⑫戻りつつある元の生活、順調な通園「楽しい」 コロナ収束後は旅行に
- 2020年9月14日
「きょうは楽しかった?」「うん!」―。苫小牧市緑町の主婦、森友香さん(36)は日課のように、自宅前で認定こども園のバスを出迎える。バスが到着し、ドアが開くと、長女の柚月(ゆずき)ちゃん(3)が笑顔で駆け下りる。友香さんに抱き付き、園の様子などを生き生きと報告。約2カ月遅れで始まった通園は順調で、友
「きょうは楽しかった?」「うん!」―。苫小牧市緑町の主婦、森友香さん(36)は日課のように、自宅前で認定こども園のバスを出迎える。バスが到着し、ドアが開くと、長女の柚月(ゆずき)ちゃん(3)が笑顔で駆け下りる。友香さんに抱き付き、園の様子などを生き生きと報告。約2カ月遅れで始まった通園は順調で、友
「静かになった。寂しいけど仕方がないね」。ライダーハウス・モーラップ樽前荘の管理人、吉川英二さん(69)はつぶやいた。例年であれば全国からライダーが集い、施設内もにぎわう夏の行楽シーズン。今年は新型コロナウイルス流行で宿泊者を限定して対応している。本道入りをためらう常連もおり、宿泊客は例年と比べて
「孫に会えない夏を迎えるのは人生で初めて」―。苫小牧市双葉町の青木憲隆さん(77)は、嫁いで横浜市に住んでいる次女の真希さん(47)と孫娘の花菜ちゃん(13)、葉月ちゃん(10)姉妹が訪ねてくるのが夏の大きな楽しみだった。今年は帰省がかなわず「新型コロナウイルスがなければ、孫と港まつりや(東京五輪
きょうは山の日。近年の登山ブームにコロナ禍が加わり、「密」になりにくい屋外環境のレジャーに注目が集まる。樽前山7合目ヒュッテの管理人で駐車場の管理などに携わる鈴木統(はじめ)さん(68)は「『どこにも行けないから山に来た』という人も多いのではないか。登山ならいいと思っているのかもしれない」と分析す
新型コロナウイルスの感染拡大により、活動の自粛が続く苫小牧市の第八区老人クラブ。例会も休止しており、会長の菅原雅夫さん(87)は「高齢者は感染すると重篤化するリスクも高い。再開の見通しは立たない」と困惑する。 同クラブは今年が創立60周年の節目。1月に実行委員会を立ち上げ、11月の記念式典
「こんにちは、聞こえますか」―。24日午後2時、苫小牧市内の拓勇東町内会で高校生役員たちによるオンライン会議が始まった。高校生役員は4人で、駒大苫小牧高校2年生の小島未久さん(16)と小山はるかさん(16)、同校1年生の斎藤圭馬さん(15)と、苫小牧東高校1年生の生駒翔太郎さん(15)。各自宅から
新型コロナウイルスの影響による臨時休校が明け、苫小牧市内の小中学校で通常授業が始まってから1カ月半が過ぎた。この春、苫小牧東小学校の6年生に進級した矢野柚依(ゆい)さん(11)=王子町在住=は「学校に毎日通えて、とてもうれしい」と顔をほころばせる。 両親と2歳の弟の4人暮らし。元来、読書や
「仕事も趣味も同じようなものなのでよかった」―。苫小牧市植苗の道の駅ウトナイ湖でパート勤務する佐藤恭子さん(39)。観光案内所をおおむね週4日担当している。徐々に客足が戻り始める中、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識しながら接客。戻りつつある日常にほっとしている。 コロナ禍で同駅は
「そろそろ仲間たちと会えるのがうれしい」。苫小牧市本幸町の能登智江子さん(83)は独り暮らし。新型コロナウイルスの感染拡大防止策で、道や国の緊急事態宣言、外出自粛、札幌や道外との往来自粛などが続いた間、友人らと会うのを控えていた。ほぼ全ての規制が解除され、「仲間と話し、笑うのが健康に一番だから」と
「まだ100%元の生活に戻ったわけではない」。苫小牧市宮の森町の主婦、岩崎梨奈さん(32)は気を抜かず、平穏な日常が完全に戻ることを願う。新型コロナウイルスの感染拡大で、2月から5月にかけて「巣ごもり」を心掛けた。夫の裕樹さん(32)、長男の力也ちゃん(3)、長女のおと花ちゃん(1)と4人暮らし。
苫小牧市澄川町の橋爪好伸さん(74)の生きがいはウオーキング。毎朝1万歩を目標に自宅周辺を7キロほど歩いてきた。新型コロナウイルスの感染が広がった2月から、ウオーキングも自宅内のステップマシンに切り替えた。「今は我慢の時」と言い聞かせる。 橋爪さんには目標がある。ウオーキングで地球1周分、
「感染症が拡大し、不安がある今こそ、子どもにとって親と居る時間が大切。何より安心を与えてあげられると思う」。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、苫小牧市内の各学校も臨時休校が続く中、苫小牧市明野新町の加藤香奈さん(35)は、一人娘の美唯(みゆい)さん(8)と過ごす時間を貴重に感じている。母子家庭で