7 むかわ竜 ~被災地を歩いて~ 地域が誇る資源を活用 恐竜化石でまちづくり
- 2021年9月20日
むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)。町は2018年9月に発生した胆振東部地震からの復興を目指すシンボルとして位置付け、恐竜化石を生かしたまちづくりを進める。観光面はもちろん、地域経済の活性化といった多くの取り組みに活用していく。
むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)。町は2018年9月に発生した胆振東部地震からの復興を目指すシンボルとして位置付け、恐竜化石を生かしたまちづくりを進める。観光面はもちろん、地域経済の活性化といった多くの取り組みに活用していく。
2018年9月に発生した胆振東部地震の特徴的な被害でもある山腹崩壊。最も土砂崩れによる被害が大きかった厚真町では、対策工事を進めているが、治山の復旧状況はいまだ全体の3割ほどにとどまる。その傍ら、幌内地区の日高幌内川周辺など一部は震災遺構として残し、後世に語り継いでいく資源として活用する考えも示す
厚真町観光協会は、2018年9月に発生した胆振東部地震から3年を迎え、これまで来町する団体を対象に行ってきた被災地ツアーに段ボールベッド作りや避難所運営体験を組み合わせた厚真版「震災学習プログラム」を作成する。早ければ年内に形にし、実施したい考えだ。 同協会は、地震発生の翌年に被災地ツアーを
厚真町で最大震度7を観測するなど、道内全域を襲った2018年9月の胆振東部地震から6日で3年を迎えた。被害が大きかった厚真、安平、むかわの3町では、全ての被災者が新居での生活をスタートさせた。インフラ整備も今年度中におおむね完了するなど、復旧作業は加速している。一方で、新型コロナウイルス感染拡大に
安平町早来大町の認定こども園「はやきた子ども園」は、2018年9月に発生した胆振東部地震の記憶を後世に伝えるため、地震で斜めに傾いた木製のサイロを震災の遺構としてそのままの状態で保存し、室内をアトリエや被災資料の展示に活用する。園内で行っていた「お泊まり会」の真っただ中に震度6強の地震に襲われたと
「防災の日」の1日、胆振東部の厚真町と安平町で、防災のためのオンラインイベントや避難訓練が行われた。3年前に胆振東部地震が発生し、大きな被害をもたらした6日が目前に迫っている中、参加者は真剣な表情で意見交換や安全確保行動に臨んだ。 胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町では、全国に向けて防
8月12日、むかわ町穂別博物館前の大きな庭で東京パラリンピックの聖火の採火式が行われた。地元の小中学生4人が2人一組で、「マイギリ式」と呼ばれる木の棒の摩擦を利用した火起こしに挑戦した。周囲から「頑張れ!」「あと少しだ」と声援が送られるが、この日の屋外はやや湿り気があり、なかなか火は付かない。30
今月中旬、厚真町の市街地からむかわ方面に車で10分ほどの場所にある豊丘地区のマナビィハウス。「地震があった時はどうでしたか?」―。「下から突き上げてくるような感じで、家がつぶれるかと思った」「水が出ないのが大変だったな」―。地域の住民たちがパソコンの画面に映る若者たちの質問に丁寧に答えていた。
例年より暑さが厳しかった7月下旬、むかわ町穂別博物館前のアースギャラリーで恐竜関連のグッズや地域の特産品などを持ち寄ったイベントが開催された。 主催したのは、穂別博物館に勤務する町内在住の若手女性3人でつくる団体「RAYOCHI(ラヨチ)」。アイヌ語で「虹」を意味し、「合併した鵡川と穂別、
2018年9月に発生した胆振東部地震から間もなく3年を迎えるに当たり、防災啓発とペット避難所の環境整備支援をするためのチャリティーイベントが15日、厚真町内で初めて開かれた。7月中旬、町内朝日に移転オープンしたペットホテル「Animal total care HAYA」のお披露目を兼ねており、愛犬
2018年9月に発生した胆振東部地震から間もなく3年を迎える。未曽有の自然災害に遭ったあの場所は―。そしてまちに根を張る人たちの思いは―。厚真、安平、むかわの被災3町の今をリポートする。 × × 「地元で被災された町民のご寄付、お見舞いもあったし、いろんな