(9) 岩倉市長勇退、金澤市政始動 市民総活躍でまちづくり 苫小牧の新リーダー誕生
- 2024年12月27日
「これ以上、皆さまにご心配、ご迷惑をかけるわけにはいかない」―。11月5日、5期18年余りにわたって苫小牧の市政運営を担ってきた岩倉博文氏(74)が、体調不良を理由に任期途中で市長を辞職した。 ◇ 岩倉氏は昨年11月に出張先の韓国で倒れ、今年2月に公務復帰を果たしたが、その後も体
「これ以上、皆さまにご心配、ご迷惑をかけるわけにはいかない」―。11月5日、5期18年余りにわたって苫小牧の市政運営を担ってきた岩倉博文氏(74)が、体調不良を理由に任期途中で市長を辞職した。 ◇ 岩倉氏は昨年11月に出張先の韓国で倒れ、今年2月に公務復帰を果たしたが、その後も体
苫小牧市の中学校で今年度、部活動の地域移行が始まった。国のガイドラインに基づく取り組みで、教職員の負担を減らすほか、専門性の高い指導を提供する目的。2028年度までに完了させる計画で、「部活」が学校から切り離される「クラブ化」に向かっている。 ◇ 市教委が掲げる目標は、陸上や水泳
苫小牧市と千歳市にまたがる樽前山(1041メートル)の登山道「東山コース」の改修工事に伴い、胆振総合振興局は今年度、同コースへの立ち入り制限を初めて行った。近年の登山者は国内外から年3万~4万人に上る中、登山規制の判断はさまざまな反響を呼んだ。同振興局によると、改修工事は年内に完了する予定で、同山
6月4日、JR苫小牧駅前で廃虚化が進む旧商業施設「苫小牧駅前プラザエガオ」を巡って、苫小牧市と土地の一部を所有する不動産業・大東開発(苫小牧市若草町、三浦勇人社長)が、駅前再開発を協力して進めることで合意した。約10年間にわたって議論に折り合いがつかず、平行線をたどった「エガオ問題」が、解決に向か
2050年のカーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出ゼロ)実現に向け、苫小牧市やその周辺で今年も、先進的な事業が次々と立ち上がった。二酸化炭素(CO2)を分離、回収、貯留する技術CCSの事業化に向けた取り組みや、そのCCSに有効利用の「U」を加えたCCUS拠点化実証事業など、苫小牧で本格化す
大人に代わって家族の世話や介護、家事などを担う子ども「ヤングケアラー」を支える上での基本理念を定めた、苫小牧市ヤングケアラー支援条例が4月1日、施行された。本人の思いを大切にしつつも、過度な負担を負っている子どもを手助けするため、市の責務や関係機関の役割を明文化した。スタート1年目はシンポジウムの
白老町は今秋以降、北海道栄高校(白老町緑丘)の移転問題に揺れた。同校を運営する学校法人京都育英館(京都市、松尾英孝理事長)が今年9月、同じく同法人が運営する北洋大学キャンパス(苫小牧市錦西町)に、早ければ来年9月にも移転する方針を示した。同17日に松尾理事長らが町役場を訪れ、大塩英男町長らに方針を
昨年末に発覚した自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件。くしくも衆院選道9区(胆振・日高管内)がその「表舞台」となった。自民党道9区支部長だった堀井学元衆院議員が、2000万円超のキックバック(還流)を受け、有権者は批判の矛先を向けた。 ◇ 衆院議員だった堀井氏は今年1月、