• (1) 成長戦略 都市再生具現化に意欲 駅前活性化へ 整備手法を検討
    (1) 成長戦略 都市再生具現化に意欲 駅前活性化へ 整備手法を検討

       「一つ一つしっかり取り組んでいかなけばらならない」―。新年度予算案を発表した9日の記者会見で岩倉博文市長はそう語り、苫小牧市の成長戦略を描いた都市再生コンセプトプランの具現化に意欲を見せた。ただ、4期目の任期が7月に終わる岩倉市長は自らの去就を明らかにしておらず、真意に不透明さが残る。  改

    • 2022年2月19日
  • 高砂町町内会会長 奈良 幸眞さん(72) 楽しく安全に暮らせる町内へ 生まれ育った土地を守る 町の移り変わり見詰め続けて
    高砂町町内会会長 奈良 幸眞さん(72) 楽しく安全に暮らせる町内へ 生まれ育った土地を守る 町の移り変わり見詰め続けて

       苫小牧市の高砂町町内会の会長を務めて4月で8年目を迎える。同町(旧浜町)で生まれ育ち、実家の土地を引き継いで家を建て、今も同じ場所で暮らす。海に面した町の移り変わりを自らの目で見てきた。  1949年、雑貨店を営む両親の元に長男として生まれた。周囲は住宅が数軒立っていたが「現在の高砂処理場が

    • 2022年2月19日
  • 視力失ったオオコノハズク 自然に帰れず終生飼養
ウトナイ湖野生鳥獣保護センター 救護室のカルテ
    視力失ったオオコノハズク 自然に帰れず終生飼養 ウトナイ湖野生鳥獣保護センター 救護室のカルテ

       また、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターに終生飼養の鳥が1羽増えてしまいました。終生飼養とは、けがなどが原因で自然復帰がかなわず、その個体を生涯にわたり飼養することです。  2021年12月、1羽のオオコノハズク(フクロウ目フクロウ科)が搬入されました。本種は、北海道では一年を通じ生息しているフ

    • 2022年2月18日
  • (4) 緊張感と解放感が同居 山脇克彦(1968~)
    (4) 緊張感と解放感が同居 山脇克彦(1968~)

       大阪市生まれの構造家・山脇克彦(1968~)は、組織設計事務所所属時に高層建築から中小規模木造建築、文化財耐震補強設計と多様な実績を残した後、2015年に札幌市内にて独立、自身の事務所を立ち上げる。建築における骨組みともいえる構造設計を基盤としながら、風土に根差した木造建築を多彩な架構システムによ

    • 2022年2月16日
  • 二区町内会≪68≫
商店や飲食店などの加入多い 回覧板
    二区町内会≪68≫ 商店や飲食店などの加入多い 回覧板

       苫小牧市表町1、2丁目と錦町で構成される。商店や飲食店などの事業所加入が多い。錦町1丁目には1912年竣工(しゅんこう)で縁結びに御利益があるとされる出雲神社がある。例年6月14、15日の例大祭は町内会員らでつくる実行委員会が主催し、屋台の出店や特設ステージでのカラオケ大会で盛り上がる。  

    • 2022年2月16日
  • ハ グ 
記者コラム「風」
    ハ グ  記者コラム「風」

       開催中の北京冬季五輪でハグを目にするたび、涙腺が崩壊する。  日本対フィンランドの女子アイスホッケー準々決勝。試合後、主将の大澤ちほに駆け寄ったのは大勢のフィンランド選手。大澤がスウェーデンリーグ・ルレオに所属していた際の仲間たちだ。  掛けられた言葉は「日本はいいチームだね」。フィン

    • 2022年2月16日
  • 東城(とうじょう) 静江(しずえ)さん(79) 苫小牧市新明町
    東城(とうじょう) 静江(しずえ)さん(79) 苫小牧市新明町

       ファッションメールプラザが1970年、苫小牧市表町に開業して以来、このビルでランジェリーショップを経営しています。先日、札幌市中央区のファッションビル、4丁目プラザ(4プラ)が50年の歴史に幕を下ろしたのには驚かされました。苫小牧のプラザはおかげさまで若い人たちのチームワークと地域の皆さまのご愛顧

    • 2022年2月14日
  • (3) 「沙流川アート館」の日々 こだまみわこ(1963~)
    (3) 「沙流川アート館」の日々 こだまみわこ(1963~)

