水虫、足の爪トラブル 毎日のケアで予防
- 2024年7月9日
サンダルや素足の季節になると、気になるのが足のトラブルだ。適切なフットケアの方法や足のトラブル予防法を、ひかり在宅クリニック(横浜市)皮膚科の今井亜希子医師に聞いた。 ▽足を洗って水虫予防 汗をかきやすい時期に増える汗疱(かんぽう)は、手足の指や手のひら、足の裏などに水疱(すいほう
サンダルや素足の季節になると、気になるのが足のトラブルだ。適切なフットケアの方法や足のトラブル予防法を、ひかり在宅クリニック(横浜市)皮膚科の今井亜希子医師に聞いた。 ▽足を洗って水虫予防 汗をかきやすい時期に増える汗疱(かんぽう)は、手足の指や手のひら、足の裏などに水疱(すいほう
便秘や軟便の自覚症状がある人のうち、3人に1人が排便に慢性的な悩みを抱えているにもかかわらず、過半数が対策をしていなかったと、飲料メーカーの伊藤園(東京都渋谷区)が発表した。 同社は4月、便秘や軟便の自覚症状がある20~60代の男女500人を対象に、排便状態と対策に関する意識調査を実施。「
長期的に血圧を良好にコントロールするには、患者が主体的に治療へ参加することが有効な可能性があると、スペインの研究グループが発表した。 研究グループは、血圧コントロールが不十分(収縮期血圧が145mmHg超または拡張期血圧90mmHg超)な高血圧患者(平均年齢64.3歳)を、(1)かかりつけ
小腹がすいたときのおやつやサラダのトッピング、料理の隠し味に、クルミやカシューナッツなどの木の実類を使う機会が増えた。それに伴い、木の実類に対する食物アレルギーが子どもを中心に急増している。対応法を専門家に聞いた。 消費者庁が2020年に実施した全国調査によると、食物アレルギー約6000件
かむ、飲み込むなど口腔(こうくう)機能が低下した状態であるオーラルフレイルの人は、転倒リスクが高いことが分かったと、大阪公立大の研究グループが発表した。 研究グループは、健康サポートアプリを利用し、2020年と21年に行った調査に回答した7591人(平均年齢61.6歳)を対象に、口腔・身体
市販のミックス粉で作るパンケーキやお好み焼き、たこ焼きは、家庭で手軽に調理できて重宝するが、摂取後に全身性のアレルギー症状が表れるケースがある。ミックス粉に混入したダニが原因で「経口ダニアナフィラキシー」、通称「パンケーキ症候群」とも呼ばれる。症状や予防法を近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)小児科
体格指数(BMI)が30以上ある肥満者では、毎日の中強度の運動が死亡リスク低下に関連し、特に夜の時間帯に行うと効果的だったと、オーストラリアの研究グループが発表した。 研究グループは、2013~15年に身体活動量を測定した肥満の英国成人2万9836人(平均年齢62.2歳)のデータを解析。1
近年、発達障害の可能性を指摘される子どもが増え、全国の小中学校で8.8%、11人に1人程度とされる(2022年文部科学省調査)。その実態について、新百合ケ丘総合病院(川崎市)発達神経学センターの高橋孝雄センター長に聞いた。 ▽過剰な心配も 同センターには多くの親子が受診に訪れるが、
体格指数(BMI)が30以上の肥満を伴う妊婦では、米国医学研究所のガイドラインが推奨する体重増加量(5.0~9.1キログアム)を下回っても早産などのリスクは高まらなかったと、スウェーデンなどの国際共同研究グループが発表した。 妊娠中の体重増加量が少な過ぎると低出生体重児や早産のリスクが、多
慢性的な頭痛に悩まされている人は多いが、既婚者への実態調査から、頭痛が原因で夫婦間のコミュニケーションに対するずれが生じていることが分かったと、大正製薬(東京都豊島区)が発表した。 同社は3月、全国の20~60代の既婚者2000人(頭痛あり1000人、なし1000人)を対象に、「頭痛もちに
更年期の症状を「我慢すれば乗り切れる」と考えるのは一昔前のこと。「今は自分に合う治療を積極的に取り入れてコントロールしていく時代です」と愛知医科大学(愛知県長久手市)産婦人科の若槻明彦教授は話す。 ▽約8割が未受診 女性では閉経前後の各5年間を合わせた約10年間を更年期といい、ホッ
喫煙は関節リウマチ(RA)のリスクを高めるが、非喫煙者が少量の受動喫煙にさらされた場合でもリスクになることが分かったと、中国の研究グループが発表した。 研究グループは、1999~2018年に米国民健康・栄養調査に参加した非喫煙者1万4940人(平均年齢46・7歳、女性60・2%)を、血中コ
新型コロナウイルス感染症の流行中に米国とメキシコは国境を閉鎖したが、国境付近の都市では違法薬物の購入や使用を目的とした往来が続き、エイズウイルス(HIV)感染症が広がった可能性があると、両国の共同研究グループが発表した。 研究グループは、国境閉鎖中の2020年10月~21年10月に(1)米
世界各地で起きている気候変動の影響は身近なところにも及んでいる。乳幼児や妊婦、高齢者の身体的健康への影響が懸念される中、メンタルヘルス(心の健康)への影響について、東京大学大学院医学系研究科(東京都文京区)国際保健政策学の橋爪真弘教授に話を聞いた。 ▽災害後にうつ病に 猛暑による脱
パーキンソン病(PD)患者の腸内細菌のDNAを解析した結果、ビタミン●【b32a】、●【b32b】の生合成酵素に関わる細菌の遺伝子が減少し、補充療法が有効である可能性が示されたと、名古屋大大学院などの研究グループが発表した。 PDの発症に関与するタンパク質の異常な凝集は腸管から始まると考え
