ファン獲得へ、魅力発信⑪高田航太マネジャー
- 2023年12月21日
―マネジャーとして意識していること。 「会場に足を運んでくれる人、運べない人も含めチームを応援してくれる人に試合以外でも楽しんでもらえるよう、ユーチューブやSNSの企画を立てている。見てくれる人に良いものを届けたいので、アップする写真や動画についてもデザインの統一性など時間をかけ、一つ一つ
―マネジャーとして意識していること。 「会場に足を運んでくれる人、運べない人も含めチームを応援してくれる人に試合以外でも楽しんでもらえるよう、ユーチューブやSNSの企画を立てている。見てくれる人に良いものを届けたいので、アップする写真や動画についてもデザインの統一性など時間をかけ、一つ一つ
―新たなファンを引き出す取り組み。 「特に力を入れているのは女性のファンを増やすこと。メインターゲットは18歳から35歳くらいまでで、例えば選手の容姿やプライベートを発信して、選手を身近に感じてもらえるようなチームになったらいいと思っている。さらにそのチームには、実は日本代表がたくさんいて
―用具マネジャーの役割について。 「例えばスケートの刃を研いだり、ヘルメットのバイザーを着けたりする。選手が防具を選ぶ際には、けがをしないようなサイズや形をアドバイスする。防具はほぼ輸入物なので、日本人の体格に合うよう長さをカットしたり、防具を固定するマジックテープを短くしたりと選手の要望
―トレーナーとして意識していること。 「マッサージや針を使った体のケア、試合中の応急手当て、試合後の選手の通院に同行して話を聞き、状態を見ながらリハビリしたり―といった役割がある。シーズンを通して選手と向き合い続けることで、個々の特徴も見えてくるが、けがなどの症状に対して原因や問題を予測し
―トレーナーを目指したきっかけ。 「もともとトレーニングをすることが好きで、本を購入して勉強しながら取り組んでいた。現役を引退してから会社勤めをしていたが、自分のやりたかったことがトレーナー業だったので、挑戦しようと思った。現役時代、特に最後の3年くらいは入院したりと、けがに悩まされること
―レッドイーグルス北海道というチームについて。 「監督とコーチが選手を大事にしていて、それぞれの考え方や思いをくんでいる。一人一人が考え、行動する組織に必然となるような体制になっている。選手同士が相談し合ったり、監督、コーチに声を掛けるというように、コミュニケーションが取れていて、良い方向
―試合の来場者数増を目指して。 「1日の目標を1500人に定めている。今年は4月から保育、高齢者施設を訪問する地域貢献活動を行っているが、選手やスタッフが地域と直接的な接点を持つことでチームを知ってもらい、会場に来てもらおうという狙いもある。苫小牧開催では取り組みの成果もあり、平均来場者数
―地域のアイスホッケーを取り巻く環境と指導経験について。 「少子化を背景に小学校のチーム数が減少した。以前は各学校にリンクを造って練習する環境が当たり前だったが、温暖化などの影響で徐々になくなり『苫小牧のアイスホッケーに特化した環境』が縮小してきていると感じている。選手を引退してから、王子
―アイスホッケーの魅力について。 「ほかのスポーツにはない『スピード感』、選手がぶつかり合ったり、パックがフェンスに当たる『音』など迫力が随分違うと個人的には思っている。映像では伝わりにくい部分があるので、やはり実際にリンクに足を運んで見てもらうことで、実際の迫力を体感してもらえるというこ
―今シーズン、前半戦を振り返って。 「戦術的にさまざまなトライをしている中で、もう少し苦戦するかと思ったが、選手たちがうまく対応してくれて勝ちを重ねられている。まだまだ発展途上ではあるが、やろうとしているホッケーの大枠をある程度理解して取り組んできてくれたので、だいぶ形になってきたという印
アイスホッケーのアジアリーグで、ここまで首位争いを演じているレッドイーグルス北海道。荻野順二監督の指揮の下で、選手やチームを支えるコーチ、スタッフの横顔をのぞく。全11回。 ―クラブ化から3年目、チームの状況について。 「試合に関しては、実力が十分維持されていると思う。不安はないし