▶10 身近な魅力
- 2019年12月26日
久々に見た苫小牧の夜景はきれいだった。10月28日に市役所11階から眺めた。展望室がある12階の間違いではない。市議会が開かれる議場の真裏。折しも市議会はカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致をめぐる論戦の真っただ中。同僚のサポートを名目に議場に詰め、つかの間の休息を窓からの眺望に求めた。
久々に見た苫小牧の夜景はきれいだった。10月28日に市役所11階から眺めた。展望室がある12階の間違いではない。市議会が開かれる議場の真裏。折しも市議会はカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致をめぐる論戦の真っただ中。同僚のサポートを名目に議場に詰め、つかの間の休息を窓からの眺望に求めた。
元号が令和となった5月1日、10年以上勤務した苫小牧本社を離れ、厚真町に拠点を置く支局に異動になった。厚真、安平、むかわの3町を駆け回るようになっておよそ8カ月、新たな出会いもあり、ここにいなければ味わえなかった喜びや感動があった。地域ならではの温かみを感じた1年だった。 3町
11月22日、苫小牧市へのIR誘致活動を進める苫小牧統合型リゾート推進協議会の視察団に同行し、シンガポールのIR(カジノを含む統合型リゾート施設)、マリーナベイ・サンズを初めて訪れた。 5600億円を投じた200メートルの高層ビルが3棟並び、建物面積は東京ドーム約13個分(58万平方メート
道内各地で読み聞かせ活動を行う札幌市の松嶋珪子(けいこ)さんが今年7月、苫小牧市表町に、私設文庫「とまこまい宇宙船みみ」をオープンさせた。松嶋さんが所有する国内外の絵本や児童書約4000冊がずらりと並び、ゆったりとした空間で本を楽しむことができる。 松嶋さんの市内での活動は同文庫運営のほか
昨年8月に入社し、紙面レイアウトなどを担当する部署で業務を行っていたが、今年6月の異動で報道記者に。知識、経験共にゼロからのスタートとなったがこの約半年で市政、教育、事件、事故、まちの話題とあらゆる取材をさせてもらった。 振り返ると、8月に安平町で開催された復興応援お笑いライブの取材が印象
昨秋、環境担当記者となり、ウトナイ湖や勇払原野、北大苫小牧研究林を訪れ、現地を散策する機会が増えた。環境保全や学術研究に関わる人たちとの交流を通して、湖がたくさんの渡り鳥にとっての休息地、中継地であると知った。さらには湖周辺がヒグマやエゾシカなどの野生動物の通り道であることなども見えてきた。
JR日高線の約8割を占める鵡川―様似間(116キロ)で、バス転換を前提にJR北海道と日高管内の沿線7町が個別協議に入ることが決まり、大きな転換点を迎えた。2年前から7町や住民団体の会合が開かれるたびに何度も日高方面に出向いて、町長や町民の声を聞いてきた。 2年前の4月、7町は「JR日高線(
「中心市街地はなんとかならないの」―。統一地方選挙の出口調査やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)関連取材などで市民の声を集めていると、そんな言葉を複数人からぶつけられた。JR苫小牧駅南口前の旧エガオビルが2014年8月に閉鎖し、空きビル化して5年余りが過ぎた。苫小牧市は建物と土地の複雑だった権
「一部の若い世代の女性の間で、社会に出て働きたくないから、早く結婚して配偶者に養ってもらいたいという考えが広がっているようだ」 今年、取材相手からそんな話を聞くことが幾度もあった。最初は今年初め。10代後半の娘を持つ50代女性の取材中だった。この女性は娘から、「少しでも『条件のいい』男性と
胆振地方の海岸は、毎年8月中旬からサケ釣りのシーズンを迎える。釣り倶楽部面の記者である私は、例年海岸を巡り釣り人がサケを上げるシーンを取材してきたのだが、2~3年前から様子が変化してきた。サケが釣れていないのだ。 近年、伝えられる秋サケの資源減少は、漁業関係者のみならず釣り人をも直撃してい