• 予算案が衆院通過 29年ぶり国会修正、成立へ 「160万円」法案も、維新賛成
    予算案が衆院通過 29年ぶり国会修正、成立へ 「160万円」法案も、維新賛成

       2025年度予算案は4日午後の衆院本会議で、修正された上で可決、参院に送付された。修正案を提出した自民、公明両党に加え、高校授業料の無償化などで与党と合意した日本維新の会が賛成した。当初予算案の「国会修正」は29年ぶり。所得税の課税最低ラインを160万円に引き上げる税制改正関連法案も衆院を通過した

    • 2025年3月5日
  • トランプ外交に日本苦慮 米ウクライナで板挟み
    トランプ外交に日本苦慮 米ウクライナで板挟み

       トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談決裂を受け、日本政府が対応に苦慮している。野党からはウクライナへの連帯を表明した欧州各国と足並みをそろえるべきだとの声が上がるが、政府内では追随すれば同盟国・米国との関係を不安定化させかねないとの懸念が強い。 石破茂首相は3日の衆院予算委員

    • 2025年3月4日
  • 女性自衛官活躍広がる 環境改善課題、採用頭打ち
    女性自衛官活躍広がる 環境改善課題、採用頭打ち

       1954年の自衛隊発足から70年余りで女性自衛官の数は着実に増え、陸海空3自衛隊ともに職域・配置制限もほぼ撤廃された。近年は女性用区画の整備など勤務環境の改善が急速に進む。ただ、女性自衛官の採用は頭打ち。ハラスメント対策、幹部への登用も課題となっている。 2024年3月末時点の自衛官の数は22

    • 2025年3月4日
  • 高額療養費は少子化財源でない 首相、参院選公認は政倫審考慮
    高額療養費は少子化財源でない 首相、参院選公認は政倫審考慮

       衆院予算委員会で答弁する石破茂首相=3日午後、国会内 衆院予算委員会は3日、石破茂首相と関係閣僚が出席して集中審議を行った。首相は高額療養費の患者負担上限を引き上げる政府方針について、少子化対策の財源捻出が目的ではないと説明。自民党派閥の裏金事件に関与した参院議員に対する今夏の参院選での公認は昨秋の

    • 2025年3月4日
  • 予算案、衆院通過へ/維新「160万円」法案も賛成
    予算案、衆院通過へ/維新「160万円」法案も賛成

       衆院予算委員会は3日の理事会で、2025年度予算案の修正案を4日に採決することを決めた。日本維新の会は、所得税が課される年収の最低ラインを政府案の123万円から160万円に引き上げる税制改正関連法案の与党修正案に賛成する方針を決定。両修正案とも4日の衆院本会議で可決され、参院に送付される。成立にめ

    • 2025年3月4日
  • 予算修正案 立・維の対応焦点 衆院通過、なお不透明
    予算修正案 立・維の対応焦点 衆院通過、なお不透明

       週明けの国会は、2025年度予算案の修正案と関連法案の衆院通過に向けて与野党が最後の攻防を繰り広げる。自民、公明両党は4日の通過を目指すが、立憲民主党は「高額療養費制度」の患者負担額上限引き上げの凍結を迫り、採決日程はなお不透明。「年収103万円の壁」見直しで、日本維新の会が賛否を保留しているのも

    • 2025年3月3日
  • 維新党大会/参院選「与党過半数割れ」/吉村代表、社保改革に決意
    維新党大会/参院選「与党過半数割れ」/吉村代表、社保改革に決意

       日本維新の会は1日、東京都内のホテルで定期党大会を開いた。夏の参院選で与党過半数割れを目指すことを掲げた活動方針を決定。吉村洋文代表(大阪府知事)は公約実現に向け「満身創痍(そうい)になって前に進める」と述べ、社会保障改革などに取り組む決意を示した。 吉村氏は、大阪府を「副首都」とする統治機構改

    • 2025年3月3日
  • オンライン請求で逮捕令状 政府、刑訴法改正案提出
    オンライン請求で逮捕令状 政府、刑訴法改正案提出

       政府は2月28日、捜査や公判などの刑事手続きをIT化する刑事訴訟法などの改正案を閣議決定し、衆院に提出した。逮捕や家宅捜索に必要な令状のオンラインでの請求・発付・執行や、一部公判への遠隔出廷を可能にすることなどが柱。デジタル社会の進展を踏まえた手続きの迅速化が目的。改正案が成立すれば、2026年度

