13苫小牧市商店街振興組合連合会 秋山集一理事長(70) 価値観の変化に対応 商業者への影響深刻
- 2021年2月8日
苫小牧市内の商店街も軒並み、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けている。各商店会の運営や個店の経営を直撃しており、売り上げが急減。廃業する店も出ている。地域住民の笑顔の輪を広げてきた祭りや催しが相次いで中止になっており、市商店街振興組合連合会の秋山集一理事長は「コロナの影響は深刻」と訴える。
苫小牧市内の商店街も軒並み、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けている。各商店会の運営や個店の経営を直撃しており、売り上げが急減。廃業する店も出ている。地域住民の笑顔の輪を広げてきた祭りや催しが相次いで中止になっており、市商店街振興組合連合会の秋山集一理事長は「コロナの影響は深刻」と訴える。
新型コロナウイルス感染者が胆振管内で初めて確認されてから間もなく1年。苫小牧市社会福祉協議会の渡辺敏明会長は「そのうちによくなると思いながら結局1年」とため息をつきつつ、「すぐに収束するとは思えない。社協に求められる責任、役割をコロナに気を付けながら全うするしかない」と決意を新たにする。
新型コロナウイルス禍は、苫小牧市民の文化芸術活動も直撃した。文化芸術団体の多くが活動の自粛を余儀なくされ、昨秋の市民文化祭は予定していた行事の約半数が中止になった。市文化団体協議会(文団協)の会長で、市民文化祭実行委員長も務めた小林洋一さんは「時代に合わせた新たな創作活動が求められている」と話す。
苫小牧市の水道水と厚真町の酒米彗星(すいせい)を原料とする地酒「美苫」も、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている。飲食店を中心に需要が落ち込み、取扱店30店で在庫の消費が遅れた。新酒の醸造、発売も例年より3カ月ずれ込む見通し。苫小牧酒販協同組合美苫みのり会の平田幸彦部会長は「イベント中止の影
ホテルや旅館など宿泊施設も、新型コロナウイルス禍に苦しんできた。観光客や出張客らが宿泊する機会が減り、昨年2月から稼働率や売り上げが減少。苫小牧市内の10施設で構成する苫小牧ホテル旅館組合の佐藤聰組合長は「3~5月は50%以下になった」と語る。道や国の緊急事態宣言、それに伴う外出や往来の自粛、予約
新型コロナウイルス感染が苫小牧市内で初めて確認された昨年2月下旬、真っ先に中止の判断を迫られたイベントの一つが、毎年3月の第1日曜開催の「技能祭」だった。本来なら第40回の節目を迎えるはずだったが、主催する苫小牧地区技能士協会の福森希志雄会長は「感染を広げかねない。中止するしかなかった」と振り返る
新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、あらゆる場面で「対面」を避ける傾向にある昨今。苫小牧市の地域福祉の担い手、民生委員・児童委員たちも昨年2月以降、高齢者の見守り活動に苦心してきた。苫小牧市民生委員児童委員協議会の松村順子会長は「民児委員も地域の方も高齢者同士。早くワクチンを接種し、以前のよう
「コロナ禍の中だからこそ、今の生活をもう一度見直してみては」―。苫小牧消費者協会の山内幸子会長は、コロナ下の過ごし方をアドバイスする。より賢い消費者で在り続け、生活全般を守るための心構えの一つとして「もったいない精神を大事にしてほしい」と願う。 コロナ感染拡大による市民生活の影響に目を光ら
新型コロナウイルス感染拡大は、苫小牧市錦町、大町の繁華街の光景を一変させた。夜になると会社員らでにぎわった通りは閑散とし、居酒屋など各店の売り上げが激減。忘年会、新年会シーズンなどの書き入れ時も、3密(密閉、密集、密接)回避で団体利用がほぼなくなった。北海道料理飲食業生活衛生同業組合苫小牧中央支部
鮮魚取扱店を中心に43事業所で構成する、苫小牧魚菜買受人協同組合の石垣孝幸理事長は「コロナで本当に厳しいが商機はある。苫小牧を魚でもっとPRしたい」と語る。苫小牧は沖合で黒潮と親潮がぶつかり、海岸は変化が少ない砂浜という絶好の漁場で、年間100種類以上の魚介類が水揚げされる。 昨年は各店が
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、インバウンド(訪日外国人旅行者)をはじめとする道内への旅行客が急減した。イベントの開催や観光案内を通じ、地域の魅力を発信してきた苫小牧観光協会の市町峰行会長は「飲食業や宿泊業、タクシー業界などへの影響が大きかった」とこの1年を振り返る。 2020年は
「花を飾れば気分も明るくなる」―。苫小牧生花商組合の米田嘉慎組合長はアピールする。新型コロナウイルス感染拡大の影響が、生花店の売り上げダウンに直結する中、個人消費の掘り起こしに望みを懸ける。「コロナ時代の癒やしになれば。花が一本でも家にあると違う」と強調する。 苫小牧、白老、むかわの生花店
苫小牧市内のイベントや会議、冠婚葬祭などあらゆるシーンで重宝されてきた弁当や仕出し料理。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、そうした場面そのものがほぼ姿を消し、販売する企業は大きな痛手を被った。苫小牧弁当仕出協同組合の今田正義理事長は「コロナで組合活動もできなくなった。厳しい」と嘆きつつ「コロナに