• 苫信の部活動
佐瀬(させ)英明(ひであき)
    苫信の部活動 佐瀬(させ)英明(ひであき)

       苫小牧信用金庫には、幾つかの部活動があります。職員の勤務地がさまざまであり、顔を合わせる機会が少ない職員も多いことから、共通の趣味を通して集まる部活動は、コミュニケーションを図る上でも貴重な場となっています。  野球部、アイスホッケー部、ゴルフ部などのスポーツ系部活動では、休日や早朝、深夜を

    • 2024年3月21日
  • 「しょう新聞」の北平将さん
羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)
    「しょう新聞」の北平将さん 羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)

       北平将さんは、白老町出身の大学院生、現在24歳の青年です。一見、普通の好青年に見える彼。小学校低学年の頃から自作の新聞「しょう新聞」を発行し始め、現在その数は何と200号になるのだとか。  昨年の夏、将さんにお会いする機会があり、しょう新聞を頂きました。「白老を愛す」という序文が付けられてい

    • 2024年3月19日
  • 発明&デザイン地域宝おこし
西川(にしかわ)良雄(よしお)
    発明&デザイン地域宝おこし 西川(にしかわ)良雄(よしお)

       先代の故西川辰美氏は1985年、研究開発型企業を目指し、苫小牧発明研究会を立ち上げました。私はその時より、事務局員として携わっています。  当会は2015年に創立30周年を迎え、今に至っています。事業の一つに「発明&デザイン引力おこし」があり、12年はトヨタ自動車北海道の田中義克社長に「もの

    • 2024年3月16日
  • 夢がかなうカウンドダウン
石澤(いしざわ)ともみ
    夢がかなうカウンドダウン 石澤(いしざわ)ともみ

       2019年の新春、私は絵描きchicaさんの才能と温かな作品に出合い、感銘を受けました。進行性の肺の難病と闘いながらも、愛にあふれるアートを創作する彼女の存在は、私たちの心に深く響いてきます。彼女のオンラインサロン参加をきっかけに、神奈川県や福岡県での個展に足を運ぶなど、熱烈なサポーターになりまし

    • 2024年3月14日
  • 私の推し 
川田幸香
    私の推し 川田幸香

       苫小牧市東開町にある東開文化交流サロン。おしゃれな内装に、さまざまな分野の本が並ぶ図書コーナー、かわいらしいキッズスペースに加えて、たくさんの人が集まることができるホールやキッチンスペースがある。中にはカフェもあり、ランチやコーヒーを楽しむことができる。施設は北海道福祉のまちづくり賞(公共的施設部

    • 2024年3月7日
  • 欧州への直行便と乗り継ぎ便
奥山(おくやま)由(ゆい)
    欧州への直行便と乗り継ぎ便 奥山(おくやま)由(ゆい)

       欧州方面に行く場合、フランスのシャルル・ド・ゴール空港や英国のヒースロー空港などへ、日本からの直通便が出ているものもありますが、それ以外の所については大きな空港を経由して乗り継ぎ便で向かうことになります。コロナ禍で各都市への直行便が減っておりましたが、昨年の夏から徐々に復活してきているようです。

    • 2024年3月5日
  • 引きこもり経験と笑い(上
 磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)
    引きこもり経験と笑い(上 磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)

       いぶり勧学館に遊びに来る地域の子どもたちが心の底から笑っている姿には、まるで美しい南国の海や木々に囲まれて暮らす人々の屈託のない笑顔とどこか重なるものがあります。だけど次の瞬間。スマホに目を奪われ、そんな笑顔がすっと消えると、少し寂しく感じることもあります。  一時期、心の充実度を測る「国民

    • 2024年3月2日
  • うるう年
佐瀬(させ)英明(ひであき)
    うるう年 佐瀬(させ)英明(ひであき)

       今年は2月が1日長い「うるう年」です。例外はありますが4年に1度、オリンピックが開催される年でもあります。  普段はあまり意識しませんが、私が今の会社に入社した1980(昭和55)年、この年は「うるう年」がいつなのか、常に頭の片隅に置かなければならない年になりました。  入社後、初めて

    • 2024年2月29日
  • すくすく3・9の中谷さん
羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)
    すくすく3・9の中谷さん 羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)

       白老町には子育て支援団体「NPO法人お助けネット」を立ち上げ、20年以上にわたり運営されている60代の女性、中谷通恵さんがいます。  出会いは昨年7月、私が白老町地域おこし協力隊として着任し、移動書店「またたび文庫」を始めて間もない頃でした。白老町広報を通じて店を知り、「応援したいので!」と

