2022年にベトナムの都市ホーチミンを訪れた時のこと。道路は、車やバイクで昼夜問わず大渋滞です。ドライバーは20~40代が9割以上。若者が多く、さらに人口増加を遂げて経済活動が活発化している社会を初めて体感しました。
スーパマーケットや百貨店、レストランは日本と変わらぬ品ぞろえと価格。観光地に赴けばアジア圏よりも西欧圏が多く占めておりました。タンディン教会や市民劇場をはじめとする歴史的建造物を見学し、フランス統治下の遺産や独立、そして現在の経済発展の流れを一日で理解できました。
国際青年会議所(JCI)アジア太平洋開発協議会への出向だったため、会議、懇親会、ビジネスマッチングを通じ、JCIベトナムメンバー、現地のビジネス交流組織(BNI)、商工会議所のほか、アジア中のJCIメンバーと意見交換し、貴重な学びを得たと同時に日本の立ち位置を改めて感じました。
3日間のベトナム滞在後、タイ、バンコクへ移動。JCIタイの会頭、国際事業担当副会頭と接見しました。JCIタイは少人数でありながら女性メンバーを中心にとても活気のある組織であり、青少年育成事業や国際青年会議所と協働した地方地域のインフラ整備推進事業を進めるなど、まさに国の発展に大きく寄与しております。
JCIタイ創立70周年記念式典に合わせたアジア全体を巻き込んだビジネスマッチングの招待を受け、私は日本の担当者としてその翌年2月に70人の日本青年会議所のメンバーを引き連れ、日本の各地域に点在する魅力あるコンテンツを世界に発信するためバンコクへ再渡航したのでした。
(蒲原水産社長・白老)