    • 2025年3月1日
  • 首 相/旧安倍派幹部、再調査せず/年金改革法案の見送り示唆
    首 相/旧安倍派幹部、再調査せず/年金改革法案の見送り示唆

       衆院予算委員会は2月28日、石破茂首相と関係閣僚が出席し、政治資金問題を主なテーマに集中審議を行った。自民党派閥の裏金事件を巡り、首相は旧安倍派幹部の再調査を行わない考えを明らかにした。年金制度改革関連法案の今国会提出見送りも示唆した。 立憲民主党の奥野総一郎氏は、27日の同派元会計責任者の参考

    • 2025年3月1日
  • 与党 4日衆院通過目指す/予算修正案提出、立憲も独自案
    与党 4日衆院通過目指す/予算修正案提出、立憲も独自案

       自民、公明両党は2月28日、2025年度予算案と税制改正関連法案の修正案を衆院に提出した。予算案の修正案は、教育無償化を巡る日本維新の会との合意や「年収103万円の壁」見直しに関する自公合意を反映し、一般会計総額を3437億円減の115兆1978億円とした。3月4日までの衆院通過を目指す。 少数

    • 2025年3月1日
  • 「裏金」議員/推薦に条件/自公、参院選協力で合意
    「裏金」議員/推薦に条件/自公、参院選協力で合意

       自民、公明両党は2月28日、今夏の参院選の選挙協力に関する合意文書を交わした。公明は「1人区」をはじめとする選挙区で、自民の公認候補を原則推薦する。派閥裏金事件の関係議員の推薦には、説明責任を果たすことなどを条件とした。 裏金関係議員を公明が推薦する条件については、①公明党員らに対し、使途などの

    • 2025年3月1日
  • 政治資金監視委、/総務省が実質検査/制度設計で法案骨子/―公明、国民民主
    政治資金監視委、/総務省が実質検査/制度設計で法案骨子/―公明、国民民主

       公明、国民民主両党は2月28日、政治改革で国会に設置する第三者機関「政治資金監視委員会」の制度設計に関する作業チームの会合を開き、関連法案の骨子案をまとめた。監視委の要請に基づき、総務省が立ち入り検査を行うことなどが柱。両党は、与野党に幅広く賛同を呼び掛け、今国会に法案を共同提出、成立を目指す。

    • 2025年3月1日
  • 還流再開、幹部協議で決定 下村氏「派内の声」伝達 旧安倍派裏金巡り聴取
    還流再開、幹部協議で決定 下村氏「派内の声」伝達 旧安倍派裏金巡り聴取

       衆院予算委員会は27日、自民党旧安倍派の裏金事件を巡り、会計責任者だった松本淳一郎元事務局長を参考人として聴取した。松本氏は、政治資金パーティー収入の還流再開が、派閥幹部4人による2022年8月の協議で決まり、異論もなかったとの認識を示した。これを受け、幹部協議に出席した下村博文元政調会長は取材

    • 2025年2月28日
  • 参院選へ国民民主との 一本化、調整加速 立憲代表、連合会長と会談
    参院選へ国民民主との 一本化、調整加速 立憲代表、連合会長と会談

       立憲民主党の野田佳彦代表は27日、夏の参院選を巡り、連合の芳野友子会長と党本部で会談した。改選数1の「1人区」で、国民民主党と候補者の一本化に向けた調整を進める方針を確認。両党は滋賀や奈良で競合している。連合は、両党にとって最大の支援組織。会談では、連合として候補者の推薦を判断する時期について「

    • 2025年2月28日
  • 「年収の壁」維新に協力要請 自公、予算案採決に向け
    「年収の壁」維新に協力要請 自公、予算案採決に向け

       自民、公明両党は27日、2025年度予算案の衆院採決に向け、野党と協議を続けた。所得税の課税最低ライン「年収103万円の壁」見直しに関する国民民主党との協議の頓挫を受け、日本維新の会と政調会長会談を開き、自公合意に基づいて課税最低限を160万円に引き上げる修正案への協力を要請。維新は持ち帰った。

