私は苫小牧市の「なでしこ就職応援事業」で、働きたい女性をサポートする支援員をさせていただいています。１年半ほど携わっていて、面談をしたり、就労を希望する女性の職場体験に同行したりしています。

　 　たくさんの女性と話したことで、仕事はしたいのに、なかなか決まらないことを知り、そこにとても共感しました。なぜなら、自分も昔そうだったから。　　　

　 　当時の私は、旦那さんとの意見の相違に苦しんでいました。でも、その時の自分に自信がありませんでした。１２年ほど専業主婦を続け、その間は家事と育児しかしていなかったので、採用されても職場が希望する通りに働けるのか不安だったからです。旦那さんからの条件（子供に留守番をさせない）があり働く時間が限られていたので、自分に合う求人は少なく、就労を目指して面接に行っても、希望の勤務時間が先方の条件と合わずに断られたり、最初から自分で諦めたりしていました。

　 　それが、たまたま買い物をしに行ったお店のレジで「パート募集中！　時間要相談午後５時～午後１０時」という貼り紙を見つけ、そのレジにいた方に話し掛けると、たまたま店長さんで話を聞いてくださり、何と「平日は午後８時～午後１０時でもいいよ」と言って雇ってくれたのです。平日の夜、旦那さんが帰宅してから働ける場所を探していた私にやっと光が差しました。

　 　こんなふうに、就職にもタイミングがあるのかなと思います。何のためにどれだけ働きたいのか？　そのための条件を決めておくのも大事なことなので、こんなお話もサポート活動の中でさせていただいています。

　 　私の執筆は今回で終わりです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

　 （イベントプロデューサー・苫小牧）