1 JR日高線 鵡川―様似間の廃止決定 7町苦渋の決断 来春バス転換へ
- 2020年12月21日
高波被害で2015年1月から不通となっているJR日高線の鵡川―様似間(116キロ)が、21年4月1日付で廃止される。日高管内7町(日高町、平取町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町)が5年以上も議論を重ねた末の苦渋の決断として、復旧を断念した。1913年の開通から107年の歴史を持つ同線
高波被害で2015年1月から不通となっているJR日高線の鵡川―様似間(116キロ)が、21年4月1日付で廃止される。日高管内7町(日高町、平取町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町)が5年以上も議論を重ねた末の苦渋の決断として、復旧を断念した。1913年の開通から107年の歴史を持つ同線
洋服の仕立てや着物のリメークを手掛ける縫製作家として活動しています。東日本大震災の後、貴重品などを入れるポケットを取り付けたオリジナルの防災ベストを考案しました。 障害のある子どもとの暮らしからヒントを得て、体が不自由な人も使いやすい服やバッグも作っています。障害の有無や年齢にかかわらず、
(おわり)
新型コロナウイルス感染症の流行が止まらない。先行きの不透明さに加え、状況は目まぐるしく変化し、情報を追い切れている実感もない。学ぶことや扱う情報は膨大で、拭い切れぬ不安と焦りを抱えながら、毎日の取材をこなしている。それは今、誰もが多かれ少なかれ、同じような思いを抱いているのではないだろうか。
生まれ育った地域で、見守り活動を続ける苫小牧市出身の大川芳子さん(68)。コロナ禍においても、市民生委員児童委員として地域住民の体調に気を配る。「どれだけ役に立てているのか」と謙遜しながらも、周囲からは頼りにされる存在だ。市内沼ノ端中央地区の約160世帯を担当。約30世帯ある1人暮らしの高齢者も「
新型コロナウイルスに感染すると、重症化するリスクが高いとされる高齢者。苫小牧市内の町内会や老人クラブ、ふれあいサロンなどは活動を相次いで中止し、関係者は積み重ねてきた地域のつながりの希薄化を防ごうと奔走した。各高齢者施設のスタッフらは感染防止対策に追われるなど、緊張感の途切れない日々が続く一年だっ
ウトナイ湖の湖畔では、葉を落とした木々が肌寒そうに立ち並び、すっかり冬の景色に様変わり。この季節を迎え、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターでは、ある小鳥の問い合わせが頻繁になっています。それは、「シマエナガ」に関するものです。 シマエナガとは主に北海道に生息するエナガ(スズメ目エナガ科)の亜種
搭乗開始を心待ちにする旅行者、映画やエンターテインメント施設を楽しむ家族連れ、しばしの別れを惜しむカップル―。空港のにぎわいを当たり前だと思っていた。そんな認識が今年、崩れた。乗降客の実績が右肩上がりだった新千歳空港に、新型コロナウイルス禍がもたらした航空旅客の激減という異常事態。行き交う人がまば
市川彦太夫は、原半左衛門と共に第1陣の移住隊に参加した隊士の一人です。1801(享和元)年6月9日に、病人を内地へ護送するため一時帰国した後、7月17日に蝦夷地へ出発し、06(文化3)年正月9日に死去しています。 市川彦太夫の墓石はざらざらした岩肌むき出しの、自然の形をそのまま生かした砂岩
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、苫小牧市内で数多くのイベントが中止になった。とまこまい港まつりや樽前山神社例大祭、苫小牧漁港ホッキまつりなど季節を代表する行事をはじめ、町内会が主催する夏祭りなどの開催見送りも相次いだ。未曽有の感染症に振り回されているうち、季節の変化を楽しむ間もなく、
住民同士の仲の良さから「ご近所トラブル」もほとんど起きない町内会。集合住宅が少なく、町内会加入率も高い数字を誇る。一方、高齢者も多く住んでいるため、災害など緊急時の対策に余念が無い。 毎年行われる避難訓練には100人以上が参加するものの、体が不自由な住民も多い。町内会独自の「要支援者名簿」
