2020年3月。誰にも会わないように家の近くの林を散歩していたら、白樺の枝に1羽の大きな茶色い鳥がとまっていた。ノスリというそうだ。ノスリは、キンと冷えた空気の中で、ただただ日差しを全身に受けてじっとしている。世界中がひっくり返って、誰もが得体のしれない感染症におびえて、手に入らないマスクを求めて
「クラスター(感染者集団)になるかも」―。8月2日午前の苫小牧市役所一室。日曜日にもかかわらず、緊張感に包まれていた。市内の企業・団体による新型コロナウイルス感染事例の相次ぐ公表を受け、市は対策本部会議を急きょ開いた。岩倉博文市長や2人の副市長、全部署の幹部が集まって対応を協議。感染者の居住地名は
―胆振東部地震発生から2年を迎えた今の復旧状況をどう受け止めているか。 「仮設住宅は入居期限が10月末と11月末に分かれているが、町内3地区で建てている地域優良賃貸住宅3棟6戸が今月末に完成すれば仮設住宅暮らしはすべて解消される見通し。ペットと同居可能な住宅についても、町営住宅や道から無償
―胆振東部地震発生から2年を迎えた今の復旧状況の受け止めは。 「住まいの再建、工事等を含め徐々にだが、復興に向けた姿が見え始めている。震災を受けた町ということを忘れられないよう、支援を頂いた皆さんへの感謝と合わせてその過程、取り組みも大切に発信していきたい。昨年7月に町の復興計画を策定し、
2018年9月に北海道全域を襲った胆振東部地震から6日で丸2年を迎えた。大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの3町の町長に復旧工事の進捗(しんちょく)状況や見通しなどを聞いた。 ―復旧、復興状況をどう受け止めているか。 「国や道、町が発注した復旧工事は順調に進んでおり、町民からも評
白老町は、民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業する来春以降の文化政策について、いかなる方針を考えているのか。行政や町議会は地域資源を活用した各事業や町内周遊など地元の魅力発信にどれだけ具体的に施策を実行していくのだろう。 白老町の「ひとまちしごと創生総合戦略」の中に、「多文化共生社会の実現」