5 いまだ戻れぬまちの再生願う 10年経過も避難続く 原発事故伝える伝承館 福島県双葉町
- 2021年3月15日
13日に福島県双葉町を初めて訪れた。東京電力福島第1原子力発電所の原発事故により、全町民が町外へ避難した同町。町内が帰還困難区域と避難指示解除準備区域に分けられ、2020年3月に一部の地域で避難指示が解除されたが、企業誘致や住宅整備などを進める「先行解除」で、住民の避難は続いている。 移動
13日に福島県双葉町を初めて訪れた。東京電力福島第1原子力発電所の原発事故により、全町民が町外へ避難した同町。町内が帰還困難区域と避難指示解除準備区域に分けられ、2020年3月に一部の地域で避難指示が解除されたが、企業誘致や住宅整備などを進める「先行解除」で、住民の避難は続いている。 移動
12日午前は宮城県名取市に入り、2011年、14年も訪れた閖上(ゆりあげ)地区を車で走行した。津波で住宅が流された地域は、約5メートルかさ上げされ、新しい住宅が並ぶ。かつて敷地内に入って取材した、津波被害を受けた閖上小学校は移転し、小中一貫校「閖上小中学校」になっていた。時の流れを感じた。
東日本大震災から10年を迎えた11日、宮城県石巻市を7年ぶりに訪れた。市町村別死者・行方不明者が3971人(総務省消防庁まとめ、3月1日時点)と最多だった同市。各所で市民が犠牲者を慰霊し、深い悲しみに包まれていた。 同市の沿岸部に位置し、津波で大半の建物が流された南浜地区は、石巻南浜津波復
10日午前、岩手県釜石市を出発し、同県宮古市へ向かった。2011年5月に苫小牧市社会福祉協議会の職員が、宮古市社協で支援活動する取材をして以来、約10年ぶりの訪問。当時は市街地を黒い津波が襲う写真を見て衝撃を受けたが、今はJR東日本と三陸鉄道が乗り入れる宮古駅周辺で住宅が再建されていた。
東日本大震災の発生から、あす11日で10年を迎える。更地を整備して復興が進んだまち、家族や知人を津波で失いながらも、懸命に生きる人たちの姿は―。2014年3月以来、7年ぶりに東北を訪れ、「被災地の今」を伝える。(室谷実) 9日午前、新千歳空港から飛行機で仙台空港に到着し、レンタカーで岩手県