ウトナイ湖には何種類の昆虫がいるのだろうか。約40年前の調査報告書によると、3000種類を優に超える昆虫が記録されている。 春から夏にかけて、ウトナイ湖の観察路ではさまざまな昆虫に出合える。早春には目玉模様が鮮やかなクジャクチョウ、夏には緑や青の光沢が美しいシジミチョウの仲間が飛び、ホザキ
「まさかそんなことになっていたとは」―。JR苫小牧駅南口の旧商業施設「駅前プラザエガオ」をめぐる民事訴訟の一審判決が今年2月に出る直前、本紙1面で展開した訴訟の背景を伝える連載に、読者から続々とそんな感想が寄せられた。苫小牧市中心部の「まちの顔」の現状に対する市民の関心の高さをうかがわせたが、エガ
―昨年を振り返って。脱炭素社会実現へ二酸化炭素(CO2)を分離、回収、地中にためるCCSが改めて注目された。 「昨年は国がしっかりCCSを進めると、具体的に出してきた1年だった。苫小牧の実証試験でも『今後の法整備が必要』と課題を認識したが、政府に受け止めていただいた。2030年の社会実装に
搭乗開始を心待ちにする旅行者、映画やエンターテインメント施設を楽しむ家族連れ、しばしの別れを惜しむカップル―。空港のにぎわいを当たり前だと思っていた。そんな認識が今年、崩れた。乗降客の実績が右肩上がりだった新千歳空港に、新型コロナウイルス禍がもたらした航空旅客の激減という異常事態。行き交う人がまば
空が広くて、星が近い―。苫小牧で生活を始めて2年が過ぎた。実家のある埼玉は高い建物ばかりでせわしないが、苫小牧は空気が澄んでいて静か。「バスケットボールに打ち込むにはいい場所。自分にはこの町が合っている」と穏やかな表情でまちを眺める。 さいたま市出身。小学2年生からバスケットボールクラブに
菅義偉前首相が宣言した2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)実現に向け、苫小牧市内の動きが加速している。経済産業省の委託を受けた国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の各事業が次々と始動し、地球温暖化対策を推進するための最先端の実証試験も計画される中、官