(5)カーボンニュートラルに強み 専門チームで議論を加速 出光興産北海道製油所 山岸 孝司所長(58)
- 2022年1月11日
―昨年を振り返って。 「2020年に続いて新型コロナウイルス流行の影響が大きい1年だった。石油製品、インフラを支える責任感で感染防止対策を徹底した。触媒交換を含めて現場の工事もあったが、20年に道内外の作業員約5700人を動員した大規模定期補修工事(シャットダウンメンテナンス、SDM)のコ
―昨年を振り返って。 「2020年に続いて新型コロナウイルス流行の影響が大きい1年だった。石油製品、インフラを支える責任感で感染防止対策を徹底した。触媒交換を含めて現場の工事もあったが、20年に道内外の作業員約5700人を動員した大規模定期補修工事(シャットダウンメンテナンス、SDM)のコ
「高齢者にスポットを当ててくださり、ありがとうございます」「私たちのために脳トレ大会を開催していただき、本当に幸せだと思っています」 はがきの片隅に書き込まれた感謝と喜びの言葉の数々。「やってよかった」。笑顔がこぼれる。 苫小牧市の拓勇東町内会文化教養部の部長を務めてもうすぐ2年。
2020年3月。誰にも会わないように家の近くの林を散歩していたら、白樺の枝に1羽の大きな茶色い鳥がとまっていた。ノスリというそうだ。ノスリは、キンと冷えた空気の中で、ただただ日差しを全身に受けてじっとしている。世界中がひっくり返って、誰もが得体のしれない感染症におびえて、手に入らないマスクを求めて
―昨年はどんな年だったか。 「2020年に続いてコロナ禍の年となり、全体的に先行き不透明感が強い年だった。自社の大きな役割であるフェリーターミナルの安定的な運営に取り組んだ。トラック・シャシーなど物流面は底堅く推移したが、フェリーの旅客の戻りが遅い。不動産事業は、物流拠点の集約化を進めたい
肉体美を競う大会「ベストボディジャパン」の10周年記念となる全国大会への出場を目指しています。東京・両国国技館で11月に開催される予定で、「苫小牧から日本一に」をモットーに、ベンチプレスなどのトレーニングに励む日々。苦しい減量なども、妻の食事サポートや子どもの笑顔があるから頑張れます。結果を出すこ
苫小牧市美術博物館は3月13日まで、中庭展示Vol.17澁谷俊彦「雪待の庭「薄雪」/SnowPallet14」を開催している。同館の細矢久人学芸員が展示内容を解説する。 ◇ 「中庭展示」は、同館の中庭展示スペースにおいて、その空間を活用したインスタレーション(架設展示)を紹介するシリ
―昨年を振り返って。 「苫小牧製造所の日本軽金属グループ6社は、業種によって違いはあるが(新型コロナウイルス感染拡大による落ち込みから)受注が戻り、全般的に良かった一年だった。ただ、受注があっても半導体や建材、輸入材が入ってこないなど苦労した時期はあった。日軽パネルシステムは断熱、不燃パネ
―昨年を振り返って。 「新型コロナウイルスに明け暮れた一年だったが、昨年2月にダイレクトシフトCVT(無段階変速機)の能力増強ラインを立ち上げた。(ユニット完成前の)構成部品の海外供給を始め、前半は比較的良かった。後半はコロナの感染拡大の影響で、東南アジアの半導体不足などにより車両工場が停
明けましておめでとうございます。ただいま私は、雪も氷もほとんど縁のない帰省先でこの通信を書いています。そのため、現在のウトナイ湖の様子を詳しくお伝えできないのですが、気象データを遠方から見て予想するに、おそらく全面は結氷したままのはず。「道の駅」前の勇払川流入部は凍っておらず、オオハクチョウやマガ
―昨年の製紙業界を振り返って。 「国内では新聞用紙の需要の減少傾向が継続しており、販売量も2020年度に比べ減少している。印刷用紙は、20年に新型コロナウイルスの影響で経済活動が停滞した反動から、販売量が増加した。用途別で見ると、女性誌や旅行雑誌、スポーツ誌など出版用途で定期的に発行する雑
Q…苫小牧市緑ケ丘公園を散歩していると、散策路に割れたオニグルミを見つけました。誰の仕業でしょう? A…オニグルミの殻はとても堅いので、殻を割って食べることができるのはカラスとネズミ、リスの仲間くらいです。特に二つに割ることができるのは、カラスとリスの仲間だけで
記者コラム 今年最後の出張先は高校バスケットボールの全国大会が開かれている東京だった。23日から4日間の滞在中、クリスマスから年末ムードへと移り変わる都心の雰囲気は「例年通り」の活況だった。 新型コロナウイルスの感染を恐れた記者は、混雑を極める通勤ラッシュを避け、ホテルから会場まで
1975年、光洋町3の市営住宅群の一部が光洋町町内会から独立して結成。当初は147世帯あったが建物の老朽化や高齢化などにより現在は半減。「あやめ」の名は湿地だった地域に自生していたアヤメにちなむという。 現役員は大橋政義会長(77)含め6人。高齢化した住民の物故が相次ぎ、副会長や総務
芸術で表現した地域の多様な文化を観光のまちづくりに生かす―。そうした試みが今年、白老町で動きだした。戸田安彦町長を名誉会長に町議会やアイヌ協会、商工会、観光協会、町内会連合会などの代表らが6月に実行委員会(熊谷威二会長)を設立。文化庁の日本博予算を活用して今秋、「白老文化芸術共創」と銘打った事業を
2018年9月に発生した胆振東部地震、新型コロナウイルス感染拡大による経済の低迷、それらに伴う人口減少など課題は山積している。ただ、そんな状況だからこそ、この仕事のやりがいがあるのかもしれない。課題解決のために学び、頭を悩ませながら、まちづくりに汗を流す人たちの姿を追い掛けるのは面白いとも感じる1
