ライスワークではなくてライフワーク(11) 青谷(あおや) 尚人(なおと)
- 2025年1月18日
前回は、補助金を獲得し、苫小牧市内小中学校の給食のホタテシチューの食材として、ホタテを寄贈したことをお伝えしました。 4年前、私が海の駅ぷらっと港市場事務局に勤務した時は、このような社会貢献ができるとは思ってもいませんでした。この市場の信用を上げ、少しでも多くのお客さまにご利用いただきたい
前回は、補助金を獲得し、苫小牧市内小中学校の給食のホタテシチューの食材として、ホタテを寄贈したことをお伝えしました。 4年前、私が海の駅ぷらっと港市場事務局に勤務した時は、このような社会貢献ができるとは思ってもいませんでした。この市場の信用を上げ、少しでも多くのお客さまにご利用いただきたい
今冬が始まる頃、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターに、黒と白のツートンカラーが特徴的な、カササギ(スズメ目カラス科)が搬入されました。 カササギといえば、苫小牧市にお住まいの方は、もうおなじみの野鳥かもしれませんが、実は、北海道はもとより、もともと日本に生息していなかった野鳥です。 カ
―2024年を振り返って。 「グループ全体としては、部門によって強弱はあるが、おおむね悪くはなかった。良かった、という表現ではない。例えば、自動車の半導体(供給不足)も持ち直してきたが、先行き不透明という部分がある」 「(主にアルミニウム製品の設計、見積もり、加工、組み立てなどの
平成元年の社会は、消費税導入とリクルート事件で揺れた。この出来事は庶民と政財界の「カネ」に対する感覚がいかにかけ離れているかを知らしめるとともに、国民の政治不信を根深いものにした。 ■消費税導入 人々は4月1日から消費材やサービスに3%の消費税がかかるというので、豆腐や納豆、50円、
2024年の「今年の漢字」は「金」でしたが、23年は「税」だったので2年続けてお金に関する漢字が選ばれています。調べたところ「今年の漢字」は1995年から始まっていて、「金」は5回も選ばれており最多でした。全てオリンピックの年で、最初は女子マラソンの高橋尚子選手がシドニーで金メダルを獲得した200
苫小牧市で20日から、高校アイスホッケーの頂点を決めるインターハイが開幕する。多くのアジアリーガーも踏んだ大舞台には、全国から28校の強豪が集結。将来の日本代表を担う選手たちによる白熱した戦いを展開する。 東胆振地区からは私立高で4連覇を狙う駒大苫小牧、ハードワークを武器に優勝を目指す北海
昭和は「激動の時代」と形容される。ならば平成は「変容の時代」か。昭和が培ってきた政治、経済、社会、生活が大きく変わり、グローバル化、ネット社会、少子高齢化という新たな情勢の中で、地方は街づくりに苦悩した。わが郷土はその時代をどう生き抜いてきたのか。創刊75周年を迎えた苫民紙面を中心に平成の30年間
―昨年を振り返って。 「生産台数的には全体で200万台レベルを維持した。(トヨタ自動車が)グローバルに展開する車両の5台に1台ぐらい、われわれのユニットが乗っている車を供給できた。(2月に)事業を支えてきた6速AT(自動変速機)をシャットダウンし、3月に新製品(ハイブリッド=HV=トランス
2022年にベトナムの都市ホーチミンを訪れた時のこと。道路は、車やバイクで昼夜問わず大渋滞です。ドライバーは20~40代が9割以上。若者が多く、さらに人口増加を遂げて経済活動が活発化している社会を初めて体感しました。 スーパマーケットや百貨店、レストランは日本と変わらぬ品ぞろえと価格。観光
私たちの住む苫小牧やその近郊には、海浜から高山まで多彩で豊かな自然が広がっている。草原も森林も火山も、また川も湿原も湖沼もあり、その多様な環境の中に多くの動植物が息づいている。郷土を拓(ひら)いた先人たちは、その自然に助けられ、時には脅かされながら、歴史を紡いできた。今シリーズでは郷土を形づくる山
いまさらと言わないでほしい。映画「ドライブ・マイ・カー」を見た。濱口竜介監督2021年公開。村上春樹の短編小説を原作に描くヒューマンドラマ。妻との記憶が刻まれた車。聴けなかった秘密。孤独な二人がたどり着く場所。 いいものを見た。大事件が次々と発生するが静かに時が進んでいく。わたしなどは大し
年末の大掃除をしていた時のこと、引き出しの奥から、いつのものとも分からないおみくじが出てきた。初詣に行き、おみくじ結び所にくくり付けてくるのを忘れて持ち帰ったのだろう。 初詣に行く行かないにかかわらず、年が明けると毎年「今年はこんな年にしよう」「今年こそはこれをやってみよう」と今年の抱負を
市政に「市民の生の声が届いていない」との現状に奮起し、昨年12月の苫小牧市長選挙への挑戦を考えた。しかし、組織づくりが進まず、準備不足もあって出馬を断念。今後は「人をつなげる活動に取り組みたい」と話し、できる範囲で地域社会に貢献しようと考えている。 子どもの頃は「何に対しても一直線だった」
―昨年を振り返って。 「6月に着任し、4年に1度のメジャーSDM(シャットダウンメンテナンス=大規模定期補修工事)が始まるタイミングで、印象に残った。前回(2020年)は新型コロナで工事量を抑え、(一部)工事を先延ばしした影響で、今回は大規模で期間も長くなったが、多くの方の協力で無事、工
