苫小牧市中学生主張発表大会(3) 優秀賞 「やる気があれば」 光洋中学校2年 綿貫 里咲さん
- 2023年1月13日
私の学校では、生徒会役員を決めるときに、選挙を行っています。 立候補しなければ、役員になることはできません。生徒会活動には興味があるけれど、立候補する勇気がない。実はそんな人は、意外に多いのではないでしょうか? 私は今、生徒会長をしていますが、本当の私はとても人見知りです。周りの人
私の学校では、生徒会役員を決めるときに、選挙を行っています。 立候補しなければ、役員になることはできません。生徒会活動には興味があるけれど、立候補する勇気がない。実はそんな人は、意外に多いのではないでしょうか? 私は今、生徒会長をしていますが、本当の私はとても人見知りです。周りの人
―昨年を振り返って。脱炭素社会実現へ二酸化炭素(CO2)を分離、回収、地中にためるCCSが改めて注目された。 「昨年は国がしっかりCCSを進めると、具体的に出してきた1年だった。苫小牧の実証試験でも『今後の法整備が必要』と課題を認識したが、政府に受け止めていただいた。2030年の社会実装に
数年前まで、苫小牧市は通り道にすぎなかった。それが今ではコミュニティーFM局「FMとまこまい」のパーソナリティーとして同市の魅力的な人や場所を紹介するラジオ番組をつくるまでに。「長く住んでいる人には当たり前でも、外の人を感動させるものがどのまちにもある。苫小牧はそんな感動があちこちにある面白いまち
「絵を描くのは昔からずっと好きだった」と語る、はせちいの(本名・長谷千映子)さんの「似顔絵サロンちのちの」は、苫小牧市内外のイベントへ精力的に出店し、年間数百枚の似顔絵を手掛ける。コロナ禍に伴う自粛期間には、似顔絵作成サービスや育成事業を展開する企業に登録し、オンラインでも仕事を請け負うようになっ
夏の夜、空を見上げた。夜空を照らす月は、まるでスポットライトのようだった。「私の見ているこの月は、いったいどんな世界を見てきたのだろう」。その時私は、何気ない毎日がなんだか幸せで、いつも通りの日常が当たり前の平和だと思っていた。 小さな頃から戦争の歴史に興味があった。展示会があると欠かすこ
―22年の工場運営を振り返って。 「昨年4月、グループ会社の王子マテリア名寄工場(2021年12月閉鎖)から抄紙機1台を苫小牧工場へ移設し、段ボール原紙の生産量を増やしたことが一番の出来事。主力だった新聞用紙の需要が年々減少していく中、これだけで工場を維持するのは難しいという背景がある。現
成人の日(9日)を前にした8日、東胆振1市4町で20歳を祝う式典が行われ、各会場で華やかな振り袖や真新しいスーツに身を包んだ若者たちの姿が見られた。 小生がある町で晴れの式典に参加した女性にインタビューをした際のこと。「あれ、どこかで聞いたことがある名前だな」―。かつてよく取材に応じてくれ
「ねえ日南、あの子最近、うるさくない」 ある日、友達が聞いてきた。 「前までは仲良くしてきたけど、最近すごくうるさいし、うざいんだよね」 あの子のことをうるさいと思ったことはないし、大切な友達だ。しかし、止まらない友達への悪口に嫌気がさして、つい同意してしまった。自分で放った
―昨年を振り返って。 「大きな出来事が三つ。安全運転操業の維持で大事な定期補修工事を6~8月に行った。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、クラスター(感染者集団)を起こさずにやり遂げ、働き方改革にも挑戦し、業務時間約4000時間を削減。桜並木をはじめ『緑』に関する地道な活動が認められ、
苫小牧市柳町のシネコン・ディノスシネマズ苫小牧の支配人として、映画を見に来た人々の接客などに当たっています。 苫小牧出身で、苫小牧工業高校卒業後、市内の企業に就職しましたが、映画館で大勢の観客と見た「千と千尋の神隠し」に感動し、映画の仕事に携わりたくなり転職しました。市内の別の映画館で映写
私は前職の政府系金融機関に三十数年勤め、2015年3月にAIRDOに勤務することになりました。それは、北海道勤務初めて、航空業界初めて、単身赴任初めてという「初めて尽くし」の出発でした。ただし、北海道で勤務することも住むことも初めてでしたが、私のルーツは北海道にあると言ってもいい家系なのです。
最後の回は、1930年代に苫小牧で採集された約800点の昆虫の標本をご紹介します。苫小牧の昆虫標本は当館だけではなく、道内外の幾つかの博物館でも収蔵されていますが、その中でも最も古いものの一つです。 標本の価値を高めているのが、標本を刺している針に付いている紙のラベルです。ラベルはその昆虫
苫小牧市内の市場やスーパーは連日、年末年始の料理に使う食材を求め、買い出しに訪れる人らでにぎわいを見せている。 「味見して」「安くするよ」―。港町の海の駅ぷらっとみなと市場には29日、品定めする客に向けた店員の威勢の良い掛け声が響いていた。 市場内のカネコウ石垣水産では、定番のマグ
苫小牧市美術博物館の考古学の収蔵庫には、苫小牧市内にある311カ所の遺跡から出土した資料数万点が収蔵されています。土器や石器のほか、数ミリほどの小さい動物骨など多様で、そのすべてが数千年前の苫小牧にいた人々の暮らしを物語るものです。 今回の企画展の資料の中から、「学芸員お気に入りの資料」コ
「今回で最後になります」―。安平、むかわ両町では、小中学校計5校が来年3月で閉校となるため、学校行事の取材に足を運ぶたびにこの言葉を聞き、記事にすることが多かった。 安平町の早来地区では来年春、胆振東部地震で被災した早来中学校の再建に合わせて小中一貫の義務教育学校「早来学園」が開校。これに
