被災3町長インタビュー下 むかわ町竹中喜之 町長 人口減少に歯止め 復興拠点整備事業が本格化
- 2024年9月12日
―胆振東部地震から6年。町はどう歩んできたか。 「大きな震災を経験してもう6年か、残された課題を考えた時のまだ6年かとさまざまな思いがある。震災からコロナ、気候変動、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)など社会変化への対応を考えないといけない。
―胆振東部地震から6年。町はどう歩んできたか。 「大きな震災を経験してもう6年か、残された課題を考えた時のまだ6年かとさまざまな思いがある。震災からコロナ、気候変動、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)など社会変化への対応を考えないといけない。
―胆振東部地震から6年。どのように感じているか。 「安平町としては、胆振東部地震の発生から5年目の昨年で大きな節目を迎えた。6年がたつが、地震を乗り越え、新しいまちづくりができている喜び、感謝の気持ちを持っている。当時、ボランティアなどで全国や道内から応援していただいた方と再会することもあ
―胆振東部地震から6年を迎えた今の心境は。 「これまでを振り返るとさまざまな出来事があり、被災者の皆さんも長い年月だったと思う。4年前の4期目挑戦の際、険しい道のりであっても誰一人取り残さない災害復旧を目指す、と宣言をした。今も気持ちは変わっていない。厚真町にとって最優先事項であり、これか
▽被害想定を町民と共有 北海道から東北の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝周辺で、津波リスクのある巨大な海溝型地震が発生した場合、むかわ町はどうなるか。市街地は太平洋からの津波に襲われ、自動車などが押し寄せる。波が引いた後は、多くのがれきが集積する―。このイメージを分かりやすく表現した動画を
▽震災未経験職員を研修で訓練 安平町は8月29日、小中一貫の義務教育学校「早来学園」の7年生(中学1年相当)が行った防災キャンプに、若手を中心とした職員25人を研修として参加させた。大災害が発生した際、2023年4月に開校した同学園を避難所として活用できるよう開設手順を確認するとともに、胆
▽教職員の被災地視察を継続 8月8日、厚真町で行われた地元小中高校の教職員向け防災学習研修会で、町桜丘の崩壊斜面をバスで訪れた参加者16人から、驚きの声が上がった。6年前の胆振東部地震の発生後の状況が分かり、土砂のむき出しになった山肌が被害の大きさを物語っていたからだ。 年月がたつ