    • 2025年2月28日
  • 異例ずくめの参考人聴取/国会外・非公開「報道協定」も
    異例ずくめの参考人聴取/国会外・非公開「報道協定」も

       衆院予算委員会による27日の自民党旧安倍派の元会計責任者、松本淳一郎氏への参考人聴取は異例ずくめだった。東京都内のホテルに理事らが出向き、報道陣に非公開で実施。松本氏側の要望と人権配慮の観点から、安住淳委員長(立憲民主党)は報道各社に、時間や場所など詳細な情報は事前に報じないよう協力を要請した。

    • 2025年2月28日
  • 立・国、置き去りに不満 予算修正・採決へ駆け引き
    立・国、置き去りに不満 予算修正・採決へ駆け引き

       与党は26日、立憲民主、国民民主両党と2025年度予算案や税制改正関連法案の修正に向けた個別協議を続けた。日本維新の会が予算案賛成を表明し、与党には「ひと山越えた」(自民党の森山裕幹事長)と安堵(あんど)感が広がるが、立憲、国民民主両党は修正要求が置き去りの現状に不満を強めている。予算案の衆院採決

    • 2025年2月27日
  • 高額療養見直しの凍結要求/自公難色、予算修正で平行/立 憲
    高額療養見直しの凍結要求/自公難色、予算修正で平行/立 憲

       自民、公明両党と立憲民主党の政調会長は26日、国会内で2025年度予算案の修正協議を行った。医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」を巡り、立憲側は負担上限を引き上げる政府方針の凍結を重ねて要求。自公側は難色を示した。 修正の規模や財源などでも、双方の意見は平行線をたどり、協議の継続を確認。自

    • 2025年2月27日
  • 還流再開、4幹部異論なし 旧安倍派担当者に聴取
    還流再開、4幹部異論なし 旧安倍派担当者に聴取

       衆院予算委員会は27日午前、自民党清和政策研究会(旧安倍派)の裏金事件を巡り、参考人として、会計責任者だった松本淳一郎元事務局長から聴取した。元事務局長は政治資金パーティー収入のキックバック(還流)再開は2022年8月の4幹部協議で決まり、異論は出なかったと証言。幹部の説明との食い違いが明らかとな

    • 2025年2月27日
  • 自公維合意、予算成立へ 私立高支援金「45・7万円」 3党首が文書署名
    自公維合意、予算成立へ 私立高支援金「45・7万円」 3党首が文書署名

       自民、公明両党と日本維新の会の3党首は25日夜、国会内で会談し、2025年度予算案の修正に関する合意文書に署名した。維新の主張を踏まえ、私立高校生向けの就学支援金を45万7000円に引き上げることなどを明記。予算案は維新の賛成を得て、成立が確実となった。与党は憲法の規定に基づいて年度内の自然成立が確

    • 2025年2月26日
  • 核禁会議不参加「情けない」 衆院予算委で被団協代表委員
    核禁会議不参加「情けない」 衆院予算委で被団協代表委員

       ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員は25日、衆院予算委員会の中央公聴会で意見を陳述した。日本政府が核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加見送りを決めたことについて「本当に情けなく残念だ」と批判した。田中氏は核兵器廃絶に向け、唯一の戦争被

    • 2025年2月26日
  • 「裏金」あす参考人聴取 衆院予算委 還流再開の経緯焦点
    「裏金」あす参考人聴取 衆院予算委 還流再開の経緯焦点

       与野党は25日の衆院予算委員会理事会で、自民党派閥裏金事件に関する旧安倍派会計責任者(当時)の参考人聴取を27日午前に行うことで合意した。いったん廃止を決めた政治資金パーティー収入の還流を同派が再開した経緯が焦点となる。聴取決定を受け、2025年度予算案に関する予算委の分科会を27、28両日に開く

    • 2025年2月26日
  • ポスター品位法案/衆院委で可決/都議選・参院選にらみ
    ポスター品位法案/衆院委で可決/都議選・参院選にらみ

       選挙ポスターに品位保持を求める公職選挙法改正案は25日の衆院政治改革特別委員会で、れいわ新選組などを除く与野党の賛成多数で可決された。3月上旬にも衆院を通過し、今国会で成立する見通し。6月の東京都議選や夏の参院選では新たな規制が適用される見込みだ。 改正案は、自民、立憲民主両党など与野党7党が提