    • 2024年2月27日
  • 今の自分が見えているか?
西川(にしかわ)良雄(よしお)
    今の自分が見えているか? 西川(にしかわ)良雄(よしお)

       早いもので今年も2カ月が過ぎようとしています。仕事始めの時に「誇りを持てる会社になることにより、人は集まって来てくれる」ことの意味と方向性を示しました。  もう一つ伝えたのは「企業づくりと地域づくり」についてです。課題を解決するため、お互いに一体となって活動していくこととしました。昨年、私の

    • 2024年2月24日
  • 奇跡の父
石澤(いしざわ)ともみ
    奇跡の父 石澤(いしざわ)ともみ

       ドラマを見ていたら、3カ月先の春になったら娘は「結婚する」、父は「他界する」と告白し合うシーンがあり、自分の父のことを思い出しました。  私の子供は男2人で3人目にやっと娘が生まれました。その2カ月後のこと、母が産後の手伝いでうちに来ている時、父が転倒して背骨を圧迫骨折しました。その後1カ月

    • 2024年2月22日
  • 市民参加演劇(8)
鈴木(すずき)龍也(たつや)
    市民参加演劇(8) 鈴木(すずき)龍也(たつや)

       2023年11月12日。苫小牧市での思い出深い市民参加演劇がさまざまな困難を乗り越えてようやく終わった。キャストの急な降板で代役を務めたり、演出に新たなものを取り入れダンスシーンをつくったりした。舞台に関わってまだ20年ほどだが、つらい経験も新たな挑戦も、できるのは幸せなことである。  24

    • 2024年2月20日
  • 冬の足跡 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)
    冬の足跡 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)

       苦手な食べ物はないけれど、苦手な季節がある。冬はどうしても気分がふさぎ込み、人と会ってもすぐに疲れてしまう。何度か自分なりに工夫をしてみたが、なかなか上手に冬を乗り越えられたことがない。日照時間が短いことや寒くて体中の筋肉がこわばっていることなど、理由を考えてみてもどうにもならない。  雪が

    • 2024年2月17日
  • 介護の話のきっかけに
川田(かわた)幸香(さちか)
    介護の話のきっかけに 川田(かわた)幸香(さちか)

       私はいろいろな方の介護に関するお話を聞く側になることが多い。その中で常に考えていることがある。高齢になっても、認知症になっても、いわゆる高齢独居になっても、住み慣れた家で暮らすことを最優先すべきか。施設に入所するのはこの人にとって良いことなのか。本人の思いと家族の介護負担のどちらを尊重するか。数え

    • 2024年2月15日
  • 飛行機での過ごし方と時差ぼけ 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    飛行機での過ごし方と時差ぼけ 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       海外旅行に行くことは楽しいですが、目的地が遠い場合はフライト時間が長いので疲れ、飛行機の中での過ごし方は頭を悩ませるところかと思います。私も昔は8時間のフライトの大半を寝て過ごすことが苦痛ではなかったのですが、最近では狭いシートで寝て過ごすことが苦しくなってきました。また、中途半端に寝て過ごしてし

    • 2024年2月13日
  • 般若心経とくそじじい
磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)
    般若心経とくそじじい 磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)

       物事が起きた時に感じるストレスのレベルは人それぞれ違うと言われます。同じ出来事に対して平然としている人がいれば、受け流せたり、拒絶したりする人がいて、人の精神的な部分には気体、液体、固体という「物質の三態」と同じようなものがあるように感じます。  外に出れば必ずストレスと出合うような現代社会

    • 2024年2月10日
  • 郷土文庫
佐瀬(させ)英明(ひであき)
    郷土文庫 佐瀬(させ)英明(ひであき)

       苫小牧市は、北海道有数の工業地帯として、また、交通の要衝として広く知れ渡っています。普段何気なく過ごしていますが、樽前山、勇払原野、ウトナイ湖など、素晴らしい自然環境にも恵まれています。  苫小牧信用金庫は「地域との共生」を経営基盤の一つとしており、地域の皆さまの文化を継承する一助になればと

    • 2024年2月8日
  • 協力隊の山岸さん
羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)
    協力隊の山岸さん 羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)

       白老町地域おこし協力隊の一員、山岸奈津子さんを紹介します。40代のバリキャリウーマンで、星野リゾートの広報担当とフリーランス広報PRとして活動し、2022年の夏に白老へ来ました。私と同じ22年度に町地域おこし協力隊になったことから、移住仲間として時々情報交換をするなど仲良くさせていただいています。

    • 2024年2月6日
  • 失い、学び、得たこと(下) 西川(にしかわ) 良雄(よしお)
    失い、学び、得たこと(下) 西川(にしかわ) 良雄(よしお)

