• 被災地、土地境界の見直し難航 液状化で広範囲のずれ 復旧の遅れ懸念 石川
    被災地、土地境界の見直し難航 液状化で広範囲のずれ 復旧の遅れ懸念 石川

       能登半島地震による液状化で、土地が水平方向にずれる「側方流動」が広範囲で起きた石川県内灘町、かほく市一帯の土地境界の見直しが難航している。ずれた後の場所で新たな境界を引きたい地元自治体に対し、国は「筆界(登記上の境界)は動かない」との法解釈を堅持。境界を定める手法が決まらず、復旧の遅れが懸念されてい

    • 2025年6月3日
  • 「愛されたミスター」 列島、悲しみに包まれる
    「愛されたミスター」 列島、悲しみに包まれる

       「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄さん(89)が3日朝、亡くなった。大舞台での勝負強さと天真らんまんなキャラクターで日本中に愛された長嶋さん。「とてもショック」。日本列島は、深い悲しみに包まれた。 東京都大田区にある長嶋さんの自宅は、人の出入りもなくひっそりとしていた。近くに住む内山信夫さ

    • 2025年6月3日
  • 首相、コメ政策で浮揚狙う 参院選へ消費減税に対抗 自民「聖域」反発必至
    首相、コメ政策で浮揚狙う 参院選へ消費減税に対抗 自民「聖域」反発必至

       夏の参院選を控え、石破茂首相が農政改革を進める方針を打ち出した。米価高騰に国民から悲鳴が上がる中、コメ政策の抜本的見直しに踏み込む姿勢を示し、消費税減税を掲げる野党に対抗する狙いがある。ただ、コメ政策は自民党内で「聖域」とされてきた歴史があり、抵抗も予想される。「十数年前に農林水産相を務めた時、

    • 2025年6月3日
  • コメ高騰 農政抜本改革へ閣僚会議 5日開催で調整 「減反」見直しも焦点
    コメ高騰 農政抜本改革へ閣僚会議 5日開催で調整 「減反」見直しも焦点

       政府は2日、コメの安定供給に関する閣僚会議を立ち上げると発表した。初回会合を5日に開く方向で調整している。コメの歴史的な高騰を受け、補助金で転作を促し、事実上の「減反政策」とされる現行の生産調整の在り方などを議論。食料安全保障の考え方も整理し、農政の抜本改革につなげたい考えだ。 議長を務める石

    • 2025年6月3日
  • 女性の起業、全国で支援 地方離れ防止、政府「骨太」原案
    女性の起業、全国で支援 地方離れ防止、政府「骨太」原案

       政府は2日、男女共同参画会議(議長・林芳正官房長官)を首相官邸で開き、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2025」(女性版骨太の方針)の原案をまとめた。女性の地方離れを防ぐため、全国各地で女性の起業を支援する方針を明記。地方自治体が設置する「男女共同参画センター」を拠点に、セミナーや出前講座を開催

    • 2025年6月3日
  • 戦争の惨禍、次世代につなぐ旅 愛子さま、初めて沖縄へ
    戦争の惨禍、次世代につなぐ旅 愛子さま、初めて沖縄へ

       天皇、皇后両陛下は戦後80年に当たり、長女愛子さまを伴い、4~5日に沖縄を訪問される。「次の世代に戦争の惨禍を引き継いでいきたい」(側近)との両陛下の意向を踏まえ、4月の硫黄島に続く戦没者慰霊の旅。愛子さまは初めて沖縄の地を踏む。大元帥だった昭和天皇の名の下に行われた先の大戦で、沖縄では民間人も含

    • 2025年6月3日
  • 8割「生活費が不足」 NGO調査 困窮妊産婦、悩み深刻
    8割「生活費が不足」 NGO調査 困窮妊産婦、悩み深刻

       経済的な支援を必要とする妊産婦の約8割が、現在抱える悩みとして、生活費の不足を挙げていることが3日、国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京)の調査で分かった。国による支援金を生活費に充てている人も多く、担当者は国や自治体に対し、紙おむつなどの提供を通じた支援拡充を訴えている。 調