支笏湖温泉から車で20分ほど札幌方面に走り、道道78号線に入るとオコタンペ湖展望台があり、木々の隙間からオコタンペ湖をのぞき見ることができます。 名前の由来はアイヌ語で、その昔この湖を水源とするオコタンぺ川が支笏湖に注ぐ辺りに温泉がありアイヌの人たちがアメマス漁を営む小さな村があった&rd
新しい年がスタートした。毎年のことだが、年末年始は中央競馬(JRA)、地方競馬(NAR)ともビッグレースが目白押しで、ファンにはたまらない時期。有馬記念、東京大賞典、金杯など大きなレースばかりではなく、一般レースで注目すべきレースもあり、話題にしたい馬もいる。昨年12月29日の高知競馬第1Rでデビ
―昨年を振り返って。 「紙生産の縮小傾向は変わらない中、昨年は工場関連で発表3件があった。2月のN2号マシン設備停止、5月の純国産e―メタン(合成メタン)製造の共同検討開始、9月の9号マシン設備停止(3月予定)。今後の方向を含めて積極的に考える年になった。(利益につながる事業)ポートフォリ
明けましておめでとうございます。 今年も元気で過ごせますようにと祈り新年を迎えた。サロン、ハマ遊の友で私は70代、80代の方々に「高齢ですからね、どこで人生がストップするか分からないから、今、できることやれることは元気なうちに楽しまなきゃあね、タイムリミットがあるからね」と言う。その年代の
昨年11月、厚真町総合福祉センターで行われた歌手加藤登紀子さんのコンサートを取材した。約2時間、「百万本のバラ」や「時には昔の話を」などの名曲を披露した。80代となった加藤さんの歌声には、人生の労苦や美しい情景をつづった歌詞がさらに味わい深く感じられ、心の中に響いた。 加藤さんは夫との獄中
天気予報は年中無休で情報をお届けする必要がある、大きなくくりでの社会インフラと言ってもいいものであるかと思うのですが、その裏には、情報を届ける人の存在が不可欠です。その一翼を担うようになってから、早くも10年目の年末年始を迎えることになりました。ある年は、大みそかから元日に日付をまたぐ瞬間を職場で
葉をすっかり落としたウトナイ湖の森を、身を切るような冷たい風が吹き抜けます。長時間屋外にいるのはつらいですが、落葉で見通しが利くようになったおかげで、森にすむ野鳥を見つけやすい季節です。ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどたくさんの野鳥が寒風に耐えながら生きている様子を観察できます。
大みそかを迎えた31日、苫小牧市や近郊のそば店では未明から早朝にかけて、職人たちが年越しそばの準備に追われた。 安平町東早来のそば哲本店(松平正郎店長)では午前5時ごろから、職人3人が約800食分の手打ち作業を行った。 上川管内幌加内と富良野産のソバを自家製粉し、職人らが体重を乗せ
2024年も残すところ一日余りとなった30日、苫小牧市内の市場やスーパーなどの商業施設は、年末年始向けの食料品を買い求める客でにぎわっている。 港町の商業施設・海の駅ぷらっとみなと市場は朝から、市内外からの買い物客でごった返し、高級な魚介類や青果などを買い求める姿が広がった。 この
穂別についに冬が来た。 12月半ばには2日連続で氷点下20度を下回る日があり、全国ニュースにも「むかわ町穂別」という名前が出たそうだ。「内地の親戚から”大丈夫なの?”と連絡が来たよ」と患者さんが教えてくれた。 面白いのは、そんな話をするとき、多くの人がニコニ
衆議院の解散により急転直下で行われた10月下旬の総選挙、自身の体調不良を理由に退任した岩倉博文前苫小牧市長の後任を決める今月上旬の市長選―。苫小牧では、寒さが厳しくなり始めた秋から師走にかけて当初予定していなかった異例の選挙が相次いだ。 それぞれの選挙戦で候補者を担当する機会に恵まれ、イン
苫小牧市高丘の樽前山神社の本殿横に28日、2025年のえと、巳(み)がデザインされた巨大絵馬がお目見えした。早速、参拝者らが手を合わせたり、写真を撮ったりする光景が広がっていた。 毎年、地元企業の共同出資で奉納され、双葉町のデザイン製作会社アートスタジオNON(梶川弘樹社長)が約30年間、
「これ以上、皆さまにご心配、ご迷惑をかけるわけにはいかない」―。11月5日、5期18年余りにわたって苫小牧の市政運営を担ってきた岩倉博文氏(74)が、体調不良を理由に任期途中で市長を辞職した。 ◇ 岩倉氏は昨年11月に出張先の韓国で倒れ、今年2月に公務復帰を果たしたが、その後も体
有馬記念も終わり、2024年も残すところ4日となった。JRA中央競馬は28日が今年最後の開催で、1年の合計数値などで争われる各種ランキングもほぼ様相は固まってきた。馬産地にとって最も気になる種牡馬の順位を振り返ってみる。 「競馬はブラッドスポーツ」。競馬に興味を持った人なら、こんな言葉を聞
フィリピンで仕事場を探そうとしていたおりのこと。 首都マニラの居酒屋で、私の知人から四十年配のフィリピーナを紹介される。サウジアラビアへの出稼ぎから帰国したばかりだという彼女は、マニラの郊外に手頃な新築の物件を所有しており、借り手を探していた。 数日後の夕方、その女性を訪ねて、賃貸
むかわ町の特産で町魚でもあるシシャモの漁が2年連続で休漁となった。鵡川、苫小牧、ひだか各漁業協同組合で構成する、えりも以西海域ししゃも漁業振興協議会が「資源回復が必要」と苦渋の決断をした。地域ブランド「鵡川ししゃも」を販売する水産物加工店を訪れる人が減るなど、町内では影響が深刻化している。