• 早期化する就活
中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)
    早期化する就活 中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)

       このたび「ゆのみ」を執筆させていただくこととなりました苫小牧信用金庫の中岡と申します。当庫の歴代執筆者の方々から引き継がせていただきましたが、現時点で1年分のテーマは頭に浮かんでおりません。今は人事部におりますので、担当の仕事に関する事が多くなるとは思いますが、世の中の移り変わりの中で感じたことや

    • 2024年6月6日
  • 幸せへの合言葉 蒲原(かんばら) 亮平(りょうへい)
    幸せへの合言葉 蒲原(かんばら) 亮平(りょうへい)

       8万回の「いただきます」をもっと価値あるものに  私が3代目を務める有限会社蒲原水産の企業理念であり、私自身も人生で最も大切にしている人生理念です。  近所に外食チェーンやコンビニが無く、海山問わず旬のものが容易に手に入る、人間同士の結び付きが良好な土地柄などのおかげで、幼い頃より丁寧

    • 2024年6月4日
  • 面白い予想外 五十嵐(いがらし) 啓子(けいこ)
    面白い予想外 五十嵐(いがらし) 啓子(けいこ)

       同級生が社会人としてバリバリ働いていたり、子育てをしたりしている中、10年ほど遅れて大学へ入学した。紺やグレーのスーツを着た18歳の新入生が入学式の会場へと向かう中、真っ白いスーツを着た私は保護者席に案内された。予想を裏切られる大学デビューとなった。  給食が楽しみで学校に行っていたような小

    • 2024年6月1日
  • 親切はつながる 川田(かわた) 幸香(さちか)
    親切はつながる 川田(かわた) 幸香(さちか)

       1年間私の文章を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。  書かせていだだいた文章を振り返って、私が書いた内容の多くは「人とのつながり」に関してだったと思う。日常の生活では忘れがちだが、改めて文章にすると、私はたくさんの人に支えられ、かわいがられ、助けてもらっているということを実

    • 2024年5月30日
  • 笑顔でコミュニケーション 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    笑顔でコミュニケーション 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       皆さまは海外に行く際にどのようなことを心掛けていますでしょうか。最近だと、すりやひったくりに気を付けるといったことを考える方が多いのではないかと思います。私が最も心掛けていることとしては、スロバキアでの留学経験から、笑顔でいることであります。  私がスロバキアに留学した当初は常に緊張している

    • 2024年5月28日
  • 若者の歌 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    若者の歌 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       ここ数年、若い世代の楽曲を中心に人生における深いメッセージ性のある歌詞が共感を集めているように感じます。  この十数年には大きな地震や津波などの災害、コロナ禍や戦争があり、大人になった自分を想像しても明るい気持ちや希望の持てない社会で青春時代を送る、若者たちの心境と重なるからかもしれません。

    • 2024年5月25日
  • いつまでも元気な街に
佐瀬(させ) 英明(ひであき)
    いつまでも元気な街に 佐瀬(させ) 英明(ひであき)

       「ゆのみ」の執筆も今回が最後となりました。この1年間、苫小牧信用金庫が金融機関の業務以外で行っている、地域貢献、社会貢献活動を中心にご紹介させていただきました。  全国的に少子高齢化、人口減少が大きな社会問題となり、当金庫本店周辺でも人通りが少なくなっていく様子を目の当たりにしてきました。そ

    • 2024年5月23日
  • 教育委員会の長尾さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)
    教育委員会の長尾さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)

       白老町教育委員会にいらっしゃる30代の職員、長尾拓哉さんは、親しいお友達で仕事仲間でもあります。  出会ったのは3年前の4月ごろ、私が白老へ移住してすぐのことでした。「白老で本屋をやりたい」と話すと、「めっちゃいいね!」と言ってくれて、とてもうれしかったのを覚えています。また、住む家を探して

    • 2024年5月21日
  • 女性を応援しています! 石澤(いしざわ)ともみ
    女性を応援しています! 石澤(いしざわ)ともみ

       私は苫小牧市の「なでしこ就職応援事業」で、働きたい女性をサポートする支援員をさせていただいています。1年半ほど携わっていて、面談をしたり、就労を希望する女性の職場体験に同行したりしています。  たくさんの女性と話したことで、仕事はしたいのに、なかなか決まらないことを知り、そこにとても共感しま

    • 2024年5月16日
  • 世代交代
鈴木(すずき) 龍也(たつや)
    世代交代 鈴木(すずき) 龍也(たつや)

       先日、初めて苫小牧市文化団体協議会(文団協)の総会に出席した。市民参加演劇祭は、文団協が組織する市民文化祭実行委員会によって開かれている「苫小牧市民文化祭」の一環である。どのような会の元に市民参加演劇はあるのかを知り、予算や2026年に予定される市民ホールの開館を見据えた準備をしているのかを聞きた

