• 山林火災、2600㌶に 発生1週間 平成以降最大、長引く避難 岩手・大船渡
    山林火災、2600㌶に 発生1週間 平成以降最大、長引く避難 岩手・大船渡

       岩手県大船渡市の山林火災は5日で発生から1週間となる。焼失面積は約2600㌶に拡大し、平成以降で最大となった。1896世帯4596人を対象とした避難指示も継続。懸命の消火作業が続くが、長引く避難生活に住民からは「疲労困憊(こんぱい)だ」などの声も漏れる。 市などによると、火災は2月26日午後1

    • 2025年3月5日
  • 高校入試目前、中3に学習会 山林火災で休校
    高校入試目前、中3に学習会 山林火災で休校

       岩手県立高校の一般入試が5日から始まるのを前に、山林火災の影響で休校が続く同県大船渡市立東朋中が、3年生を対象とした学習会を実施している。生徒らは慣れない環境に戸惑いつつ、友人たちと一緒に受験勉強に励んだ。東朋中は避難指示の対象区域にあり、山林火災発生翌日の先月27日から休校が続いている。今月3日

    • 2025年3月5日
  • 高校無償化 歓迎と不満の声 「選択肢広がる」「義務教育優先を」 保護者や学校関係者
    高校無償化 歓迎と不満の声 「選択肢広がる」「義務教育優先を」 保護者や学校関係者

       就学支援金の所得制限撤廃などを盛り込んだ2025年度予算案が4日、衆院を通過し、成立の見通しとなった。与野党が合意した26年度からの高校授業料の無償化について、保護者や学校関係者からは歓迎の声が上がる一方、地域性や専門性に伴う不公平感を訴える声も聞かれた。 中学生の息子を持つ神奈川県の女性は「

    • 2025年3月5日
  • 旧統一教会に過料命じる 抗告棄却裁判が終結 解散命令請求に影響か 最高裁
    旧統一教会に過料命じる 抗告棄却裁判が終結 解散命令請求に影響か 最高裁

       世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、解散命令請求に向けた文部科学省の質問に一部回答を拒んだとして、同省が行政罰の過料を科すよう求めた裁判で、最高裁第1小法廷(中村慎裁判長)は教団側の抗告を棄却する決定をした。3日付。田中富広会長に過料10万円の支払いを命じる決定が東京地裁と東京高裁で出ており、こ

    • 2025年3月5日
  • 東北新幹線 「E10系」開発へ 2030年度に営業開始-JR東
    東北新幹線 「E10系」開発へ 2030年度に営業開始-JR東

       JR東日本は4日、東北新幹線の次期車両「E10系」の開発に着手すると発表した。現行の「E2系」「E5系」の後継で、量産化に向けた先行編成を2027年秋に完成させ、30年度の営業運転開始を目指す。 外観は、上部が明るい緑色で、下部が濃い緑色。東北地方の山々をイメージしたという。最高速度はE5系と同

    • 2025年3月5日
  • 続く延焼 風や地形が影響 腐葉土乾燥も一因か
    続く延焼 風や地形が影響 腐葉土乾燥も一因か

       発生7日目も延焼が続き、平成以降最大規模となった岩手県大船渡市の山林火災。専門家は、断続的に吹き続けた風や険しい地形、乾燥した腐葉土が拡大の一因とみている。 同市では火災が発生した2月26日に最大瞬間風速18・1㍍を観測し、その後も強風が吹き続けた。山林火災に詳しい東北大流体科学研究所のサミュエ

    • 2025年3月5日
  • 産地復活願い郷里で再開 「大堀相馬焼」窯元の近藤さん 福島・浪江町
    産地復活願い郷里で再開 「大堀相馬焼」窯元の近藤さん 福島・浪江町

       東京電力福島第1原発事故後、長らく立ち入りが制限された福島県浪江町で昨年、伝統工芸「大堀相馬焼」の窯元の一つが営業再開を果たした。「ここには夢と希望がある」。周囲はまだ大半が帰還困難区域のままだが、「陶吉郎窯」窯主の近藤学さん(71)は、産地の復活に希望を燃やしている。大堀相馬焼は、同町大堀地区で

