内容となっています。 「
白老で見られるアイヌの衣服の歴史において、明治時代以前から続く家系で受け継がれてきた衣服が、いつ頃から白老という地域単位で受け継がれるようになったのでしょうか。諸説ありますが、観光の拠点を現在のポロト湖畔に移し、舞踊や博物館展示のために衣服が製作されるようになった昭和40年代ごろと言えそうです。
白老地方では、儀礼等の特別なときに、ルウンペと呼ばれる木綿の衣服が着用されていました。ルウンペは、複数の布を縫い合わせて製作され、木綿の古裂(ふるぎれ=古い布の端切れ)を細く切ったものが縫い付けられ、その上に刺しゅうが施されています。 北海道南西部に位置する白老町は、町内に複数のコタン(集
国立アイヌ民族博物館では、アイヌ文化の地域性に注目した展覧会を定期的に企画することを計画しており、現在、第1回としてテーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」を開催しています。 19世紀ごろまで、アイヌ民族は、北海道、樺太、千島、東北北部などに住んできました。現在多くのアイヌ民
国立アイヌ民族博物館の第2回テーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」が始まりました。本テーマ展示は、アイヌ文化の独自性や多様性を地域の視点から紹介していく当館シリーズ展示「地域からみたアイヌ文化展」の第1回の企画でもあります。今後、ほかの地域にも焦点を当てていく予定です。 今