    • 2024年5月14日
  • 思い入れのある映画 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)
    思い入れのある映画 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)

       大学を卒業して、周りの反対を押し切って就職した映像制作会社では、主に国内のミュージックビデオの制作に携わっていた。大変な仕事だとは聞いていたけれど、自分の「好き」を信じ込んで就職を決めた。休日が少ないどころか、ほとんど家に帰ることもできない日々の中で、完成する作品や撮影で関わるアーティストの姿に力

    • 2024年5月11日
  • だれでも食堂 川田(かわた) 幸香(さちか)
    だれでも食堂 川田(かわた) 幸香(さちか)

       私が所属する白老町のNPO法人ウテカンパでは、月に1度町内に会場を借りて「だれでも食堂」を開催している。始めた当初は、地域の子供たちの居場所になればと「こども食堂」とした取り組みであった。この頃から、子供だけでなく地域の誰でも参加できたのだが、子供限定と思われることも多く、地域の誰でも来てほしいと

    • 2024年5月9日
  • あいさつ 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    あいさつ 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       スロバキアに留学していた時、擦れ違う人からよくあいさつをされると感じておりました。日本人が珍しいのかと思いましたが、どうやら目が合ったら自然としているようでした。私は知らない人と目が合ってしまうと、気まずくなり目をそらしてしまうことが多いので、とても新鮮に感じました。  ちょうどスロバキアに

    • 2024年5月7日
  • 一隅を照らす 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    一隅を照らす 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       政治はその国で選ばれた政治家が決めているように見えますが、この国の政界の裏金問題が表に出たことで、重要な政策は、多くの資金を持ち国民の声より大きな力を持つ出資者の目的や利権に従うよう決められているように思えました。  それは現代の戦争も同じで、よく調べると決して2国間だけの争いではないといえ

    • 2024年5月4日
  • こんかつの日 佐瀬(させ) 英明(ひであき)
    こんかつの日 佐瀬(させ) 英明(ひであき)

       5月2日は、その語呂合わせから「こ(5)んかつ(2)の日」と言われ「今年中に結婚するぞ!」と、改めて婚活に取り組むことを誓う日とされています。2009年に某大手結婚相談所が、もっと多くの方に気軽に「婚活をしてもらいたい」という思いから、日本記念日協会の正式認定を受けて制定されたそうです。  

    • 2024年5月2日
  • 白老町立図書館の本間さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)
    白老町立図書館の本間さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)

       白老町立図書館に勤められていらっしゃる司書の本間敬子さんは、40代くらいの女性です。図書館のカウンターの奥あたりに座っていることが多く、伺うといつもにこやかに対応してくれます。  「白老の郷土資料やアイヌに関する本を探していて…」「食べ物をテーマにした読み聞かせ向きの絵本はあり

    • 2024年4月30日
  • 電気の見える化と電気工事 西川(にしかわ) 良雄(よしお)
    電気の見える化と電気工事 西川(にしかわ) 良雄(よしお)

       私たちは生活やインフラの基盤である電気を24時間、安心、安全にお届けする社会的使命のある電気のプロとして自負を持ち、外部に誇ることができ、憧れられる業界であり続けたい。そして働く人たちが幸せになる魅力ある企業でありたいと願っております。  電気は見えませんが、無くてはならない便利なものです。

    • 2024年4月27日
  • ネガティブでもいい 石澤(いしざわ)ともみ
    ネガティブでもいい 石澤(いしざわ)ともみ

       私はすぐ落ち込む。そして自信をなくす。いつもその繰り返しで、「自分にできることなんてない」と思って40代のほとんどを過ごしてきた気がします。それは48歳で起業してからもあまり変わらず、ネガティブだから仕方ない、と思っていました。  ところが、50歳の同窓会で会った同級生の一言で変わりました。

    • 2024年4月25日
  • 新しい季節 鈴木(すずき) 龍也(たつや)
    新しい季節 鈴木(すずき) 龍也(たつや)

       苫小牧市でもやっと春の訪れを感じるようになり、早いものでゆのみの執筆も、残すところ、今回を含め、あと2回となった。  前回も触れたように、時間がたつのは早いものだ。この原稿の締め切り日には、11月に予定されている市民参加演劇祭を取り仕切る実行委員会の打ち合わせがあった。実行委員からすれば、こ

    • 2024年4月23日
  • 将来の夢 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)
    将来の夢 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)

       入学したばかりの生徒たちを迎えて、早くも1週間が過ぎる。まだ大きめの制服に袖を通してバス停に並ぶ彼らを見て、また4月が来たのだと改めて思う。新しい友人たちとの会話に花を咲かせて笑う表情につられて、不思議とこちらも楽しい気分になる。新生活のみずみずしさが、桜より先に季節を彩る。  高校では新入

    • 2024年4月20日
  • みんなが主役のラジオ 川田(かわた) 幸香(さちか)
    みんなが主役のラジオ 川田(かわた) 幸香(さちか)

