苫小牧市保健センター看護師 両角憲枝 視力検査と眼圧検査
- 2025年1月21日
今回は健康診断で実施される視力検査と眼圧検査についてお話しします。 当センターでは左右片方ずつ視力を測定し、裸眼視力もしくは眼鏡やコンタクトレンズで矯正した矯正視力のどちらかで結果を出しています。 視力検査の数値が低下する場合、近視や乱視などの屈折異常や、白内障や緑内障といった目の
今回は健康診断で実施される視力検査と眼圧検査についてお話しします。 当センターでは左右片方ずつ視力を測定し、裸眼視力もしくは眼鏡やコンタクトレンズで矯正した矯正視力のどちらかで結果を出しています。 視力検査の数値が低下する場合、近視や乱視などの屈折異常や、白内障や緑内障といった目の
今回は胸部X線検査についてお話しします。X線検査ではX線という放射線を用いて身体の内部の様子を画像化し、その写真を観察して病気などを見つけることができます。身体を構成する骨や脂肪、水分などは組織によってX線の通り抜けやすさに差があり、通過したX線の量の違いを白黒の濃淡のある写真として写し出します。
今回は健康診断における聴力検査の必要性、聴力検査の内容について述べさせていただきます。聴力低下が発生すると円滑なコミュニケーションが図りにくくなりますので、耳の疾患や聴力低下の早期発見が大切になります。 聴力低下の原因は病気や年齢、騒音環境下での長時間活動などがあります。いったん聴力低下が
今回は心電図についてです。心臓の電気的活動を波形として記録する検査です。心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返し、体全体に血液を送る大変重要な臓器です。収縮と拡張を繰り返す時に微小な電気が心臓の筋肉から発生します。この電気信号を体の表面で感知して、波形として記録したものが心電図検査です。
今回は血液検査についてです。血液は体の隅々に栄養などを送り届けており、血液検査は糖や脂質の濃度、血液に含まれる細胞や酵素などを調べ、病気の原因や治療効果の確認などに使われます。健康診断では血液検査を行うことによって病気の早期発見・治療・生活習慣の見直しにつなげます。 血液検査で分かる病気と
今回は採血についてお話しします。通常の定期健康診断では、採血管3本分の採血をします。たくさん採っているように見えますが、全量10~15ミリリットル程度で大さじ1杯くらいの量ですので、それほど多くの血液を必要としないことが分かっていただけると思います。 採血そのものはすぐに終わりますが、採血
今回は尿検査についてです。健康診断の項目には必ずといっていいほど尿検査があります。それは尿中のたんぱくや糖などを調べ、さまざまな病気やその兆候を知ることができるからです。最も検査に適した尿は早朝第一尿の中間尿です。中間尿とは放尿の最初と最後の部分を捨て中間の部分を採取した尿で、尿道や陰部の雑菌の混
今回は問診と血圧測定についてです。ほとんどの健康診断に問診があります。問診は診察・面談する医師のために現在の健康状態を確認する、大切な健診項目です。そのため、できるだけ正確な情報を医師に伝える必要があります。ハスカッププラザでは、ご記載いただいた受診票を基に看護師が内容を確認し、その情報が医師の診
今回は健診の上手な受け方について書きます。健診を受けるに当たっては、相応の時間とお金がかかりますので、健診を有意義なものとするためには、まず健診案内に記載されている事項を熟読・厳守して健診に臨むようお願いします。事項が守られていない場合、予定されている検査が施行できないばかりでなく、特に血液検査で
今月から毎月1回、「ハスカッププラザ通信」を連載することになりました。ハスカッププラザは苫小牧市の指定管理を受けて市保健センター、市呼吸器内科クリニック、今年4月から市まちなか交流センター(通称ココトマ)を運営する一般財団法人です。 皆さまに最もなじみのある市保健センターは(1)健康増進事