57年ぶりに東京開催された夏季五輪(7月23日~8月8日)で、苫小牧ゆかりの選手たちが躍動した。新型コロナウイルスの影響で1年延期、無観客実施という数々の苦境を乗り越え国民、市民に勇気と感動を与えた。 世界一の称号、金メダルを獲得したのは野球日本代表の田中将大(33)=プロ野球東北楽天=、
胆振東部地震から3年を迎えた9月6日、厚真町吉野の献花台で取材した。掛け替えのない多くの命が奪われた地から遺族らの思いを伝えることで、一人一人の命の重さを記録に残し、読者に地震の怖さを知ってもらうため。自ら志願したが、迷いもあった。 メディアスクラムの弊害が指摘されて久しい。重大な事件や事
2018年9月に胆振東部地震が発生してから、4度目の冬を迎えた。厚真、安平、むかわの被災3町ではみなし仮設住宅も含め、最優先課題だった「住まいの再建」が夏までにすべて完了した。3町と北海道で行う公共工事などの復旧作業も順調に進み、年度内には一定のめどが立つ。発災当初から見る景色は大きく変わった。
「飲み会などを自粛する大人たち以上に、多くのことを我慢している」「友達の部屋にも行けず、コミュニケーションが取れない」。 これらは、新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間中、寮生活を送る学生たちから寄せられた言葉だ。 今年4月に入社した私は、主に高等教育を担当してきた。高校生高専生、
苫小牧市植苗のウトナイ湖サンクチュアリは5月に開設から40周年、ウトナイ湖は12月にラムサール条約湿地登録30周年を迎えた。節目となる今年、同サンクチュアリを管理する日本野鳥の会は、活動を紹介するパネル展や散策ツアーなどの体験イベント、市と共催のシンポジウムを展開した。 ウトナイ湖サンクチ
8月に苫小牧市内で開かれた全国高校選抜アイスホッケー大会で発生した新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)について、感染者が出た市外の学校に何度か電話取材をする機会があった。 当事者の話を聞くのは取材の基本だが、面識のない相手への取材を電話で済ますのは正直、苦手だ。明るい話題では
「うちの町内会は高齢者が多いので集まるのはリスクが高い」「会長になった途端、新型コロナウイルスがはやり始め、まだ何もできていない」―。毎週水曜に本紙第2社会面に掲載されている「回覧板」の取材で、町内会長たちが口にしたのはどれも似たようなせりふだった。 コロナ禍で町内会活動は今年も停滞し、会
今年で創立50周年の節目を迎えた新明町町内会。新型コロナ禍で大々的な行事は断念せざるを得なかったが、会員への還元に全力を注いでいる。 例年8月に開催する盆踊りでは、小中学生が太鼓の演奏を披露し、大人は仮装大会に精を出す。冨岡隆会長は「苫小牧から引っ越した人も、盆踊り目当てに帰ってくる」と語
今年3月、アイヌ民族が遠洋漁業などに使ったとされる丸木舟(イタオマチプ)が55年ぶり苫小牧市内で見つかったというニュースを報じた。本紙第3社会面の落とし物コーナーがきっかけとなったこの記事はこのほど、文化通信社の「ふるさと新聞アワード」初代グランプリを受けることになった。 いきさつは、こう
道立の特別支援学校「苫小牧支援学校」(小笠原正樹校長)が、今年4月に明徳町で開校した。2020年3月に閉校した旧苫小牧明徳小学校の校舎を活用し、苫小牧市、白老町、安平町の知的障害を持つ小学生と中学生が通う。義務教育段階にある児童生徒がより身近な場所で、専門性の高い教育を受けられる機会につながってい
「市民や地域、事業者と一体となって連携、協働しながら挑戦する」―。岩倉博文苫小牧市長は8月24日、2050年までに二酸化炭素(CO2)の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」宣言を高らかに行った。道内では札幌市や釧路市などの後追いになる宣言だが、苫小牧市には地元で国の事業が着実に進む地の利が
2歳からピアノを習っており、3月に東京都内で開かれたコンクールで銀賞と特別賞を受賞しました。 副賞として今月、都内のルーマニア大使館で開催された入賞者演奏会に招待されました。新型コロナウイルスの影響で急きょ会場が変更になりましたが、同国の大使らに出迎えられ、緊張しましたが、練習通りに披露で
「地域に信頼される大学に―と、いろんな活動をしてきた」と話すのは北洋大学の奥村訓代学長。4月1日、苫小牧駒沢大学から校名を変更し、再出発した苫小牧市内唯一の4年制大学。語学教育に力を入れたカリキュラムを作り、市民講座を開くなど地域にも積極的に大学を開放した。しかしなお「地元の高校生が行きたいと思う
感染は拡大から大幅な減少へ―。新型コロナウイルス流行2年目となった2021年、道内では1カ月以上にわたる緊急事態宣言が2度発令され、苫小牧市内の公共施設はその都度、臨時休館を余儀なくされた。主に文化活動の取材を担当する記者にとっては感染状況に合わせ、取材アポイントの増減が著しい1年となった。
苫小牧市の桜木町町内会会長を務める三澤伸吉さん(69)は「多くの人に生かされていることを忘れず、チャレンジ精神を持ち、町内会のために尽力する」と笑顔で語る。 1952(昭和27)年に名寄市麻生町で生まれ、父が働く帝国繊維名寄工場の社宅で育った。保育所の窓ガラスを割って逃げ出すほど元気いっぱ