    • 2025年3月4日
  • 廃炉へ「究極の半導体」 札幌の企業、福島に生産拠点
    廃炉へ「究極の半導体」 札幌の企業、福島に生産拠点

       東京電力福島第1原発事故の廃炉作業は、原子炉に残る推定約880㌧の溶け落ちた核燃料(デブリ)取り出しに向け、正念場を迎えつつある。人の入れない高放射線下では遠隔操作ロボットなどによる作業が必須となる中、極めて高い放射線にも耐える「ダイヤモンド半導体」(ダイヤ半導体)が注目されている。廃炉作業を、ダ

    • 2025年3月4日
  • 「皇室の一員、役割果たす」 山林火災にお見舞いも 悠仁さま、初の記者会見
    「皇室の一員、役割果たす」 山林火災にお見舞いも 悠仁さま、初の記者会見

       昨年9月に18歳の成年を迎えた秋篠宮家の長男悠仁さまは3日、赤坂御用地(東京都港区)内の赤坂東邸で初めての記者会見に臨まれた。「成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたい」と抱負を語った。会見冒頭、岩手県大船渡市などで発生した山林火災に触れ、「被害を受けられた

    • 2025年3月4日
  • 山林火災、2100㌶に 岩手・大船渡 消火活動続く
    山林火災、2100㌶に 岩手・大船渡 消火活動続く

       岩手県大船渡市の山林火災は3日も延焼が続き、焼失面積は約1800㌶から約2100㌶に拡大した。消防による地上での放水に加え、自治体と自衛隊のヘリコプター計13機が上空からの消火活動を続けたが、鎮火のめどは立っていない。避難指示の対象は1896世帯4596人で変わらず、依然として約1200人が避難所

    • 2025年3月4日
  • 「心の傷は癒えない」 3歳で孤児に、親戚を転々 暴力や虐待も 東京大空襲80年
    「心の傷は癒えない」 3歳で孤児に、親戚を転々 暴力や虐待も 東京大空襲80年

       一夜にして約10万人の命を奪ったとされる東京大空襲は、多くの孤児を残した。全国空襲被害者連絡協議会の共同代表を務める吉田由美子さん(83)=茨城県鹿嶋市=もその一人。「心の傷は癒えない。当たり前の親の愛情を受けられなかった」と振り返り、平和を訴え続けている。 「東京もそろそろ危ない」。1945年

    • 2025年3月4日
  • 岡村勲さん死去、95歳 弁護士、新全国犯罪被害者の会代表理事
    岡村勲さん死去、95歳 弁護士、新全国犯罪被害者の会代表理事

       新全国犯罪被害者の会(新あすの会)代表幹事で、犯罪被害者の権利確立に尽力した弁護士岡村勲(おかむら・いさお)さんが2月24日午前11時9分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。高知県出身。葬儀は近親者のみで執り行われた。 岡村さんは一橋大卒業後、1959年に弁護士登録。全学連の国会

    • 2025年3月4日
  • イソギンチャクとの共生なぜ? 沖縄科技大 クマノミのメカニズム解明
    イソギンチャクとの共生なぜ? 沖縄科技大 クマノミのメカニズム解明

       クマノミ類のカクレクマノミ=2016年7月、沖縄・石垣島 沖縄科学技術大学院大の研究チームは3日までに、クマノミ類がイソギンチャクの毒針に刺されないのは、体表の粘液中にある「シアル酸」と呼ばれる成分が極めて少ないためだとする研究結果を発表した。両者は共生関係にあることで知られているが、メカニズムは長

    • 2025年3月3日
  • 年間入館者、初の200万人超 原爆資料館 外国人3割、ノーベル賞効果も 広島
    年間入館者、初の200万人超 原爆資料館 外国人3割、ノーベル賞効果も 広島

       広島市中区の平和記念資料館(原爆資料館)の今年度の入館者数が、2月15日時点で200万人を突破した。年間入館者が200万人を超えるのは初めて。外国人の割合は3割に上り、昨年12月の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞なども影響したとみられる。今夏には被爆から80年を迎え、さ

    • 2025年3月3日
  • 「石巻を知るきっかけに」 宮城 震災後に一念発起 呉服店経営者、こけし職人に
    「石巻を知るきっかけに」 宮城 震災後に一念発起 呉服店経営者、こけし職人に

