(5)メンテナンスの重要性 天然の歯にはかなわない
- 2021年6月5日
5回にわたり掲載した本コラムの最終回は、歯のメンテナンスについてお伝えします。皆さんも人生に1度は、歯科治療の経験があるかと思います。小さなむし歯であれば白い詰め物、より大きなむし歯には金属などの詰め物やかぶせ物が、さらに進行したむし歯の場合には、歯の中の神経の処置、あるいは抜歯となってしまった方
5回にわたり掲載した本コラムの最終回は、歯のメンテナンスについてお伝えします。皆さんも人生に1度は、歯科治療の経験があるかと思います。小さなむし歯であれば白い詰め物、より大きなむし歯には金属などの詰め物やかぶせ物が、さらに進行したむし歯の場合には、歯の中の神経の処置、あるいは抜歯となってしまった方
むし歯は、酸によって歯の表面が溶かされて起こります。口の中に常にいる「口腔(こうくう)常在菌」により食べた物を原料に酸が作られて、歯の表面のカルシウムなどが溶け出す「脱灰」が生じます。しかし、脱灰しても唾液に含まれるカルシウムなどが再度歯の表面に取り込まれる「再石灰化」が起こるため、食事のたびに脱
平均寿命や健康寿命という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 平均寿命は生まれてから何年生きられるのかを表した数値、健康寿命は健康で自立した日常生活を送ることができる期間を表しています。日本人の平均寿命は、2016年の調査で男性80・98歳、女性87・14歳、健康寿命は男性72・14歳、女性74・7
突然ですが皆さんのお子さんは、ろうそくの火を吹き消すことができますか? 風船を膨らませることができますか? 縁日などでよく見掛ける笛のおもちゃの吹き戻しで遊ぶことができますか? もしできない場合は、口唇閉鎖不全症の可能性があります。 口唇閉鎖不全症は、口の周りの筋肉が十分に発達していなかっ
6月4日は、その語呂合わせから「むし歯予防の日」と言われており、日本歯科医師会は「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)に合わせ、5月下旬~6月上旬にかけて啓発活動を行っております。苫小牧歯科医師会も、かつては「歯の健康まつり」、近年では「歯っぴいフェスタ」と題し、フッ化物の塗布や歯科健診、小学生