    • 2025年6月3日
  • 韓国大統領選、投票始まる 政権交代か 夜にも大勢判明
    韓国大統領選、投票始まる 政権交代か 夜にも大勢判明

       【ソウル時事】韓国大統領選の投票が3日午前6時(日本時間同)から始まった。革新系最大野党「共に民主党」候補の李在明前代表(60)が優位とみられ、勝利すれば3年ぶりに革新系政権が誕生する。保守系与党「国民の力」候補の金文洙前雇用労働相(73)と保守系野党「改革新党」の李俊錫議員(40)の一本化は実現

    • 2025年6月3日
  • コメ5㌔4260円-農水省 備蓄米効果 3週ぶり値下がり
    コメ5㌔4260円-農水省 備蓄米効果 3週ぶり値下がり

       農林水産省は2日、全国のスーパーで5月19~25日に販売されたコメ5㌔当たりの平均価格が、前週より25円安い4260円だったと発表した。3週ぶりの値下がり。競争入札で落札された備蓄米が市場に徐々に行き渡り、放出の効果が出始めたとみられる。ただ、流通のペースは遅く、前年同時期の約2倍の水準で高止まり

    • 2025年6月3日
  • 自民幹部が備蓄米試食
    自民幹部が備蓄米試食

       自民党の森山裕幹事長、小野寺五典政調会長ら党幹部は2日、政府が随意契約で放出した2022年産の備蓄米で作ったおにぎりを党本部で試食した。森山氏らは「おいしい」と感想を述べ、味に問題はないと太鼓判を押した。備蓄米は小野寺氏の地元の宮城県内で購入。米価高騰が続いていることについて、小野寺氏は記者団に「

    • 2025年6月3日
  • 女児2人と母親死亡、腹部に傷 父親は別の場所で転落死か-大阪府警
    女児2人と母親死亡、腹部に傷 父親は別の場所で転落死か-大阪府警

       2日午前7時45分ごろ、大阪府吹田市青葉丘南の集合住宅の一室で、血を流して倒れている2歳と1歳の女児と母親(26)を警察官が発見した。3人は腹部に傷があり、その場で死亡が確認された。父親(26)も別の場所で死亡しており、府警吹田署は、詳しい経緯を調べる。 同署によると、2日午前6時20分ごろ、

    • 2025年6月3日
  • 首相、夫婦別姓結論急がず 参院予算委 消費減税に慎重
    首相、夫婦別姓結論急がず 参院予算委 消費減税に慎重

       参院予算委員会は2日、石破茂首相と関係閣僚が出席し、内外の諸課題をテーマに集中審議を行った。首相は選択的夫婦別姓制度について「個人の価値判断に基づくもので、多数決でいっぺんに(是非を)決めていい問題ではない」と述べ、結論を急ぐべきではないとの考えを明らかにした。立憲民主党の奥村政佳氏への答弁。

    • 2025年6月3日
  • 北日本が高温多雨 気象庁 春のまとめ
    北日本が高温多雨 気象庁 春のまとめ

       気象庁は2日、春(3~5月)の天候まとめを発表した。全国的に気温の変動が大きかったが、北日本(北海道と東北)は暖かい空気に覆われ、平均気温は平年を1・2度も上回った。東日本は1・0度、西日本は0・5度、それぞれ上回り、沖縄と奄美は0・1度下回った。

    • 2025年6月3日
  • 米兵、無罪を主張 性的暴行事件で初公判 「疑われることはない」 那覇地裁
    米兵、無罪を主張 性的暴行事件で初公判 「疑われることはない」 那覇地裁

       沖縄県内で2024年5月、性的暴行をしようとした女性にけがをさせたとして、不同意性交致傷の罪に問われた在沖米海兵隊上等兵のジャメル・クレイトン被告(22)の裁判員裁判の初公判が2日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であり、被告は無罪を主張した。 罪状認否でクレイトン被告は、女性と性的行為をしようとは

    • 2025年6月3日
  • 「ふるさと住民」延べ1億人 基本構想案 地方創生へつながり促進
    「ふるさと住民」延べ1億人 基本構想案 地方創生へつながり促進

       地方創生の実現のため、今後10年間で集中的に取り組む施策として政府がまとめた「基本構想」の原案が2日、分かった。居住地以外の地域に継続的に関わる人を登録する「ふるさと住民登録制度」を創設し、延べ1億人の登録を目指す方針を明記。多くの人に地方とのつながりを促すことで、地域経済の活性化や地方の担い手確

