13 海外展開に可能性 フジタコーポレーション 遠藤(えんどう) 大輔(だいすけ)社長 製造事業にも注力
- 2024年2月8日
―2023年を振り返って。 「新型コロナは5類に移行したが、決してコロナ前に戻ったというわけではない。当社もテークアウトできるファストフードは支持されているが、アルコールを提供する業態は厳しく、勝ち負けがはっきりとしている。ただ、ここ数年推し進めてきた製販一体型事業への構造転換は計画通りに
―2023年を振り返って。 「新型コロナは5類に移行したが、決してコロナ前に戻ったというわけではない。当社もテークアウトできるファストフードは支持されているが、アルコールを提供する業態は厳しく、勝ち負けがはっきりとしている。ただ、ここ数年推し進めてきた製販一体型事業への構造転換は計画通りに
―2023年を振り返って。 「まだ影響はあるが、脱コロナに転換した1年だった。主力のホテル事業と新千歳空港発着便の機内食事業はどちらも回復基調。売り上げは22年度比でホテルが20%増、機内食が120%増になった。特に機内食事業は国際線が復活し、現在5社5路線で再開されている。ホテルも、イン
―2023年を振り返って。 「売り上げはやや伸びたが、利益は少し低迷した。好調と不調の部門が分かれ、大きな赤字を出したプロジェクトや、価格転嫁がうまくいかなかったところが、利益を押し下げる要因になった。従来型のビジネスに依存し過ぎると、未来が開けないと実感している。また、人材確保の厳しさが
―2023年を振り返って。 「物流業としては厳しさが目立つ年だった。さまざまな要因があるが、新型コロナ禍から回復していた22年の荷動きが、昨年は反動減になったことが大きい。急激な円安や物価高もあり、苫小牧港全体で自動車や石炭など主要品目の貨物量が軒並み減った。当社としても、物価高やエネルギ
―2023年を振り返って。 「5月に新型コロナウイルスが『5類』に移行したことで、社会経済活動が緩やかに回復し、フェリーの旅客もコロナ前の19年比で約9割まで戻り、月によっては同じ水準だった。経済全般の状況が良ければ、今年はコロナ前に戻るのではないか。 一方、荷動きは全般的に若干減
―2023年を振り返って。創業50年の節目だった。 「激動の1年だった。今も続くロシアのウクライナ侵攻は、大きな影響を及ぼしている。欧州から輸入している摩擦材原材料の合成繊維は、陸上輸送から航空輸送になり費用は大きくかさんだ。インフレにより鋼材価格の高騰もある。価格転嫁しているが、厳しい状
―2023年を振り返って。 「当行は昨年末現在、預金等残高は5287億円で前年比14億円増、貸出金残高は2607億円で113億円増と悪くない内容だった。預金はコロナ禍対策の各給付金がなくなって伸び率が下がったが、貸出は不動産投資への資金などで好調。個人向けも住宅ローンの新商品提供など、てこ
―2023年を振り返って。 「半導体の供給が回復してきたことで、(自動車部品は)生産減につながるリスクがほぼ解消された。上半期(4~9月)は計画を上回り、売り上げ、営業利益ともに目標を達成できた。一方、10月以降は難しい状況になっている」 「22年度は過去最高の売上高142億400
―2023年を振り返って。 「新型コロナウイルス禍に伴う規制の緩和で、生産活動は徐々に戻ってきた。トレーラーやコンテナシャシーを生産するフルハーフ北海道は、フル生産しても追いつかないくらい忙しい。断熱パネルなどを手掛ける日経パネルシステム苫小牧工場も、食品関連の引き合いがあって好調。一方、
―2023年を振り返って。 「動きがどんどん加速した1年だった。ウイスキー専売業ベンチャーウイスキー(埼玉)の蒸留所着工は大きなインパクトがあり、ダイナックス(千歳)苫小牧工場のオフサイトPPA(電力販売契約)による太陽光発電設備の運用開始も一つのアピール材料になった。ここ数年で見ても比べ
―2023年を振り返って。操業開始から半世紀の記念すべき年だった。 「一つの大きな出来事。私自身、1999年に現場職員として着任してから計4回、約12年間にわたって勤めてきた縁深い製油所。所長として節目を迎えることができたのは、うれしいタイミングだった。 新型コロナウイルス情勢の変
―2023年を振り返って。 「紙の生産は新聞用紙も印刷用紙も右肩下がりが続いている。日本製紙連合会の統計でも23年10月時点で、全国の新聞用紙は前年比9%減。苫小牧工場も同様に1割ほど減っている。21年に生産を始めた段ボール原紙も、中国などアジア圏の景気減速の影響を受けて、振るわなかった。
―昨年を振り返って。 「屋台骨を支えてきた自動変速機(AT)の生産が限りなくゼロに近づく一方、ハイブリッド系の電動ユニットは徐々に増えた。2022年度は売上高1929億円で2年ぶりに増収に転じたが、23年度は当初の見立てよりも少し下がり気味に経過している。 新型コロナウイルスの5類