心の復興
- 2023年9月1日
2018年9月6日。本社編集局は早朝から右往左往していた。停電でパソコンが動かない。新聞を印刷する輪転機も止まったままだ。新聞を発行できるのか。そんな不安の中でも「発行しない」という選択肢は思い浮かばなかった。 社所有の車両から一時的な電源を確保し、災害協定を結んでいる新聞社の力を借りて何
2018年9月6日。本社編集局は早朝から右往左往していた。停電でパソコンが動かない。新聞を印刷する輪転機も止まったままだ。新聞を発行できるのか。そんな不安の中でも「発行しない」という選択肢は思い浮かばなかった。 社所有の車両から一時的な電源を確保し、災害協定を結んでいる新聞社の力を借りて何
安平町早来地区にある小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)で8月31日と9月1日、1泊2日の日程で防災キャンプが行われた。7年生(中学1年相当)と町職員らが参加。課せられたミッションや避難所運営体験を通じて防災・減災の意識を高め、協力し合うことの大切さを学んだ。 同校で行う初め
むかわ町は、2018年9月に発生した胆振東部地震の記録をまとめたむかわ版「震災アーカイブ」を制作する考えを明らかにした。町民の協力を得ながら、震災に関連する画像や町民インタビューなどを一本の動画にまとめ、年度内に第1弾を配信する計画だ。 町はこれまで厚真、安平両町と3町合同で、さらに町独自で
白老町在住のアイヌ文化伝承者、宇梶静江さん(90)が語り、自身の古布絵(こふえ)作品を披露する「絵本作家・宇梶静江の講演と古布絵の展示」が10月15日、札幌市の道立近代美術館講堂で開かれる。 民族の生活文化継承などに取り組む一般社団法人アイヌ力(ぢから)と白老町地域おこし協力隊員の乾藍那さ
厚真町農業委員会が主催する「厚真町の農業男性との婚活パーティー2023」が10月14、15両日、1泊2日の日程で町内で開かれる。10日まで参加者を募集している。 参加資格は40歳以下の独身女性。初日は昼食やパークゴルフ(雨天の場合はペタンク)、ソーセージ作り体験、グランピング・バーベキュー
「AMFアイヌ音楽祭2023」が、10日午後1時から浦河町総合文化会館4階文化ホールで開かれる。入場無料。 三石アイヌ協会と浦河アイヌ協会の共催。アイヌ民族文化財団助成事業。 出演は、1993年に樺太アイヌの弦楽器トンコリに出合い、演奏と楽器製作を独学で取得してから、アイヌの伝統を
苫小牧市音羽町の妙見寺(末澤隆信住職)は10日午後1時半から、札幌市在住のチェロ奏者土田英順さんによる東日本大震災復興支援チャリティーコンサートを同寺で開催する。会場に募金箱を設置し、集まった義援金は土田さんが被災地の子どもたちを支援するため立ち上げた「じいたん子ども基金」に寄付する。 土
苫小牧市ときわ町の本格中華が味わえる「中華ダイニング葵花(きっか)」は1日から、オープン1周年記念企画としてコース料理を特別価格で提供する。オーナーシェフの武田智博さん(48)は「感謝の気持ちを伝えられたら」と話している。 企画の第1弾は4日まで。通常5500円相当のコースが3780円で▽
◇母校へ 先日、ちょっとした用事があって母校に行きました。校門をくぐって職員玄関を通ると、数十年前の懐かしい校舎内の風景が広がりました。「変わってないな…」と思いました。しかし、そこで話した学校関係者が無愛想。別に必要以上にへらへらしなくてもいいんですよ、普通に話してくれた
JR札幌駅南口の大型商業施設「エスタ」が8月31日、北海道新幹線札幌延伸に伴う駅周辺の再開発計画のため閉店し、開業から45年の歴史に幕を閉じた。最終日は午前10時の開店から大勢の買い物客が詰め掛け、午後9時の閉店まで終日混雑した。 地下1階入口横の電光掲示板の表示は閉店まであと「0日」。何
道と北海道労働金庫(出村良平理事長)は8月31日、地域社会への貢献活動など4分野で協働事業に取り組む包括連携協定を締結した。 協定内容は、地域社会への貢献活動のほか▽児童・青少年の教育▽道内労働者への支援▽道政広報―の4分野8事業。 「地域社会―」では高齢者の消費者被害防止などに取
帝国データバンク札幌支店は、海外進出・取引に関する道内企業の意識調査結果を発表した。直接・間接のいずれかの形で海外進出または海外と取引している道内企業は、全体の13・5%だった。 海外事業の内容(複数回答)では、商社や取引先を経由した「間接的輸入・仕入れ」が6・1%で最多。これに「間接的輸
石狩振興局は5日まで、札幌市周辺で採れた新鮮な農作物や管内の特産品を取りそろえた「いしかりフェア2023」をJR札幌駅のどさんこプラザ札幌店で開催している。 苦みを抑えた白ゴーヤや紫色のもちきび、タケノコの形をしたキャベツなど珍しい野菜のほか、特大のホッケの開き、かぼちゃプリン、持ち運びに
北海道新聞社は1日付朝刊で、夕刊を9月末で休止することを明らかにした。新聞用紙をはじめとする原材料費の高騰や輸送コストの上昇などで発行の継続が難しくなったほか、読者のライフスタイルの変化やデジタル社会の進展を踏まえたとしている。夕刊のコラムなどを朝刊に移して紙面を充実させ、ニュースサイトも拡充する
