(25) 対応に頭悩ませる企業 年末年始のあいさつ
- 2020年12月7日
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、年末年始の「あいさつ回り」をどうするか。頭を悩ませるビジネスマンらは多いようだ。例年通り対面であいさつするか、コロナ禍を理由に自粛するか、苫小牧市内の企業や団体の間でも判断が分かれる。感染対策を徹底した上で慣例に従うのが主流だが、一層の配慮などが求められ
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、年末年始の「あいさつ回り」をどうするか。頭を悩ませるビジネスマンらは多いようだ。例年通り対面であいさつするか、コロナ禍を理由に自粛するか、苫小牧市内の企業や団体の間でも判断が分かれる。感染対策を徹底した上で慣例に従うのが主流だが、一層の配慮などが求められ
政府の行為によつ(っ)て再び戦争の惨禍が起ることのないや(よ)うにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する―。 この一節を含む前文から日本国憲法は始まる。「最初は憲法と法律の違いも分からなかった」と頭をかく、苫小牧九条の会事務局長の佐々木功さん(75)。「
苫小牧市美術博物館は13日まで、中庭展示「世界には塵(ちり)ひとつない」を開催中だ。ほうきをモチーフにしたユニークな作品で、同館の細矢久人学芸員が解説する。 ◇ ◇ 当館の中庭展示スペースにおいて、その空間を活用した展示を紹介するシリーズ企画「中庭展示」。15回目となる今回は、
竹林の描かれたついたてから、半身を乗り出した勇壮な虎の姿。鋭い目つきでこちらをにらみつけるその姿は、リアルに再現された硬質な毛並みと相まって威風堂々とした迫力を醸し出している。 吉田傑の手掛けるダンボール作品の第1作目となる本作は、時の将軍足利義満が、一休にびょうぶ絵の虎が夜な夜なびょうぶ
オオワシは、翼を広げると2メートルを超す大型のワシです。くちばしが黄色く、尾が白いのでオジロワシと紛らわしいのですが、オオワシはくちばしが巨大で体全体が黒っぽいのと、成鳥は翼の一部が白いので、そこで見分けることができます。またオジロワシは1年中ウトナイ湖に生息し周辺で繁殖していますが、オオワシは1
苫小牧市美術博物館で企画展「紙とアート:吉田傑のダンボールといきもの」が開催されている。ダンボールを素材とした動物の造形作品とはく製を展示。同館の細矢久人学芸員が2回にわたって解説する。 ◇ ◇ 造形作家・吉田傑(1987~)は、ダンボールという身近な素材を「日常の象徴」として
今年の初夏、鵡川永安寺の石崎紀彦住職にお願いし、江戸時代の市川彦太夫という人物の墓石の銘文を記録する目的で拓本をとらせていただきました。市川彦太夫は19世紀初頭に開拓と北方警備のため北海道へやって来た八王子千人同心隊の移住隊士の一人です。 1800(寛政12)年、武蔵国多摩郡八王子(現在の
1800(寛政12)年にユウフツ(勇払)とシラヌカ(白糠)へ移住した八王子千人同心の蝦夷地での実態は関連資料が少なく、謎が多い。そうした中で、釧路市の無量山自然院大成寺で原半左衛門胤敦が奉納した鰐口(神社仏閣の正面につり下げられる鈴のような仏具)の発見は、千人同心の当時の活動の様子を知る手掛かりに
地区内に保育施設、小中学校、高校を抱える同町内会。苫小牧市清水町の開成中学校と清水小学校は、地域、保護者、学校の3者が一体となって子どもの教育に取り組むコミュニティースクールのモデル校に指定されている。 会員が交通安全の旗を持ち、子どもたちの登下校の時間に合わせた見守り活動を継続している。
1858(安政5)年3月、開拓と北方警備を目的として、石坂組同心組頭秋山喜左衛門の子息である幸太郎が蝦夷地移住願を出し、4~50人が志願して移住した。移住先は箱館(現・函館)近郊の地域(七重村、藤山郷)であり、千人同心の多くは七重村(現・渡島管内七飯町)で幕府が経営する七重村御薬園の周辺で、開墾や
苫小牧市役所に2009年に入庁し、今は協働・男女平等参画室の業務に携わっています。6月ごろに、性の多様性などを伝える市職員向けの漫画をタブレット端末で制作しました。 性のことで周囲の人を傷つけないように、まずは情報を知ってほしい。そうすることが、誰もが安心して暮らせる社会につながると思っているか
新型コロナウイルスの流行は、演劇活動にも影響を及ぼしている。苫小牧市内の劇団も春先から公演の中止や延期を余儀なくされた。コロナ対策を徹底し、活動が再開しつつあった矢先、またも道内で感染が急拡大。各団体は不安や葛藤を抱えながら、表現方法などを模索する日々が続く。 市民劇団「群’73」は2月か
苫小牧市美術博物館は企画展「八王子千人同心と蝦夷地」を開催中だ。歴史資料を基に八王子千人同心の蝦夷地での事跡を紹介するという内容で、12月13日まで。同館の佐藤麻莉学芸員が3回にわたって解説する。 ◇ ◇ 18世紀後半、蝦夷地には異国船が数多く接近し、さらにはロシアが南下政策を
苫小牧市内の中でも、山と森に囲まれた静かな町内で「自然を愛し、未来に残せる古里づくり」をスローガンの一つに掲げる。 町内会を代表する特徴的な取り組みは、毎年7月に行われるホタル鑑賞会。2000年秋ごろ、田中敏文さん(70)が始めたホタルの飼育がきっかけだ。田中さんが子どもの頃に見
団員約40人からなる苫小牧市民管弦楽団で団長を務めています。1981年の発足以来、毎年欠かさなかった定期演奏会は今年、40回目の節目でしたが、新型コロナウイルスの流行で中止になりました。そんな中、11月1日に市文化会館で開かれた音楽発表会に、弦楽器の団員12人で出演しました。私はビオラを弾きました
