ライスワークではなくてライフワーク(11) 青谷(あおや) 尚人(なおと)

ライスワークではなくてライフワーク(11) 青谷(あおや) 尚人(なおと)

 前回は、補助金を獲得し、苫小牧市内小中学校の給食のホタテシチューの食材として、ホタテを寄贈したことをお伝えしました。

   4年前、私が海の駅ぷらっと港市場事務局に勤務した時は、このような社会貢献ができるとは思ってもいませんでした。この市場の信用を上げ、少しでも多くのお客さまにご利用いただきたいと行動してきたことが、結び付きました。もちろん私だけの努力ではなく、各組合員さんが一丸となった努力のたまものでもあります。私は大きな達成感を覚え、毎日が楽しく、仕事というものはこうあるべきだと感じました。「仕事は食べていくためにあるのではなく、人間が生きていくために必要なもの」であると…。

   皆さまのお仕事も、必ず何らかの社会貢献につながっているはずです。それぞれが貢献していて、社会が成り立っているのです。そう考えると毎日の仕事が大変楽しくなってきます。私はようやく60代になって「ライスワークではなくライフワーク」であることに気付きました。

   ここで突然話は変わりますが、実は私は昨年7月にて、海の駅ぷらっと港市場事務局を退職致しました。そして同年12月から、苫小牧の勇払マリーナで所長として勤務しています。マリーナ運営会社の社長が、ぷらっと港市場に勤務していた時の私の仕事ぶりをご覧になっていて、退職時にお誘いを受けたものです。人間真面目にしておくものですね。

   高齢で仕事の少ない私にとってとてもありがたい話でした。さあ、私にとって楽しい、新たな社会貢献のチャンスです。(続く)

  (ベルポート北海道勇払マリーナ事業部所長・苫小牧)