苫小牧市内で新型コロナウイルスの感染者が出始めた2月末、感染拡大を防ごうと全小中学校が臨時休校に入った。当初は11日間の休校予定だったが、期間を延長して春休みを挟んだり、再開後も全国的に感染が拡大して再休校したり。学びやに子どもたちの声が戻ったのは6月だった。 かつてない事態に直面した子育
苫小牧南高校で卓球部女子の主将をしています。新型コロナウイルスの影響で今月中旬に出場予定だった団体戦の全道大会が来年に延期されました。最初はショックだったけど、大会があることに感謝しようとみんなで気持ちを切り替えて練習に励んでいます。女子部員は2年生5人と少ないですが、チームワークは抜群。大会で3
スタッフは、非常勤を含む歯科医師3人と歯科衛生士4人など計10人。要望を的確に治療に反映できるよう、患者と医療チームをつなぐ「トリートメントコーディネーター」を配置しているのが特徴だ。 麻生雅史理事長(38)がモットーに掲げているのは「地元の皆さんに貢献できる医療の提供」。分かりやすい説明
苫小牧市新富町に本店を構える「花のみずの」は市内で計6店舗を展開。入学シーズン、母の日、クリスマス、正月―など年中行事に合わせて店内を装飾し、色とりどりの花を販売している。「お客さんに季節をお知らせしていくことを大事にしている」と代表の水野早重さん(69)。花屋の道に進んで約50年になる。「花が好
アイヌ民族は身近にある植物を材料に用いて、さまざまな生活用具を作ってきました。アイヌ語でシキナと呼ばれるガマを材料としたござもその一つ。ガマ、スゲ、フトイなどの植物を材料にござを作ってきましたが、収蔵資料展「イコロ」の本コーナーでは、ガマを材料としたござに焦点を当てて展示しています。 アイ
「今思えば…」 徳田愛美容疑者(28)=死体遺棄容疑で逮捕=が暮らしていた苫小牧市北光町の住民も、心配に感じる場面に遭遇していた。 近所に住む50代の男性は、夜間に2、3時間ほど1人で外出する徳田容疑者の姿を何度も見掛けていた。男性は「服装からして、仕事に行っているよ
2020年度税に関する絵はがきコンクール(苫小牧地方法人会女性部主催)の入賞作品を紹介する。
子ども思いのお母さんという評判の陰で、徳田愛美容疑者(28)=死体遺棄容疑で逮捕=の生活は破綻寸前に追い込まれていた。 苫小牧市内在住の男性は修繕のため昨年11月、徳田容疑者の部屋を訪れ、言葉を失った。床一面に足の踏み場がないほどごみや生活用品、食べ残した料理が散乱していた。台所にも物があ
支笏湖美笛地区の奥深い山中に、アイヌの人たちが使った「シラッチセ」が残されています。 シラッチセはアイヌ語の「シラル(岩)」、「チセ(家)」で岩屋や岩陰を意味します。狩猟に伴う野営地で、儀礼の神聖な空間でもありました。 美笛地区のシラッチセは、美笛川支流の右岸に沿ってびょうぶのよう
オーストラリア在住の小河さんには、2人の子どもがいる。小学1年生の息子、野之助君(7)と幼稚園の3歳児クラスに通う娘、こがねちゃん(4)だ。今のメルボルン中心部は登校や登園が再開されているが、野之助君が通う学校では3月下旬~10月中旬の多くが遠隔授業になった。 野之助君は、学校にあるタブレ
死んだ子どもがうちにいます―。 師走を前にした11月30日、運転免許の更新手続きで混み合う苫小牧署を母親に付き添われて訪れた若い女性は、神妙な面持ちで署員にこう切り出した。 捜査員は、女性が暮らす苫小牧市北光町のアパートに急行した。1階にある居室は生活用品やごみであふれていた。乱雑
苫小牧市のNPO法人「樽前arty+(アーティ・プラス)」のメンバーで、オーストラリア在住の小河(おごう)けいさん(44)が、同法人のブログで、コロナ禍の現地での生活を伝えている。まちの人々の暮らしや幼児・学校教育の様子が分かり、電話取材で聞いた小河さんの話を交えながら内容を紹介する。 (高
「団結力の強い町内会」を目指し、東開町総合福祉会館を拠点に活動している。会館には当番制で管理人が常駐。法事やサークル、会議などに活用され、非会員でも低価格で使用できることから、地域の中心的な施設となっている。 2010年に自主防災組織を立ち上げ、11年には会館の敷地内に防災コンテナを設置し
苫小牧市住吉2のコミュニティーサロン「ハマ遊の友」でスタッフをしています。常連さんや時々訪れるそれ以外の方々と、いろいろお話できるのが楽しいですね。二胡の演奏や朗読会などの催しを開いており、もっと利用者が多くなればいいと思います。 地域では1人暮らしの方も多くなっています。寂しく感じる人が