       北見市に生まれたこだまみわこ(1963~)は、91年より平取町に移り住み、旧川向小学校「沙流川アート館」の運営と、この場所での制作を続けている。「沙流川アート館」は共同アトリエ、展示、絵画教室が行われる地域のアートセンタ―で、市街地から沙流川を上流に進み、競走馬の牧場が広がる小高い所に立地する。こ

    • 2022年2月12日
  • 鵡川神社 神社から地域活性化 お祭り増え、にぎわい戻れば 2
    鵡川神社 神社から地域活性化 お祭り増え、にぎわい戻れば 2

       まちめぐりの第1弾は「鵡川神社」です。なぜなら私は神社が好きで、やはり神社から地域を活性化したいという思いがあったからです。宮司を務める三上剛さんから由緒や被災と復旧、神社発展のためのこれからについてお聞きしました。  鵡川神社は、当町草創の1896(明治29)年頃、先人が開墾のくわを振るい

    • 2022年2月12日
  • 青木造園土木青木生花店専務取締役 青木 節子さん  (79)花の世界で奮闘 嫁ぎ先の家業 切り盛りし60年超  団体活動や趣味も精力的に  「いろんな人と知り合うのが好き」
    青木造園土木青木生花店専務取締役 青木 節子さん  (79)花の世界で奮闘 嫁ぎ先の家業 切り盛りし60年超 団体活動や趣味も精力的に  「いろんな人と知り合うのが好き」

       「18歳で生花店に嫁に来て、現在も現役。気付いたら60年以上花の世界にいる」としみじみ語るのは青木節子さん(79)。国道235号沿いに立地する青木造園土木青木生花店(苫小牧市寿町)の専務取締役として経理を担当するほか、国際ソロプチミスト苫小牧副会長、苫小牧商工会議所女性会副会長、花菖蒲(しょうぶ)

    • 2022年2月12日
  • 見山町東町内会 回覧板≪67≫
住民が集う行事を重視
    見山町東町内会 回覧板≪67≫ 住民が集う行事を重視

       3月に子どもたちがお汁粉を食べながら交流する「進級・卒業祝い」や120人が参加する運動会―。  地域住民が集う交流の場として、行事を重視している。新型コロナウイルスの流行で、ここ2年は活動がほとんどできていないが、地元スーパーで利用できる商品券を「お見舞い」として配布し、会員たちに還元してい

    • 2022年2月9日
  • ブログの勧め
記者コラム「風」
    ブログの勧め 記者コラム「風」

       札幌に住む母親のブログを読むのが、最近のひそかな楽しみだ。  文章を書くことが好きだった母に、2年ほど前に開設を勧めた。当初は仕事の合間に細々と書いていたが、昨年末に定年退職を迎えてからは増えた時間で順調に更新中。文字に色を付けたり他のホームページを参照できるようにしたりなど、さまざまな機能

    • 2022年2月9日
  • (2) 写真表現を通して 佐藤祐治(1975~)
    (2) 写真表現を通して 佐藤祐治(1975~)

       胆振管内伊達市出身の佐藤祐治(1975~)は、写真表現を通して風景の美しさを構成する被写体と、それをまなざす主体との関係性を探求する写真家だ。眼前の被写体を直接的に切り取る、いわば“視覚の写し鏡”ともいえる「写真」という媒体と、その対象となる風景に関連したリサーチを下敷きに

    • 2022年2月8日
  • (1)クジラを糸口に 是恒さくら(1986~)
(動画あり)
    (1)クジラを糸口に 是恒さくら(1986~) (動画あり)

       苫小牧市美術博物館は3月13日まで、胆振・日高ゆかりの現代美術を紹介する企画展「NITTAN ART FILE 4:土地の記憶~結晶化する表象」を開催中だ。同館の担当学芸員が、4人の出展作家とその作品について4回にわたって解説する。      ◇  クジラとそれにまつわる逸話を糸口に制

    • 2022年2月7日
  • BPW苫小牧副会長 北畠 瞳さん(89) 互いの性を認め合って 女性の地位向上へ恐れず挑戦 声を上げ続けないと何も変わらない
    BPW苫小牧副会長 北畠 瞳さん(89) 互いの性を認め合って 女性の地位向上へ恐れず挑戦 声を上げ続けないと何も変わらない

       低出生体重児で生まれた。「この子は長く生きない」―。助産師から告げられた両親は、出生届をしばらく出さなかったと聞いた。あれから90年もの歳月がたとうとしている。「あっという間な人生だった」と北畠瞳さん(89)はほほ笑んだ。  7人きょうだいの3番目で長女。太平洋戦争は室蘭市在住中に経験した。

