(25) 対応に頭悩ませる企業 年末年始のあいさつ
- 2020年12月7日
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、年末年始の「あいさつ回り」をどうするか。頭を悩ませるビジネスマンらは多いようだ。例年通り対面であいさつするか、コロナ禍を理由に自粛するか、苫小牧市内の企業や団体の間でも判断が分かれる。感染対策を徹底した上で慣例に従うのが主流だが、一層の配慮などが求められ
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、年末年始の「あいさつ回り」をどうするか。頭を悩ませるビジネスマンらは多いようだ。例年通り対面であいさつするか、コロナ禍を理由に自粛するか、苫小牧市内の企業や団体の間でも判断が分かれる。感染対策を徹底した上で慣例に従うのが主流だが、一層の配慮などが求められ
新型コロナウイルスの流行は、演劇活動にも影響を及ぼしている。苫小牧市内の劇団も春先から公演の中止や延期を余儀なくされた。コロナ対策を徹底し、活動が再開しつつあった矢先、またも道内で感染が急拡大。各団体は不安や葛藤を抱えながら、表現方法などを模索する日々が続く。 市民劇団「群’73」は2月か
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は苫小牧市内でも経済団体などが主催するセミナーや講演会の中止が相次いだ。一定の人数が集まると、「密」になりがちなためだ。夏以降は、オンライン会議システムを活用するなどして再開が本格化しつつあったが「第3波」とも言われる状況に各団体は不安を抱え、試行錯誤しなが
来春卒業予定の高校生を対象にした採用活動が解禁されて1カ月が過ぎた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により1カ月遅れで始まったが、厳しい経済情勢を反映するように求人は減少。苫小牧市内では多くの生徒が卒業までに内定を得られる見通しだが、進学を希望する生徒が増えた学校も。それぞれコロナ禍の就職活動を手
地域福祉の担い手として住民個々の相談に応じ、生活に関わる諸課題の解決に当たる民生委員・児童委員。新型コロナウイルス禍の出口が見えない中、苫小牧市内の委員たちも難しい対応を迫られている。感染予防で引きこもる高齢者が増える一方、訪問面談の自粛など活動は制限されており、電話でコミュニケーションを取るなど
31日に迫った欧州発祥の伝統行事ハロウィーン。苫小牧市内でも仮装や飾り付けなどを楽しむ市民が年々増えているが、今年は新型コロナウイルスの影響を受けている。コロナ禍でイベントの一部が中止を余儀なくされる中、工夫を凝らした企画で商機を捉える動きも。感染防止を徹底させながら季節の催事を盛り上げる。
苫小牧市内の観光施設が新型コロナウイルス禍の打撃から立ち直りつつある。道の駅ウトナイ湖(植苗)、海の駅ぷらっとみなと市場(港町)の各施設は、地元客の下支えと観光客の回帰で、前年と比べて1~2割減まで回復。政府の観光支援事業「Go Toトラベル」キャンペーンなども追い風になり、コロナ対策をさらに徹底
新型コロナウイルス流行が、小学5年生の宿泊学習にも影響を与えている。苫小牧市内では宿泊先の受け入れ制限などに伴い、行き先の変更を余儀なくされたケースも。代わりに防災学習を取り入れ、校内に宿泊して防災知識を身に付けるなど趣向を凝らし、学びの場をつくっている。 苫小牧美園小学校(手塚敏校長)は
衆院議員の任期満了(来年10月21日)まで1年余りとなり、解散・総選挙の時期が注目される中、苫小牧市選挙管理委員会も準備を急ぐ。新型コロナウイルス流行下では初の選挙となる見通しで、従来にない配慮が求められるためだ。投票所の在り方をはじめ、投票受け付けや開票など一連の事務について他自治体とも情報交換
苫小牧市民が文化活動の成果を発表する一大文化イベント、市民文化祭も新型コロナウイルスの影響を受けている。作品展示やステージ発表など多彩な行事を毎年、秋から冬にかけて市内各所で展開しているが、今年は規模縮小や中止を余儀なくされた行事も多い。関係団体の中には独自に発表や交流の機会を設ける動きもあるなど
豊かな自然に囲まれた苫小牧市のウトナイ湖野生鳥獣保護センターも、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている。救護セミナーや自然観察会などの行事はすべて中止となり、関係者は「来場者との距離ができた」と肩を落とす。一方で市民とのつながりを保とうと、インターネット交流サイト(SNS)を活用するなど、新