       石巻こけしの絵付けをする林貴俊さん=2024年12月10日、宮城県石巻市 車に乗ったこけしに鬼の形相のこけし。伝統にとらわれない形やユニークなデザインが特徴の「石巻こけし」は、宮城県石巻市の呉服店経営林貴俊さん(50)が、東日本大震災後の2014年から制作を始めた。「石巻のことを知り、訪れるきっかけ

    • 2025年3月3日
  • 女性議員、セクハラ深刻 地方議会3人に1人被害 支援団体「公的な相談窓口を」
    女性議員、セクハラ深刻 地方議会3人に1人被害 支援団体「公的な相談窓口を」

       各地の地方議会で、女性議員が男性議員らにセクハラを受ける被害が後を絶たない。内閣府による2021年の調査では、約3人に1人が「セクハラを受けた」と回答。こうした実態が女性の政治参画を妨げているとの指摘もあり、女性議員の支援団体は「自治体などは公的な相談窓口を設置すべきだ」と訴える。 総務省が23

    • 2025年3月3日
  • 大船渡山火事、延焼続く 1800㌶、発生5日目 岩手
    大船渡山火事、延焼続く 1800㌶、発生5日目 岩手

       岩手県大船渡市の山林火災は、2日も延焼が続き、焼失面積は前日の約1400㌶から約1800㌶に広がった。市が出した17地区(1896世帯4596人)への避難指示は継続され、午後6時時点で学校の体育館などに1196人が身を寄せた。火災発生から5日目となったが、鎮火の見通しは依然立っていない。 消火活

    • 2025年3月3日
  • 核禁会議、政府は参加を 日本被団協など 要請続ける 被爆80年「国変えねば」
    核禁会議、政府は参加を 日本被団協など 要請続ける 被爆80年「国変えねば」

       核兵器禁止条約第3回締約国会議が3日(日本時間4日午前)から、米ニューヨークで開かれる。昨年12月に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞し、今年は被爆80年の節目。日本政府はオブザーバー参加をしない方針を決めたが、日本被団協などは参加を求める行動を続けている。「日本政府は

    • 2025年3月3日
  • 国内外情報ボックス
    国内外情報ボックス

       部落解放同盟の第82回全国大会が1日、神戸市内で開かれ、インターネット上にあふれる差別的な書き込みを問題視し、「人権の法制度確立に向け、今後も奮闘することを誓う」などとする宣言が採択された。大会には全国から約300人が集まった。 宣言では、同和地区の地名リストのウェブサイト掲載について、人格権侵

    • 2025年3月3日
  • 「嫌だ」と悲鳴 事件当時の映像を再生 旭川女子高生殺害
    「嫌だ」と悲鳴 事件当時の映像を再生 旭川女子高生殺害

       旭川市で昨年4月、女子高校生=当時(17)=がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職小西優花被告(20)の裁判員裁判第2回公判が28日、旭川地裁(小笠原義泰裁判長)であり、事件当時、小西被告らが撮影していた映像が裁判員らのモニターに映し出された。 検察側によると、橋

    • 2025年3月1日
  • 被災地が向き合う人口減 若者や女性視点で活路探る
    被災地が向き合う人口減 若者や女性視点で活路探る

       昨年8月に設立された「おがつ100年会議」で雄勝地区の将来を議論する住民ら=2024年12月16日、宮城県石巻市 東日本大震災発生後、被災地は人口減少に向き合ってきた。発生から間もなく14年。若年層や女性の視点を重視した取り組みが進められているが、専門家は「平時から被災後を検討することが重要だ」と語

    • 2025年3月1日
  • 山林火災、焼損面積が拡大 1200㌶と発表 1000人以上避難 岩手・大船渡
    山林火災、焼損面積が拡大 1200㌶と発表 1000人以上避難 岩手・大船渡

       岩手県大船渡市の山林火災で、市は2月28日、焼損面積が約1200㌶と発表した。延焼が続いており、これまでに男性1人の焼死体が見つかったほか、84棟の建物に被害が出たとみられる。自衛隊の大型ヘリや宮城、山形、青森各県などからの緊急消防援助隊が上空などから懸命の消火活動を行っているが、地元消防は「2、

    • 2025年3月1日
  • 被害者支援団体、3月で解散 理事長「心身の不調に折り合い」 地下鉄サリン事件30年
    被害者支援団体、3月で解散 理事長「心身の不調に折り合い」 地下鉄サリン事件30年

       オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年となるのを機に、被害者の集団検診などをしてきたNPO法人「リカバリー・サポート・センター」(東京)が3月末で解散することが28日、分かった。受診者数の減少やスタッフらの高齢化が理由で、理事長で弁護士の木村晋介さん(80)は「被害者も心身の不調と少しずつ折

    • 2025年3月1日
  • 「二地域居住」復興で注目 能登地震 交通費負担の課題も
    「二地域居住」復興で注目 能登地震 交通費負担の課題も

       能登半島地震発生から1日で1年2カ月を迎える中、都市と地方の双方に拠点を構える「二地域居住」で復興を目指す取り組みが広がっている。交通費などの課題もあるが、専門家は「高齢化が進む被災地では、外部の人に継続的に関わってもらって復興を目指すのが重要だ」と指摘する。 二地域居住について、石川県は来年度

    • 2025年3月1日
  • 20歳女、起訴内容認める 旭川地裁女子高校生殺害
    20歳女、起訴内容認める 旭川地裁女子高校生殺害

       旭川市で昨年4月、女子高校生=当時(17)=がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職小西優花被告(20)の裁判員裁判の初公判が27日、旭川地裁(小笠原義泰裁判長)であった。小西被告は「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めた。判決は3月7日に言い渡される。 検察側は冒頭

    • 2025年2月28日
  • 昨年出生数 過去最少72万人 9年連続減、婚姻は2年ぶり増 厚労省
    昨年出生数 過去最少72万人 9年連続減、婚姻は2年ぶり増 厚労省

       厚生労働省は27日、2024年の人口動態統計の速報値を公表した。年間出生数は72万988人と、9年連続で過去最少を更新。前年の速報値から3万7643人(5・0%)減で、70万人割れが目前となった。 国立社会保障・人口問題研究所が23年に公表した将来推計人口は、年間出生数が72万人台になるのは39

    • 2025年2月28日
  • 「震災思い出す」「避難いつまで」 住民から不安の声
    「震災思い出す」「避難いつまで」 住民から不安の声

       山林火災の影響で避難所で過ごす子どもら=27日午後、岩手県大船渡市 80棟超の建物が延焼するなど被害が拡大する岩手県大船渡市の山林火災。住民からは27日、「大震災を思い出した」「いつまで避難すればいいのか」などと不安の声が聞かれた。 同市三陸町の三陸公民館に身を寄せた約300人は同日、落ち着かない

    • 2025年2月28日
  • 子宮移植の申請承認 臨床研究、手術実施なら国内初 慶応大
    子宮移植の申請承認 臨床研究、手術実施なら国内初 慶応大

       慶応大は27日、子宮がない女性に他人の子宮を移植し、妊娠・出産を目指す臨床研究について同大の倫理委員会が申請を承認したと発表した。移植手術が実施されれば国内初で、同大は「今後実施の可否を検討する」としている。 研究計画では、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者のうち、出産を希望する

    • 2025年2月28日
  • 女性活躍、見据えた父の勧め 102歳の世界最高齢薬剤師 「一生続く仕事幸せ」 東京
    女性活躍、見据えた父の勧め 102歳の世界最高齢薬剤師 「一生続く仕事幸せ」 東京

       最高齢の薬剤師としてギネス世界記録に認定されている幡本圭左さん(102)=東京都目黒区=はきょうも薬局に立つ。女性が社会で将来活躍することを見据えた父の勧めで薬剤師の資格を取り、70年以上前に開業した。「仕事を一生持てることほど幸せなことはない。ずっと続けたい」と話す。 女性は家庭を守るもの。こ

    • 2025年2月28日
  • 悠仁さま成年式、9月6日に 19歳の誕生日 宮内庁
    悠仁さま成年式、9月6日に 19歳の誕生日 宮内庁

       秋篠宮家の長男悠仁さま(宮内庁提供) 宮内庁は27日、秋篠宮家の長男悠仁さま(18)=筑波大付属高3年=が9月6日に成年式に臨まれると発表した。この日は19歳の誕生日に当たる。男性皇族の成年式は秋篠宮さま以来40年ぶり。 西村泰彦長官が定例記者会見で明らかにした。民法改正に伴う成人年齢の引き下げに

    • 2025年2月28日