    • 2022年2月5日
  • 《15》 努力賞 「仲間と共に邁進する」 青翔中学校2年 横山 行雲さん
    《15》 努力賞 「仲間と共に邁進する」 青翔中学校2年 横山 行雲さん

       小学生のある日、中学校のバスケットボールの試合を見に行ったことがあった。会場には多くの方々が集まり、大きな声援が響き渡っていたことを覚えている。すでにバスケットボールの少年団に所属しており、中学校の部活動でもバスケットボール部に入部しようと固く心に決めていた。  入学し練習に参加し始めたとき

    • 2022年2月3日
  • 矢代町町内会 回覧板≪66≫ 多世代が共生するまち
    矢代町町内会 回覧板≪66≫ 多世代が共生するまち

       矢代(やしろ)の名は、かつてこの地に樽前山神社の総社(やしろ)があったことを物語る。住宅団地の造成によって若年世帯が定着し、多世代が共生するまちとして活性化した。  苫小牧西小学校を囲むように町域が広がることから、町内は毎朝、登校する子どもたちの元気な声にあふれる。8年前から会長代行を務める

    • 2022年2月2日
  • 《14》 努力賞 「自然と共に生きる」 啓明中学校2年 佐々木 遙斗さん
    《14》 努力賞 「自然と共に生きる」 啓明中学校2年 佐々木 遙斗さん

       幼い頃の私が、1番好きだったこと。それは自然の中でのびのびと遊ぶことでした。  私の通っていた幼稚園は、森に囲まれていました。その頃のことを思い出すと、今でも心が弾んでくるのを感じます。  トカゲを見つけた時の高揚感、木に登って初めて苫小牧の景色を見た時の感動。絶えることのない数々の発

    • 2022年2月2日
  • 攻守で期待のルーキー〔メダルに挑む 苫小牧スマイル④〕―FW 三浦 芽依、GK 増原 海夕
    攻守で期待のルーキー〔メダルに挑む 苫小牧スマイル④〕―FW 三浦 芽依、GK 増原 海夕

       アイスホッケー女子日本代表には、次世代を担う若手選手も名を連ねた。FW三浦芽依とGK増原海夕(みゆう)は初めて五輪の大舞台に挑む。     ◇  ◇  三浦は「悲願」としてきた五輪代表の座を見事勝ち取った。4年前の平昌五輪は、白鳥王子アイスアリーナで開かれたパブリックビューイングでスマイルジャ

    • 2022年2月1日
  • 《13》 努力賞 「SDGsの個人でできる取り組みについて」 植苗中学校1年 齋藤 美優さん
    《13》 努力賞 「SDGsの個人でできる取り組みについて」 植苗中学校1年 齋藤 美優さん

       『SDGs』(持続可能な目標開発)。これは2015年に国連で開かれたサミットの中で決められ、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際社会共通の目標です。17の目標・169のターゲット(具体目標)で構成されています。  日本人のSDGs認知度調査によると、50%以上の人が聞いたことが

    • 2022年2月1日
  • 献身プレーでチーム鼓舞〔メダルに挑む 苫小牧スマイル③〕―DF 志賀 葵、DF 鈴木 世奈
    献身プレーでチーム鼓舞〔メダルに挑む 苫小牧スマイル③〕―DF 志賀 葵、DF 鈴木 世奈

       アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は、高い守備力と守りから速い攻撃への転換(トランジション)を武器にしてきた。鈴木世奈と志賀葵の両DFは日本の堅守を支えている主力だ。     ◇  ◇  鈴木は苫小牧出身。岩倉ペリグリン(当時)やSEIBUプリンセスラビッツなどの国内チームだけ

    • 2022年1月31日
  • 一関(いちのせき) 章太(しょうた)さん(34)
苫小牧市桜木町
    一関(いちのせき) 章太(しょうた)さん(34) 苫小牧市桜木町

       苫小牧青年会議所(JC)のLOM発信委員会で委員長をしています。活動はウェブ上での打ち合わせの調整、広報が中心です。新型コロナウイルスの感染拡大により、思うように活動できないですが、様子を多くの人に知ってもらい、会員を増やしたいです。  広報は、今まで使用しているSNS(インターネット交流サ

    • 2022年1月31日
  • エースのバトン大舞台で〔メダルに挑む 苫小牧スマイル②〕―FW久保 英恵、FW志賀 紅音
    エースのバトン大舞台で〔メダルに挑む 苫小牧スマイル②〕―FW久保 英恵、FW志賀 紅音

       アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)の北京冬季五輪に向けた強化では「得点力向上」が大きなテーマとなった。FW陣の中でも、チーム最年長39歳の久保英恵と得点源として注目される志賀紅音の2人は攻撃の要として期待が大きい。     ◇  ◇  「最後のチャレンジ。けがなく臨みたい」。長年ス

    • 2022年1月29日
  • 苫東コンビがチームけん引 〔メダルに挑む 苫小牧スマイル①〕―FW大澤 ちほ、FW米山 知奈
    苫東コンビがチームけん引 〔メダルに挑む 苫小牧スマイル①〕―FW大澤 ちほ、FW米山 知奈

       北京冬季五輪の開幕(2月4日)が迫ってきた。メダル獲得を目指すアイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)から、苫小牧ゆかりの中心選手や今大会で初めて大舞台に立つフレッシュなメンバーを紹介する。全4回。     ◇  ◇  スマイルジャパンのまとめ役を担うのは、FW大澤ちほ主将。3大会連続で

    • 2022年1月28日
  • 《12》 努力賞 「想(こころ)を想う」 沼ノ端中学校2年 佐々木 朱莉さん
    《12》 努力賞 「想(こころ)を想う」 沼ノ端中学校2年 佐々木 朱莉さん

       『人権』、突然ですが、この言葉のイメージはどんなものでしょうか。複雑で難しく感じる人も少なくはないと思います。ただ、本来人権とは生まれながらにして持つ、人間が人間らしく生きる、身近にある権利です。ですがその一方、人権問題も身近にあることを忘れないでほしいです。今回、私は人権問題のうち『差別』につい

    • 2022年1月28日
  • 雪上を跳び回る小さな生き物
    雪上を跳び回る小さな生き物

       Q…気温が上がった1月15日、苫小牧市の高丘森林公園に行くと雪上をピョンピョン跳び回る小さな生き物をたくさん見つけました。何でしょうか?  A…雪上を跳び回っていたのは、トビムシという昆虫でしょう。  トビムシは原始的な昆虫で、大きな種類でも5ミリほどしかな

    • 2022年1月27日
  • (12) ウィズコロナの価値観で 安心、安全なサービス提供 ホテルニュー王子 小林 健司社長(62)
    (12) ウィズコロナの価値観で 安心、安全なサービス提供 ホテルニュー王子 小林 健司社長(62)

       ―2021年の業況は。  「コロナ禍が続き、ホテル、機内食事業が2年連続で減収減益となっている。ホテルの稼働率は20年に比べてわずかに上がったが、19年と比べると売り上げが40%下がった。機内食事業は20年3月から新千歳空港で国際線が飛ばず、コロナ前と比べ80%減で大変厳しい状況だ」

    • 2022年1月26日
  • ≪65≫ スプリングタウン町内会 多種多様な取り組み
    ≪65≫ スプリングタウン町内会 多種多様な取り組み

       古くは温泉が湧いたことからその名が付いたスプリングタウン町内会。  辻冨雄会長は創設時からの標語「スプリングタウンは一つ みんな仲良く輪になって」を重んじ、夏祭りや運動会、果物狩りなど多種多様な催しを繰り広げている。  会員の3割以上を75歳以上の高齢者が占めている同町内会。敬老祝賀会

    • 2022年1月26日
  • 学校給食
    学校給食

       苫小牧市内小中学校の学校給食では、今月から副菜や地場産の魚が出るようになった。おかずの品数不足の解消にもつながり「おなかいっぱい」と満足げな表情を見せる子どももいてほほ笑ましい。  市内に2カ所ある給食共同調理場へ取材に行くと、職員が何台もの巨大な釜をかき回したり、手作業で洗ったりと力仕事を

    • 2022年1月26日
  • 苫小牧市中学生主張発表大会 《10》 努力賞 「これからのラジオと私」 開成中学校3年 榊 まひろさ  ん
    苫小牧市中学生主張発表大会 《10》 努力賞 「これからのラジオと私」 開成中学校3年 榊 まひろさ  ん

       ラジオを聴いたことはありますか。聴いたことがある人の中でラジオチューナーを使っていたことがある人はどのくらいになるのでしょうか。私は一度しかラジオチューナーを使ったことがありません。  そんな私がラジオに興味を持ったのは、小さい頃に車の中で流れてくる天気情報のラジオを聴いたときです。そのとき

    • 2022年1月26日