新型コロナウイルスの流行で、苫小牧市内のホテルはバイキング形式の食事提供に頭を悩ませている。感染者数が拡大した当初は感染リスクの高さが指摘され、一斉休止を余儀なくされた食事スタイル。最近は利用者の要望を踏まえて再開に踏み切る施設と、代替策を継続する所とに対応が分かれている。いずれの施設も感染対策を
新型コロナウイルスの感染が苫小牧市内で初めて確認されてから半年が過ぎ、市にはこの間1100件以上の問い合わせが寄せられた。流行当初は感情的な苦情などが多く、個人情報のさらなる開示を求める声も殺到。時間がたつにつれてこうした声が減る一方、国や道、市の対策などへの意見、質問などが増えた。世情に合わせて
苫小牧市内の町内会や老人クラブによる高齢者の見守り活動が、新型コロナウイルス流行の影響を受けている。市内各地で定期的に開かれてきた「ふれあいサロン」の多くは密集を避けるため休止し、高齢者宅を訪問する安否確認活動も自粛傾向だ。関係者はコロナの感染リスクを軽減させながら、高齢者が孤立しないような地域活
苫小牧の夏の風物詩、とまこまい港まつり(実行委員会主催)。今年は7月31日~8月2日の日程で通算65回目が計画されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、中止を余儀なくされた。地元の祭りを盛り上げようと、それぞれの立場で参加を予定していた人たちは、複雑な思いで今夏を迎えている。 港ま
65歳以上の市民が生活機能の向上や地域社会活動への参加を通し、生きがいづくり、自己実現を目指す介護予防教室。新型コロナウイルスの感染拡大により、苫小牧市内の21教室は2月下旬から最長で6月中旬まで活動を休んだが、コロナ対策を徹底して活動を再開させた。市介護福祉課は「長期間の自粛で参加者の筋力や体力
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けていた、新千歳空港発着の国内線が回復基調だ。航空旅客は今月まで激減しているが、8月は主要各社の増便が目立つ。関係者は引き続き感染拡大防止策を徹底し緊急事態宣言が解除された6月以降、少しずつ回復する旅客需要を歓迎している。 同空港を運営する北海道エアポ
海上で人や物の輸送を担うフェリーも、新型コロナウイルスの感染防止に力を入れている。苫小牧港を発着するフェリー各社は、カウンターへのビニールシート設置や乗船手続き前の検温などが当たり前になった。旅行需要の低迷が続く中、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら利用者数をどう増やすか。試行錯誤が
オンライン申請がにわかに注目されている。インターネットの専用サイトなどで極力人を介さずに申し込みができるため、新型コロナウイルス感染予防の3密(密閉、密集、密接)の回避策として推奨されている。国の緊急経済対策で全国民に一律10万円が支給される「特別定額給付金」でも、郵送かオンラインの申請かを選べる
結婚を望む男女が出会い、距離を縮め、愛を深める機会を新型コロナウイルスが妨げている。苫小牧信用金庫の結婚相談所「Love Love Bridal(ラブラブブライダル=LLB)」は3~5月に業務の休止を余儀なくされた。今月、部分的に活動を再開させたが、「お見合い」の件数は激減。感染防止やソーシャルデ
多数の宿泊施設や飲食店を抱え、国内外の観光客を受け入れてきた千歳市支笏湖温泉地域。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出の自粛や諸外国の渡航制限が続き、観光客が大幅に減っている。国の緊急事態宣言解除後、観光客は少しずつ増えているが、「コロナ前」の水準には全く届いていない。関係者は戻り切らない観光地の
大人数のメンバーが直接会って会議室で話し合う―。企業や団体の活動として定着してきた習慣が、新型コロナウイルスの影響で変わりつつある。苫小牧青年会議所(JC)は2月から、オンライン会議システム「ズーム」を積極的に活用している。密閉、密集、密接の「3密」を避ける有効手段だが、運営には課題も。若き経済人
まちなかをごみ収集車が走り抜け、ごみ袋を収集員が手際よく回収する―。何気ない日常の風景だが、新型コロナウイルスへの警戒感が強まる中、特別な感慨を持つ市民も多いようだ。「コロナに気を付けて」「感謝です」―。そんなメッセージが収集員らに寄せられることが増えたという。引き続き感染対策の徹底が求められる中
新型コロナウイルスの感染が広がる中、政府の専門家会議が「新しい生活様式」の実践例として挙げた在宅勤務「テレワーク」。苫小牧市内の企業でも導入の動きが出始めている。中でもテレワークに向いているとみられるIT企業、I・TECソリューションズ(表町)は迅速に対応。時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を実