    • 2025年2月26日
  • 政権交代へ選挙準備加速  立憲党大会 野田氏「戦闘モードに」
    政権交代へ選挙準備加速  立憲党大会 野田氏「戦闘モードに」

       立憲民主党は24日、定期党大会を東京都内で開いた。政権交代の実現を最大の目標に掲げた2025年度の活動計画を採択。夏の参院選や次期衆院選に向けた準備を加速させる。野田佳彦代表はあいさつで、医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」の負担上限額を引き上げる政府方針の凍結など、25年度予算案の修正を

    • 2025年2月25日
  • 拉致解決「国民の強い意志を」官房長官、金沢で集会出席
    拉致解決「国民の強い意志を」官房長官、金沢で集会出席

       拉致被害者の有本恵子さんの写真を手に、北朝鮮による拉致問題の解決を訴える拉致被害者家族連絡会代表の横田拓也さん=24日午後、金沢市 政府は24日、北朝鮮による日本人拉致問題の解決を訴える「国民の集い」を金沢市で開いた。石川県などとの共催で、拉致問題を担当する林芳正官房長官も出席。関係者の高齢化が進む

    • 2025年2月25日
  • 部隊連携強化で/戦略対話―日比防衛相/中国念頭、/多国間連携を深化
    部隊連携強化で/戦略対話―日比防衛相/中国念頭、/多国間連携を深化

       【マニラ時事】中谷元防衛相は24日、フィリピンのテオドロ国防相とマニラ首都圏マカティ市で会談した。自衛隊とフィリピン軍の連携強化に向け、部隊運用担当者間の戦略的対話の立ち上げで一致。東・南シナ海で威圧的行動を強める中国を念頭に、米国やオーストラリアを含む多国間連携の深化を確認した。 中谷氏は会談

    • 2025年2月25日
  • 国内外情報ボックス
    国内外情報ボックス

       ロバータ・フラックさん(米ソウル歌手)米メディアによると、24日に死去。88歳。詳しい死因は明らかになっていないが、2022年には難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を公表しており、健康上の問題を抱えていたという。 ノースカロライナ州出身。アルバム「ファーストテイク」(69年)でデビューした。同ア

    • 2025年2月25日
  • 北方領土交渉、見えぬ糸口 侵攻3年、墓参かなわず
    北方領土交渉、見えぬ糸口 侵攻3年、墓参かなわず

       ロシアのウクライナ侵攻から3年。北方領土問題を巡り、日本政府は中断した交渉再開の糸口を見いだせずにいる。石破茂首相は元島民の墓参再開を軸に働き掛けを強める方針だが、制裁解除を協議の「条件」と位置付けるロシアとの溝は深い。早期停戦を掲げるトランプ米大統領の動向も含め、視界不良の度合いを一段と増している

    • 2025年2月24日
  • 予算修正協議が最終局面 103万円の壁、国民の対応焦点
    予算修正協議が最終局面 103万円の壁、国民の対応焦点

       週明けの国会は、2025年度予算案の修正を巡る与野党の協議が最終局面を迎える。所得税の課税最低ライン「年収103万円の壁」見直しで、自民、公明両党は年収制限の上限を850万円に引き上げる案を新たに提示。国民民主党の対応が焦点だ。与党は予算案の年度内成立に向け、審議の足かせとなっている旧安倍派会計責

    • 2025年2月24日
  • 自公維/予算修正合意へ/吉村代表「実行すれば公約実現」/年度内自然成立は困難
    自公維/予算修正合意へ/吉村代表「実行すれば公約実現」/年度内自然成立は困難

       自民、公明両党と日本維新の会の政調会長は21日、2025年度予算案の修正に向けた合意文書案をまとめた。維新は文書案が受け入れ可能か週明けの25日にも党内で議論する。維新内には予算案賛成に慎重意見も残るが、吉村洋文代表(大阪府知事)は正式合意に前向きな姿勢を示しており、文書案は了承される公算が大きい

    • 2025年2月22日