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は苫小牧市内でも経済団体などが主催するセミナーや講演会の中止が相次いだ。一定の人数が集まると、「密」になりがちなためだ。夏以降は、オンライン会議システムを活用するなどして再開が本格化しつつあったが「第3波」とも言われる状況に各団体は不安を抱え、試行錯誤しなが
「何よりも患者さんの思いが大切。同じ治療内容でも一人一人の希望をお聞きし、最善の歯科医療を提供するよう心掛けています」と話すのは若菜和美院長(72)。福岡県出身で北大歯学部への進学で来道して以降、同大学の医局や釧路管内白糠町の歯科医院に勤務。1992年に現在地で開業して以来、地域に密着した診療を続
「単身赴任から帰ってくると、ほっとしましたね」。竹浪隆志さん(69)は苫小牧への思いをそう語る。 1951(昭和26)年に渡島管内森町で生まれ、実家は野菜が主の畑作農家。小学生の頃から日曜・休日には収穫などの農作業を手伝い、中学入学後は毎朝、町内の商店に野菜などを配達してから登校する日々が
アイヌ民族は、雪をウパシと呼んだ。雪が降る―はアイヌ語で「ウパシ アシ」と言い、アシは、走るという意味。雪は天からアイヌのコタン(村)へ競争して遊びに来ると考えられていた。自然の中に神を見いだし、美しい響きで表現したアイヌの言葉は数々ある。ポロトの森の木々は葉を落とし、生き物たちも冬支度に急ぐ。白
「最近になって感染者が増えている。これからオンライン診療の希望は増えるかもしれない」―。とよた腎泌尿器科クリニック(苫小牧市元中野町)の豊田健一院長はそう予想する。無料通信アプリLINE(ライン)を使ったオンライン診療サービス「LINEドクター」の導入を準備中。新型コロナウイルス禍で外出を控える患
先月、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで「バックヤードツアー」を開催いたしました。これは、当センターで一般公開していない救護施設を案内するもので、実際の救護現場や保護された傷病鳥を間近に見てもらい、救護活動の理解を深めていただくことを目的としたものです。 私自身、このセンターでの勤務も14年
5日に苫小牧市立病院で、12日に王子総合病院でそれぞれ、医療従事者が新型コロナウイルスに感染したことが判明した(日付は道公表に基づく。王子は16日にも感染者)。幸いにも院内で感染が広がることはなく、通常通り入院や外来、救急診療を続けているが、関係者の緊張感は一気に高まった。 ◇
鵡川の市街地で明治の面影を残す建物と言えば、旧鵡川駅逓の布施旅館が有名でした。1910(明治43)年建築の木造2階建てでにぎやかだった頃の町の様子を伝えるシンボル的な存在として、住民に親しまれていました。しかし2018年の胆振東部地震で建物本体が傾き、そのままの状態で修理改築することは難しく、住民
自然豊かなすずらん町内会には、人を思いやる心を持った優しい住民が集まる。加入率95%を誇り、季節に合わせた花壇整備や清掃、子どもや高齢者の見守り活動などを一人ひとり自主的に行っている。 困りごとがあれば、隣近所総出で手助けする。「来る者は拒まず」の精神の持ち主が多く、引っ越してく
「基本的に道の要請に基づき判断するが、今のところ12から増やす動きはない」―。東胆振唯一の感染症指定医療機関、苫小牧市立病院の佐々木薫事務部長はそう説明する。同病院は現在1病棟46床を休止し、新型コロナウイルス感染症病床12床を確保している。道が道内全体の「ベッドコントロール」で患者の受け入れ先を
「検査を簡単に、安心して受けられることが大事」―。道内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、苫小牧市医師会の沖一郎会長は力を込める。2日にインフルエンザとの同時流行に備え、「苫小牧発熱検査センター」と「小児発熱検査センター」を開設。各センターの検査数は1日最大約40人の想定だが、早速30人をこな
4月1日、苫小牧市王子町に開設した私設文学館「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」の館長です。これまで月1回ペースで、詩の朗読会、コンサート、花の展示会など文化的な行事を開いてきました。市民の善意に支えられており、最近は宮沢賢治関連の書籍の寄贈も受けています。今後も、さまざまな取り組みを通して地域文化
来春卒業予定の高校生を対象にした採用活動が解禁されて1カ月が過ぎた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により1カ月遅れで始まったが、厳しい経済情勢を反映するように求人は減少。苫小牧市内では多くの生徒が卒業までに内定を得られる見通しだが、進学を希望する生徒が増えた学校も。それぞれコロナ禍の就職活動を手
「落ち葉を迷惑がる人もいるが、(酸素を出す)葉のおかげで息をしていられる。『ご苦労さま』と言わないと」。優しく語る大井正美さん(78)の森に対する愛着は深い。2007年に苫小牧市静川で開催された全国植樹祭の地「苫東・和みの森」で市民、企業、行政でつくる団体の会長として森づくりに励む。 高松
紅葉を楽しみに多くのお客さまがいらしていた支笏湖で、10月24日に樽前山・風不死岳・恵庭岳の初冠雪、11月5日に温泉街でも初雪を確認しました(支笏湖ビジターセンター観測)。初冠雪の日は雲が懸かっておりはっきりとは見えませんでしたが、翌25日には青空も少し顔を出し、園地の紅葉と合わせてきれいな景色を