任期満了に伴う苫小牧市長選が6月12日告示、同19日投開票で行われた。構図上は現職と新人による「一騎打ち」で、岩倉博文氏(72)が5選を果たした。どのくらいの市民が実感を持って、振り返ることができるだろうか。投票率は過去最低の33・99%。市民が初めて直面するような異例尽くしの選挙だった。
ちょっと変わった歴史資料を紹介します。 昔(50年くらい前まで)は、今と比べて公衆衛生がそれほど整備されていませんでした。また、牛馬やニワトリなどの家畜を飼育する家が多く、日常生活においてハエはとても身近な存在でした。 ハエ取り器「ハイトリック」は、生きたままハエを捕獲できるぜんま
国は2020年10月、50年までに温室効果ガスの排出ゼロ(カーボンニュートラル、CN)を目指すと宣言した。日本の物流を支える港湾・臨海部には二酸化炭素を大量に排出する製油所や発電所、鉄鋼、化学工業が多く立地し、苫小牧港も後背地に広大な工業団地を抱える。今年は港の脱炭素化を図るカーボンニュートラルポ
美術の分野からは、「エピソードのある資料」コーナーで展示中の作品を紹介します。この絵の直接のモチーフになっているのは、2019年に当館で開催した特別展「第一洋食店の100年と苫小牧」の際に歴史資料として製作したミートコロッケの食品サンプルです。その料理の写真は、展覧会の印刷物や看板などのメインビジ
苫小牧市美術博物館は1月15日まで、企画展「あみゅー大博覧会」を開催している。1985年に苫小牧市博物館として開館以来集めてきた約14万点の資料の中から美術、歴史、考古、自然史の各分野の学芸員えりすぐりの約100点を並べている。学芸員が5回にわたり、展示品などについて紹介する。
苫小牧市高丘の樽前山神社で25日、本殿の大しめ縄の付け替えが行われた。みこし同好会4団体のメンバーら約15人が参加し、来年は良い年に―と願いながら作業に取り組んだ。 苫小牧鳳凰睦など市内のみこし同好会は毎年、大しめ縄を製作し、歳末に交換している。樽前山神社が市矢代町から現在地に移転した19
ついに冬がやって来た。 私が働く穂別は「寒いけど雪は少ない」と聞いていたが、どうもそれは「豪雪地帯に比べれば」という意味だったらしい。週末にちょっと穂別を離れて戻ってくると、家の前の階段や玄関ポーチが雪に埋もれていて驚いた。意を決して雪に足を突っ込み、なんとか玄関までたどり着いたが、夜も遅
2月に行われた北京冬季五輪。アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は過去最高の6位の好成績を残した。スピードスケートの女子5000メートルでは、駒大苫小牧高出身の押切美沙紀選手(富士急)が8位に入賞し、氷都苫小牧を盛り上げた。 2014年ソチ、18年平昌に次いで3大会連続の五輪出場
「うちらは息でも止めればいいのかな」―。とある中小企業の関係者がこぼした言葉が心に残った。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出ゼロ)関連の取材で、想定とは真逆の意見に虚を突かれたこともあるが、端的に本質を捉えていると感じた。 CN最大の目的は地球温暖化対策。国は2050年の脱炭素
タクシーというのは行き先を伝えればたどり着いて当たり前。ほとんどの人がそう思うだろう。ところがアジアの大都市ではそうとはかぎらない。その一例をあげよう。 タイの首都、バンコクで観光客なら誰もが知っているカオサンというところに行こうとして流しのタクシーをつかまえた。 「カオサンロード、
今年6月、苫小牧樽前小学校は開校から100年を迎えた。市内全域から通学可能な苫小牧唯一の特認校で、「児童たちが家族のように仲が良く、地域から愛されている学校」と26代目の深松一宏校長は目を細める。今年は100周年を祝って、花火や記念式典などさまざまなイベントを繰り広げた。来年からは、校舎新築をはじ
苫小牧市糸井のパン・菓子製造三星(三浦実社長)でクリスマスケーキの製造が本格化している。19~24日に例年並みの1万2000個を作る予定で、工場内のベルトコンベヤーにはケーキが続々と流れ、従業員らがイチゴの飾り付けなどに追われている。 店頭販売、予約分の引き渡しは20~25日で、生クリーム
野生動物と人間の距離が近づいている―。そう思わせるような1年だった。苫小牧市内でエゾシカが頻繁に街に出没し、家の庭を荒らしたり、車とぶつかったりする事例が多発。郊外を中心にヒグマの目撃情報も例年以上に相次いだ。野生動物とのあつれきを避け、共生可能な方法は何か。行政の模索が続いた。 「今年も
苫小牧市がPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で、2026年3月に開設を目指す苫小牧市民ホール(仮称)。今年はその建設に向けた準備が進んだ1年だった。名称を苫小牧市民文化ホールとし、設計や建設、運営を担う特別目的会社「氷都とまこまいパートナーズ」と6月に事業契約を締結した。 市民文
白老町陣屋町の「仙台藩白老元陣屋」が10月、道とNPO法人北海道遺産協議会(札幌市)によって「北海道遺産」に選定された。町と町民による保存活用の活動が実を結び、まちを沸かせた。胆振管内の北海道遺産は、むかわ町穂別の古生物化石群などに続く5件目となった。 陣屋は江戸時代末期の北方警備の拠点。