    • 2025年6月3日
  • 田中康夫氏が出馬表明 横浜市長選
    田中康夫氏が出馬表明 横浜市長選

       任期満了に伴う横浜市長選(7月20日告示、8月3日投開票)で、元長野県知事で作家の田中康夫氏(69)が2日、市内で記者会見し、無所属での立候補を表明した。 田中氏は2000~06年に長野県知事を務め、07~12年には参院議員、衆院議員を歴任。21年の前回市長選にも出馬し、落選した。 横浜市

    • 2025年6月3日
  • 中国・大連 邦人2人殺害される 知人間のトラブルか
    中国・大連 邦人2人殺害される 知人間のトラブルか

       【北京時事】中国遼寧省大連市で邦人2人が殺害されたことが3日、分かった。日中関係者が明らかにした。在瀋陽の日本総領事館に5月25日、地元公安当局から連絡があった。容疑者は既に拘束されており、「知人間のビジネス上のトラブルが原因」と説明があったという。被害者の年齢やトラブルの内容など詳細は不明。

    • 2025年6月3日
  • ラジオで復興後押し 女川からノウハウ 住民有志、臨時FM局開設へ 石川
    ラジオで復興後押し 女川からノウハウ 住民有志、臨時FM局開設へ 石川

       能登半島地震と豪雨災害により甚大な被害を受けた石川県輪島市の町野町地区で、住民らの有志が臨時災害放送局の開設に向け準備を進めている。「復興を後押しする放送を」。東日本大震災の後、約5年間にわたり放送を続けた宮城県女川町の団体からノウハウと器材を受け継ぎ、6月中旬の開局を目指す。災害FM局「まちのラ

    • 2025年6月2日
  • 別姓・献金、野党まとまれず 終盤国会 コメ・不信任で攻防
    別姓・献金、野党まとまれず 終盤国会 コメ・不信任で攻防

       今国会は会期末が22日に迫り、与野党が最終盤の攻防に入る。選択的夫婦別姓制度の導入や、企業・団体献金の見直しは野党が団結できず、法改正が実現しない見込み。一方、夏の参院選をにらみ、コメ高騰対策や内閣不信任決議案を巡る論戦や駆け引きが過熱しそうだ。別姓に関し立憲民主、日本維新の会、国民民主各党がそ

    • 2025年6月2日
  • 生活保護減額、3千億円規模か 13~18年時事通信試算 違法訴訟、27日最高裁判決
    生活保護減額、3千億円規模か 13~18年時事通信試算 違法訴訟、27日最高裁判決

       国が2013~15年に3回実施した生活保護基準額の引き下げによる減額の総額が、18年までの約5年間で計3000億円規模になることが1日、時事通信の試算で分かった。各地の受給者が減額処分取り消しなどを求めた訴訟では、判断が分かれた大阪、名古屋各高裁の2件について最高裁が27日に判決を言い渡す。原告が

    • 2025年6月2日
  • 火災警報発令の目安提示へ 総務省消防庁 市町村に活用促す
    火災警報発令の目安提示へ 総務省消防庁 市町村に活用促す

       総務省消防庁は、乾燥や強風で火災のリスクが高まった際に住民の火の使用を制限する火災警報について、市町村が発令を判断する目安を示す。気象条件が基準を満たさないことなどから、発令されないケースが多い。火の不始末による林野火災が多発する中、発令の考え方や手順を示し、活用を促す。同庁などの検討会で今夏ごろ

    • 2025年6月2日
  • 立ち直りに軸足 「拘禁刑」開始 1907年以来初、新たな刑罰
    立ち直りに軸足 「拘禁刑」開始 1907年以来初、新たな刑罰

       懲役刑と禁錮刑を廃止し「拘禁刑」に一本化する改正刑法が1日に施行された。これまでの懲罰から受刑者の「立ち直り」に軸足を移し、刑務作業と指導を組み合わせた柔軟な処遇を目指す。1907年の刑法制定以来、新たな刑罰の導入は初めて。 2022年6月に成立した改正刑法は、拘禁刑について「(受刑者の)改善

    • 2025年6月2日
  • 国民民主、勢いに陰り「餌」発言、火消しに躍起
    国民民主、勢いに陰り「餌」発言、火消しに躍起

       夏の参院選で「台風の目」になり得ると目されていた国民民主党の勢いに陰りが見え始めた。参院選候補の人選や党のガバナンス(統治)に疑問の声が上がる中、政府備蓄米を巡る玉木雄一郎代表の「1年たったら動物の餌」発言が追い打ちをかける形となった。党幹部は世論が離反しかねないと火消しに躍起だ。「意見として受