ゴーヤやアサガオなど、つるを伸ばす植物を窓の外で育てて暑さを和らげる「緑のカーテン」。花や実を楽しめ、癒やし効果も得られる。猛暑が予想される夏を前に、始めてみてはどうだろうか。 積水ハウス(大阪市)によると、すだれには日差しの熱の50~60%を遮る効果があるが、緑のカーテンの効果はさらに高
中高年期に砂糖や果糖などを含む甘味飲料を多く飲む人は、その後のうつ病リスクが高かったと、国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループが発表した。 研究グループは、2011~16年に生活習慣病に関する調査に参加した40~74歳の男女8万497人について、甘味飲料やコーヒーなどの摂取量を算
喉の炎症などを起こす溶連菌による極めて重い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(劇症型溶連菌感染症)」が増えている。内科・皮膚科のひまわり医院(東京都江戸川区)の伊藤大介院長に症状や予防策について聞いた。 ▽喉や皮膚に存在 溶連菌は健康な人でも、5~10%の割合で喉や皮膚に保菌している。
大腸内視鏡検査前に排便状況を確認する前処置について、人工知能(AI)で便の状態を判定するアプリを開発したと、国立がん研究センター東病院などの研究グループが発表した。 同検査を行う前には、下剤を服用して腸管内の便を出す必要がある。検査を受診できる便の状態かを患者が見極めるのは難しく、看護師が
日本脳卒中データバンク(JSDB)のデータを解析したところ、標準的な体重の人に比べ、低体重の人は脳卒中の経過が不良となるリスクが高かったと、国立循環器病研究センターなどの研究グループが発表した。 研究グループは、2006~20年にJSDBに登録され、入院した脳卒中患者(脳梗塞4万3668人
抹茶でのうがいが、歯周病の原因となる細菌「ポルフィロモナス・ジンジバリス」に殺菌作用を示すことが分かったと、国立感染症研究所などの研究グループが発表した。 歯周病菌は歯周組織の炎症や破壊を引き起こし、歯周炎の進行に関与する。研究グループは、2021年3月~22年2月に登録した慢性歯周炎患者
ドリップまたはインスタントコーヒーを1日1杯以上飲む人は、食べる速度にかかわらずメタボリックシンドローム(メタボ)のリスクが低かったと、京都府立医科大の研究グループが発表した。 早食いはメタボの一因となる。研究グループは、2013~17年に生活習慣病に関するアンケートに回答した京都府在住の
実際は聞こえていないのに不快な音がすると感じる「耳鳴り」。多くは難聴に伴う症状で、長く続けばうつ病や不眠症などの合併症が起きることもある。国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)聴覚障害研究室の神崎晶室長に症状や治療法について聞いた。 ▽カウンセリングで 耳鳴りが好発する年齢は
マウスの実験で、心身の活動を制御するホルモン「コルチコステロン」が激しい運動で乱され、体重が増加することが分かったと、筑波大などの研究グループが発表した。 ストレスホルモンとも呼ばれるコルチコステロンには、起床時に分泌が増え、就寝時には減る「概日リズム」があり、心身の活動をつかさどっている
裸眼視力1・0未満の子どもの割合が増えている。その多くが近視によるものだ。日本眼科医会は子どもの近視予防の啓発動画を制作して、学校や家庭でのデジタル端末の適正使用と屋外活動の重要性を訴えている。「特に大切なのは、就学前の低年齢で近視を発症させない点です」と東京都立広尾病院(東京都渋谷区)眼科の五十
意識障害の一種である「せん妄」が、高齢者の認知症や死亡のリスク上昇に関係する可能性があると、オーストラリアの研究グループが発表した。 研究グループは、2009年1月~14年12月に入院治療を受けた認知症がない65歳以上の患者のデータを分析。(1)せん妄の経験がある人(2)年齢や性、虚弱(フ
高齢者の認知機能や身体機能の衰えは、将来的な要介護リスクにつながる。衰えの予防や改善を目的に行うリハビリテーションに買い物を取り入れた試みが、効果を示したという。 研究グループの一人、雲南市立病院(島根県雲南市)地域ケア科の毛利直人医員は「買い物リハビリ開始前に比べて、要介護リスク者の割合
食事の質にかかわらず、オリーブ油の摂取量が多い人は認知症に関連する死亡リスクが低かったと、米国などの研究グループが発表した。 研究グループは、1990年に米国の大規模研究に参加した心血管疾患とがんのない9万2383人(平均年齢56・4歳、女性65・6%)を、オリーブ油の摂取回数や量で(1)
公営住宅や都市再生機構(UR都市機構)などの公的賃貸住宅に住む高齢者は、民間の賃貸住宅に住む人と比べて死亡リスクが低かったと、千葉大などの研究グループが発表した。 研究グループは、移動や食事などの日常生活動作が自立している高齢者4万4007人を2010年から19年まで追跡調査。性別、年齢、
どのような場合に「水虫」を疑って医療機関を受診することになるのでしょうか。 足指の間、足裏にかゆみが出た場合や、市販の塗り薬で効果がなく、逆に悪化した場合でしょうか。足の皮むけや水膨れが家族にうつらないか、心配になって受診されることも多い印象です。「かゆくもないが、家族に受診を勧められて」