「五輪」出発に大声援 予選敗退も内に闘志秘めて 下
- 2021年3月26日
■熱気の中「五輪」へ 第6回全日本選手権大会を制した王子イーグルから選抜された五輪出場選手は原信男、北沢正辰、平元光善、安保繁そして二瓶寅男の5人。しかし、このうち安保は兵役のために出場できずに涙をのみ、4人とコーチの西田信一氏がドイツへ向かうことになった。 二瓶氏が50年前の座談
■熱気の中「五輪」へ 第6回全日本選手権大会を制した王子イーグルから選抜された五輪出場選手は原信男、北沢正辰、平元光善、安保繁そして二瓶寅男の5人。しかし、このうち安保は兵役のために出場できずに涙をのみ、4人とコーチの西田信一氏がドイツへ向かうことになった。 二瓶氏が50年前の座談
■必勝への切り札 1934年完成の「戸巻ノート」に、別紙が挟まっている。グラフ用紙に記されたフォーメーション図解が3枚、ザラ紙に鉛筆書きのメモが2枚。このメモこそが、2年後にチームから4人の選手を五輪に出場させた戦術の内容だった。 メモの1枚に「戦法」が記されている。「王子には王子
苫小牧市立中央図書館に、王子イーグルスの昭和初期の指導・戦術書「Technic of Ice Hockey(アイスホッケーのテクニック)」が保存されていたのを、苫小牧の歴史や自然にまつわる出版を手掛ける一耕社が見つけた。チーム創設者の一人であった戸巻運吉氏の手作りのこのノートとその周辺から、イーグ