    • 2025年6月2日
  • 小泉農水相が販売店視察 備蓄米、「コメ価格全体に影響も」
    小泉農水相が販売店視察 備蓄米、「コメ価格全体に影響も」

       小泉進次郎農林水産相は1日、政府が随意契約で放出した備蓄米を販売する東京都内の大手小売店を視察した。「5㌔2000円」程度の備蓄米販売は徐々に本格化する見通し。小泉氏は視察後、記者団の取材に応じ、早期の販売開始に協力した事業者らへの謝意を述べた上で、備蓄米について「需要があれば全部出すという強い思

    • 2025年6月2日
  • 受給者「物価下落率を過大算出」 国は反論、司法判断分かれる
    受給者「物価下落率を過大算出」 国は反論、司法判断分かれる

       生活保護基準の引き下げを巡っては、29都道府県の受給者計1000人超が国などを相手取って各地で訴訟を起こした。デフレを理由とした減額措置について、物価下落率を過大に算出して減額幅を大きくしたなどとする原告側の主張に対し、国側は「厚生労働相には広範な裁量権が認められ、引き下げは適法だ」と反論。一、二

    • 2025年6月2日
  • 「平和の礎」読み上げ始まる 沖縄 戦没者24万人に思いはせ
    「平和の礎」読み上げ始まる 沖縄 戦没者24万人に思いはせ

       沖縄県伊江村の伊江島で1日、平和祈念公園(同県糸満市)の「平和の礎」に刻まれた犠牲者の名前を読み上げる取り組みが始まった。沖縄戦犠牲者を追悼する23日の「慰霊の日」まで続き、国内外から参加した有志が、24万人以上の戦没者一人一人に思いをはせる。開会式で玉城デニー県知事は、「悲惨な戦争体験が平和を

    • 2025年6月2日
  • 万博来場者 最多の16・2万人 先月31日 「想定」超えは初
    万博来場者 最多の16・2万人 先月31日 「想定」超えは初

       日本国際博覧会協会は1日、5月31日の大阪・関西万博の一般来場者数(速報値)が過去最多を更新し、16万2000人だったと発表した。協会は半年間の会期中、2820万人の来場を想定。1日平均15万人の来場が必要な計算で、この人数を超えたのは開幕後初めて。 協会によると、この日は音楽イベントや花火の

    • 2025年6月2日
  • 新潟水俣病公式確認60年で式典 被害者代表「いまだに終わってない」
    新潟水俣病公式確認60年で式典 被害者代表「いまだに終わってない」

       新潟県の阿賀野川流域で発生した新潟水俣病の公式確認から5月31日で60年を迎えた。新潟市では「歴史と教訓を伝えるつどい」が開かれ、患者や遺族のほか、浅尾慶一郎環境相や原因企業、昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)の高橋秀仁社長ら約300人が参列し、犠牲者に黙とうをささげた。環境相の式典出席は

    • 2025年6月2日
  • 職場の熱中症対策義務化 罰則付き 企業の準備進む
    職場の熱中症対策義務化 罰則付き 企業の準備進む

       職場での適切な熱中症対策を講じることが1日から企業に義務付けられた。夏場の猛暑が年々厳しさを増す中、熱中症で死亡する事例が後を絶たないためだ。屋外作業が多い建設や運輸、警備業界では、ファンの付いた「空調服」の導入拡大など熱中症への備えを進めている。 義務化は、温度や湿度を踏まえた「暑さ指数(W

    • 2025年6月2日
  • 日比防衛相 部隊連携を強化 中谷氏、豪に護衛艦アピール
    日比防衛相 部隊連携を強化 中谷氏、豪に護衛艦アピール

       【シンガポール時事】中谷元防衛相は1日、フィリピンのテオドロ国防相と訪問先のシンガポールで会談した。中国が東・南シナ海で軍事活動を強める中、自衛隊と比軍の連携を一層強化することで一致した。2月の会談で創設を決めた部隊運用担当者間の「戦略的対話」の枠組みを活用する。 テオドロ氏は冒頭、対中国を念

    • 2025年6月2日