5 港の魅力 子どもたちへ 来て、見て、触れる機会を 女性みなと街づくり苫小牧 大西育子代表(76)
- 2023年6月12日
―苫小牧港を取り巻く環境や課題について。 「60年前に世界初の掘り込み式港湾として開港し、道内最大の物流港にした先人たちに感謝しているが、やはり他の自然の良港とは違って、多くの市民にとって港が身近な存在ではない。苫小牧は立地に恵まれているので、他の港のように誘致活動など必死にならずとも発展
―苫小牧港を取り巻く環境や課題について。 「60年前に世界初の掘り込み式港湾として開港し、道内最大の物流港にした先人たちに感謝しているが、やはり他の自然の良港とは違って、多くの市民にとって港が身近な存在ではない。苫小牧は立地に恵まれているので、他の港のように誘致活動など必死にならずとも発展
―苫小牧港を取り巻く環境や課題について。 「運送にかかる運賃の値上げが進まないことと人手不足の二つが課題。運賃は昔から同業の過当競争で安い状況が続く。人手の問題も、作業時間が長くてつらく、かつ給料が上がらない状況では、トラックドライバーや荷役をする港湾作業員、船員はなかなか集まらない。さら
―苫小牧港を取り巻く環境や課題について。 「RORO船(フェリー型貨物船)近代化船の発着はほぼ西港で、今後もRORO船やフェリーの増便、荷物の増加を期待している」 「一方、コンテナ船の動向は新型コロナウイルス禍の影響からか変わった。北海道に外国からの船が直接入らなくなっており、(国
―苫小牧港開港から60年。現状や課題は。 「苫小牧港は当初、工業港として期待されていたが、現在は道内貨物の半分以上を扱う物流港としての側面が大きい。2020年には(横浜港を抜き)全国3位の貨物量を誇るまでに至っている。国や道の産業発展、市民の生活を支える港となっているが、大きな課題としてト
―苫小牧港を取り巻く環境や課題について。 「苫東では医療機器工場(カネカ)、隣の千歳市は総投資額5兆円と言われるラピダスの半導体工場、米国のウイスキー工場と進出が相次いでいる。都市の壁を乗り越え、それぞれの港、空港という機能をどう高め合っていくか、検討や連携が求められる」 「苫小牧