9 苫小牧市長選 無風一転 異例尽くしの選挙戦 岩倉氏、大差で5選も 投票率は過去最低
- 2022年12月28日
任期満了に伴う苫小牧市長選が6月12日告示、同19日投開票で行われた。構図上は現職と新人による「一騎打ち」で、岩倉博文氏(72)が5選を果たした。どのくらいの市民が実感を持って、振り返ることができるだろうか。投票率は過去最低の33・99%。市民が初めて直面するような異例尽くしの選挙だった。
任期満了に伴う苫小牧市長選が6月12日告示、同19日投開票で行われた。構図上は現職と新人による「一騎打ち」で、岩倉博文氏(72)が5選を果たした。どのくらいの市民が実感を持って、振り返ることができるだろうか。投票率は過去最低の33・99%。市民が初めて直面するような異例尽くしの選挙だった。
国は2020年10月、50年までに温室効果ガスの排出ゼロ(カーボンニュートラル、CN)を目指すと宣言した。日本の物流を支える港湾・臨海部には二酸化炭素を大量に排出する製油所や発電所、鉄鋼、化学工業が多く立地し、苫小牧港も後背地に広大な工業団地を抱える。今年は港の脱炭素化を図るカーボンニュートラルポ
2月に行われた北京冬季五輪。アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は過去最高の6位の好成績を残した。スピードスケートの女子5000メートルでは、駒大苫小牧高出身の押切美沙紀選手(富士急)が8位に入賞し、氷都苫小牧を盛り上げた。 2014年ソチ、18年平昌に次いで3大会連続の五輪出場
今年6月、苫小牧樽前小学校は開校から100年を迎えた。市内全域から通学可能な苫小牧唯一の特認校で、「児童たちが家族のように仲が良く、地域から愛されている学校」と26代目の深松一宏校長は目を細める。今年は100周年を祝って、花火や記念式典などさまざまなイベントを繰り広げた。来年からは、校舎新築をはじ
野生動物と人間の距離が近づいている―。そう思わせるような1年だった。苫小牧市内でエゾシカが頻繁に街に出没し、家の庭を荒らしたり、車とぶつかったりする事例が多発。郊外を中心にヒグマの目撃情報も例年以上に相次いだ。野生動物とのあつれきを避け、共生可能な方法は何か。行政の模索が続いた。 「今年も
白老町陣屋町の「仙台藩白老元陣屋」が10月、道とNPO法人北海道遺産協議会(札幌市)によって「北海道遺産」に選定された。町と町民による保存活用の活動が実を結び、まちを沸かせた。胆振管内の北海道遺産は、むかわ町穂別の古生物化石群などに続く5件目となった。 陣屋は江戸時代末期の北方警備の拠点。
「鵡川ししゃも」のブランドで知られるむかわ町のシシャモ漁が今年、記録的な不漁となった。水揚げ量はわずか64・6キロと、記録が残る1998年以降で最少に。町は今秋、新たなふ化場を完成させたが、海の環境変化もあって資源がどこまで回復するか見通せない状況にある。町の特産品が姿を消してしまうのでは―。地元
今年6月、苫小牧市の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が30%に達した。統計が残る1983年9月以降では初めてで、市民のおよそ3人に1人が高齢者となった。”若いまち”と呼ばれた苫小牧にも超高齢化の波が押し寄せている。 介護を必要とする人も増えている。要介護・
4月から白老町民となり、リモートワークさながらの生活に入って8カ月ほどが過ぎようとしている。新天地の白老は苫小牧の隣町でありながら、なかなか足を運ぶ機会がなかった。何のつてもないところから支局暮らしがスタートしたので、着任してからは、どんな小さなことも書こう―と、ひそかな目標を立てて取材を進めてき
今年も新型コロナウイルス感染拡大で始まり、収束せずに暮れようとしている。年明け早々の第6波、夏場の第7波、そして、今も続く第8波。東胆振の医療提供体制も都度、逼迫(ひっぱく)している。一方、水際対策の大幅緩和をはじめ、「コロナ前」を取り戻す動きは加速。とまこまい港まつりをはじめ、3年ぶりに復活した