       私はちょっと変わった声をしていると言われる。久しぶりに会った高齢の方には、顔を見ても分からなかったけど、声で分かったよと言われたこともある。どんな声なの?と言われると、自分で、ましてや文字にするのは難しい。私にとって、声はちょっとしたコンプレックスだ。  そんな私が4月から、コミュニティーF

    • 2024年4月18日
  • 英語の能力 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    英語の能力 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       海外に行く際、多くの人がネックになると感じているのが英会話などでの外国人とのコミュニケーションではないでしょうか。私は英語が得意な方でないので、海外でのコミュニケーションには苦労することが多々あります。しかし、最近ではポケトークといった小型の翻訳機器や、スマートフォンでの翻訳アプリも充実しており、

    • 2024年4月16日
  • 鈴 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    鈴 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       以前、介護の職場で働いていた時、ある利用者さんからスタッフ全員に1人一つ「鈴」をプレゼントされたことがありました。  色とりどりの鈴があり、みんな好きなものを選んでいて、私のもらえる番は最後の方でした。5ミリくらいのきれいな青色のものと、1センチくらいの薄い緑色の二つが残っていて、どちらが良

    • 2024年4月13日
  • アッペナイの森林 佐瀬(させ) 英明(ひであき)
    アッペナイの森林 佐瀬(させ) 英明(ひであき)

       苫小牧信用金庫では、社会貢献活動として、創立50周年を迎えた1997年12月、北海道営林局との間で、苫小牧市高丘の国有林18・6ヘクタールについて、60年間にわたる「法人の森林(もり)」分収育林契約を締結しました。  「法人の森林」制度は、一般企業が国との契約により、国有林を活用しながら地球

    • 2024年4月11日
  • 「河庄」先代、河崎さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)
    「河庄」先代、河崎さん 羽地(はねじ) 夕夏(ゆうか)

       白老町大町に「ファミリー居酒屋 河庄」という、山菜と天然きのこ鍋で有名な居酒屋があります。自分たちで山に入って採ってくる春夏の山菜、川魚、海釣りのサケ、秋のキノコを提供してくれます。テレビに何度も取り上げられ、土日曜日は予約で満席になる人気店です。  その素晴らしいお店を立ち上げたのが河崎光

    • 2024年4月9日
  • 事業の承継 西川(にしかわ) 良雄(よしお)
    事業の承継 西川(にしかわ) 良雄(よしお)

       4月に新年度を迎えると、毎年、経営方針や安全・品質方針の大会を開き、事業の方向性や組織体制などについて発表しています。その中の一つに事業承継があり、私が当社に入った時からの話をしていきたいと思います。  入社したのは、20歳だった1971年です。何事も自分一人でやらなければならないことに戸惑

    • 2024年4月6日
  • WEB商店会3期目突入 石澤(いしざわ) ともみ
    WEB商店会3期目突入 石澤(いしざわ) ともみ

       3月中旬、私が会長を務める「とまこまいWEB(ウェブ)商店会」の2023年度総会を開きました。5店舗から始まったこの商店会が、今は31店舗にまでなりました! 今回の総会は親睦会も兼ね、17人の会員さんが集まって交流も深めました。  この商店会は、市内の店舗や個人事業主をWEB上でつなげる会で

    • 2024年4月4日
  • 始まって終わってまた始まって 鈴木(すずき) 龍也(たつや)
    始まって終わってまた始まって 鈴木(すずき) 龍也(たつや)

       4月に入り、新たなスタートを切った方も世の中に多くいらっしゃることだろう。当たり前だが、何かが始まる時は何かが終わる。舞台も公演が始まる時、それまでの稽古がようやく終わる。  子供の頃は、一日があんなにも長く、一年後があんなにも先に感じていたのに、今は一日過ぎ去るのがとても早い。仲間たちと濃

    • 2024年4月2日
  • 乗り継ぎ時間の過ごし方
奥山(おくやま)由(ゆい)
    乗り継ぎ時間の過ごし方 奥山(おくやま)由(ゆい)

       皆さんは旅行でどの程度の移動時間をかけたことがあるでしょうか。私の最長移動時間はスペインのマラガを訪れた際にかかった約40時間です。7月の観光シーズンであったため、いずれの航空券も値段が高く、安いものを探すのに苦労しました。  格安航空券サイトを調べて見つかったのが、中東のアブダビ空港とドイ

    • 2024年3月26日
  • 引きこもり経験と笑い(下) 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    引きこもり経験と笑い(下) 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       前回は、不登校・引きこもりになった私が、海岸のごみ拾いをきっかけに就職のお話を頂いて人生が大きく変わったという話でした。「利己」の反対の「利他」や「奉仕」という行動が、固く閉ざされた自分の人生を開いてくれたように感じています。  今話題の野球の米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大

    • 2024年3月23日