(下)むかわ・竹中喜之町長 人口減が震災後に加速 復興と地方創生を融合
- 2019年9月4日
―この1年を振り返っての心境は。 「昨年の9月6日は忘れることのできない1日となった。全町民がかつてない震災を経験した。今もなお90世帯140人が仮設住宅に入居し、この1年で(町内から)300人を超える人口が流出し過疎化に拍車が掛かっている。鵡川―穂別間は車で移動に40分ほどかかる距離。テ
―この1年を振り返っての心境は。 「昨年の9月6日は忘れることのできない1日となった。全町民がかつてない震災を経験した。今もなお90世帯140人が仮設住宅に入居し、この1年で(町内から)300人を超える人口が流出し過疎化に拍車が掛かっている。鵡川―穂別間は車で移動に40分ほどかかる距離。テ
―胆振東部地震発生からこの1年を振り返っての心境は。 「通常の1年よりも何倍も濃密だった。道路は本格的な工事が進んでいるが、早来中学校に関してはまだ仮設校舎で勉強している状態。速やかに行わなければならないことと、長期間かけて行うものがある。まだ入り口の事業が多いが、長期避難指示区域で2、3
胆振東部地震発生から6日で1年を迎える。甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわ各町の町長にこの1年を振り返ってもらうとともに、復旧復興に向けた取り組みなどを聴いた。 ―震災から1年を前に現状をどう受け止めているか。 「早いようで大変な1年だった。発生当時の危機的状況から関係機関の協