(2日) 苫小牧 公式行事なし。 千 歳 午前10時30分、市健康まつり視察(市民文化センター)。午前11時15分、シルバー展視察(シルバー人材センター)。正午、ちとせまちライブラリーブックフェスタ会場視察(グリーンベルト)。 恵 庭 公式行事なし。 白 老 公式行事なし。
札幌市の総合病院「KKR札幌医療センター」が発注した敷地内薬局の整備事業を巡り、入札情報を漏えいさせて特定の企業に便宜を図ったとして、道警は31日、公契約関係競売入札妨害容疑で、同センター元事務部長藤井浩之容疑者(62)=石狩市=ら3人を逮捕した。道警は3人の認否を明らかにしていない。 他
つつみ(本社室蘭市)が経営するレディースファッションつつみ本店(苫小牧市表町)は8月28日、苫民ボランティア振興基金に5万円を寄託した。 6月に行った創業祭の売上金の一部と社員の善意。山口由貴子運営部長、川村ひろみMD、松村有利子次長の3人が、苫小牧民報社に届けた。同基金への寄付は8回目で
苫小牧美園小学校(中島勉校長)は8月29日、1年生と苫小牧市東長生大学の学生との世代間交流を生活科の授業として同校体育館で行った。児童70人が同大学の学生約25人とけん玉やおはじきなどで遊び、親睦を深めた。 新型コロナウイルス感染拡大の影響による中止を経て、4年ぶりに実施した。昔の遊びを通
苫小牧市民会館は18日、同館大ホールで「SPECIALピアノDAY~気分はすっかりピアニスト~」を開催する。グランドピアノを演奏する機会を提供する自主事業で、参加者を募集している。 反響板を設置したホールで、コンサート用ピアノのスタインウエイとヤマハCFの弾き比べなどを体験できる。
苫小牧三曲会(阿部瀞山会長)は16日午後1時から、苫小牧市文化会館で「箏(こと)・尺八・三絃(三味線) 第43回三曲合同演奏会」を開く。 市文化団体協議会、苫小牧民報社後援。 コロナ禍の中止を経て、昨年再開した演奏会。28人が出演し、代表的な古典箏曲の一つ「六段の調」(八橋検校作曲
現在の東京都を中心に10万人超の死者・行方不明者を出した1923(大正12)年の関東大震災から100年となる1日、政府は首都直下地震を想定した総合防災訓練を行った。岸田文雄首相をトップに全閣僚が参加する緊急災害対策本部を設置。首相官邸で会議を開き、各省庁の対応を確認するほか、オンラインで被災自治体
ウクライナのゼレンスキー大統領は、再選を目指し来年の大統領選に出馬する意向を明らかにした。現地メディアが31日、ポルトガル公共放送RTPのインタビュー内容として一斉に伝えた。 ゼレンスキー氏は2019年に就任後、支持率が低迷した時期もあったが、昨年2月からロシアの侵攻を受ける中で「戦時大統領
野村哲郎農林水産相は31日、東京電力福島第1原発の処理水について「汚染水」と発言した。この後、岸田文雄首相の指示を受けて謝罪、撤回。辞任は否定した。 野村氏は、農水省で記者団に「言い間違えた。関係者に不快な思いをさせて申し訳ない」と述べた。自身の進退については「反省を踏まえ、改めて責任感を持
感染症対策の司令塔となる「内閣感染症危機管理統括庁」が1日、発足した。初動対応が遅れた新型コロナウイルス禍の教訓を踏まえ、政府行動計画の策定や企画立案、調整を一元的に担うことで対策の迅速化を図り、次の感染症危機に備える。 統括庁の創設は、岸田文雄首相が2021年9月の自民党総裁選で公約に掲げ
苫小牧市が初めて実施する自動運転バス実証事業の概要が決まった。9月20日~10月17日の午前10時~午後4時、JR苫小牧駅と海の駅ぷらっとみなと市場を結ぶ約3・4キロ区間で運行する。運賃は無料で、市は利用を呼び掛けている。 自動運転バスは定員10人で、両駅間で1日4往復程度を予定。実証事業の
実証運行で使う自動運転バスを横浜市の画家原游さん(47)、苫小牧東中学校美術部の生徒4人がラッピングした。原さんが「ウオーカブル(歩きやすい)なまち」をテーマに外観をデザインし、生徒たちが内装を担当するなど、共同作業でかわいいバスを完成させた。 24、25両日に市内のホテルでワークショップ
苫小牧市は今夏の記録的な暑さを踏まえ、市内の全37小中学校に移動式の冷風機スポットクーラーを導入する。児童・生徒の熱中症対策で、9月から来年夏までに全教室分600台を購入する。9月7日開会予定の市議会定例会に提案する2023年度一般会計補正予算案に、事業費3168万円を盛り込んだ。 30日
苫小牧港を発着するフェリー4社がまとめたお盆期間(10~20日)の利用状況によると、実数を公表する各社の旅客数は前年実績を上回り、新型コロナウイルス感染拡大後で最多となった。台風7号の影響などで一部が欠航したが、コロナ5類移行後初のお盆休みに、旅客需要は順調に回復した。 商船三井フェリーの
一般社団法人苫小牧タウンマネジメント(藤淳一代表理事)は、5日に苫小牧港・漁港区西側広場で行われた「とまみん苫小牧百年花火」のフォトコンテストをSNS上で実施している。写真と動画の投稿を9月3日まで受け付け、各部門の最優秀賞4組に来年開催する花火大会のペアチケットを贈る。 28日か
苫小牧市立病院は30日、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(医療分)病床確保事業に関する道の補助金の一部で、5696万6000円を過大に交付されていたと発表した。10月に道へ返還する方針。 コロナ病床の確保などを支援する同事業は、診療報酬の区分に応じた1日1床当たりの上限額が決