       現在は、外科手術から10年目を迎えました。学んだことは多々あり、体に良いことを取り入れながら過ごしています。  毎朝続けていることは、体重や体温測定、腹筋や腕立て伏せなどの体力維持運動、そしてラジオ体操などです。入院している時に「術後2日目より歩きなさい」という病院の指導があったことが、今に

    • 2024年2月3日
  • 感謝しかありません 石澤(いしざわ) ともみ
    感謝しかありません 石澤(いしざわ) ともみ

       くつろぎサロンLiensりあんというエステサロンを苫小牧市内に開業して4月で丸6年になります。今まで何度も、やめようか?やめた方が楽かも?と思っては、いやいや、もう少し頑張ろう!と思う繰り返しで続けてきたサロン。コロナ禍でサロンだけの収入では生活が不安なので、好きなこととできることで稼げることを増

    • 2024年2月1日
  • 市民参加演劇(7) ゆのみ 鈴木(すずき) 龍也(たつや)
    市民参加演劇(7) ゆのみ 鈴木(すずき) 龍也(たつや)

       2023年11月11日。自分はカーテンコールの照明の下で、観客の拍手を20年ぶりに受け止めていた。  さかのぼること約3時間前。キャストの体調不良により急きょ追加の代役を引き受け、本番に臨んでいた。冒頭のシーンに出るため舞台前方に座る。小劇場芝居の舞台ばかりに立っていた自分は、なぜだか客席が

    • 2024年1月30日
  • 母、来道 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)
    母、来道 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)

       母はギターを持ってやって来た。  昨年始めたギターに母はのめり込んでいる。高校時代、僕が勉強を一切せずにギターばかり触っていた時には、ギターごと恨むような勢いで怒っていたが、今はひょっとすると僕よりも練習に注ぐ時間は長い。  1月に厚真町で開かれる小さなイベントの一つに、ギターを持ちよ

    • 2024年1月27日
  • 「老い」の見え方 川田(かわた) 幸香(さちか)
    「老い」の見え方 川田(かわた) 幸香(さちか)

       あなたは日ごろの生活で「老い」を感じることはあるだろうか。物忘れが増えた、おっくうなことが増えた、肌のはりが無くなったなど、一定の年齢以上になると、この質問に悩まずに答えられる人は少ないのではないだろうか。そして、最初に思いつく答えの多くはネガティブなものではないか。  反対に、老いたことに

    • 2024年1月25日
  • 海外旅行計画の楽しみ 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    海外旅行計画の楽しみ 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。  旅行に行く際の楽しみとして、計画を立てることがあるかと思います。海外旅行ではツアーガイドの付いているものもありますが、私は大抵の場合は自分で計画を組むことにしています。特に現地に着いてからの交通手段を考えるのは、なかなか楽

    • 2024年1月23日
  • 父の教え 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    父の教え 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       先日、よく遊びに来ている中学生の男の子2人が「きょうはいぶり勧学館に泊まる」とのこと。寒いから駄目だと言っても、準備をして親の承諾も得てきたと。どうしてもと言うので、冬休み中だし少し帰りが遅くなるくらいは大目にみることにしました。他の子たちが帰った後、2人はコンビニでカップ麺を買って満足そうに食べ

    • 2024年1月20日
  • 地域別将来推計人口
佐瀬英明
    地域別将来推計人口 佐瀬英明

       国立社会保障・人口問題研究所による、日本の地域別将来推計人口の最新版(2023年推計)が発表されました。今回は、2020年10月1日現在の国勢調査報告が基準となり、50年までの30年間の推計人口が5年単位で公表されました。  苫小牧市の総人口は、20年の17万113人から30年後の50年には

    • 2024年1月18日
  • かのうち珈琲さん
羽地夕夏
    かのうち珈琲さん 羽地夕夏

       2022年の春、白老町に引っ越してきたばかりの頃、お隣のご夫婦から、町内にあるお店のうわさを聞きました。「”かのうち珈琲さん”のコーヒー、めっちゃおいしいよ!」  早速向かってみると、萩野の団地エリアの奥にぽつんと立つ小屋のような建物が、お店になっていました。明るい店

    • 2024年1月16日
  • 全力出して楽しんで
    全力出して楽しんで

       ◇女子サッカー  恵庭市にある北海道文教大学付属高校の女子サッカー部が、昨年12月30日からの全国大会に出場していました。キャプテンは苫小牧市から通っている生徒で、高校生活最後の試合です。ここまでいろんなこと、いろんな思いがあったと思いますが、最後まで全力を出して楽しんで試合ができていたなら

    • 2024年1月15日
  • 失い、学び、得たこと(中) 西川(にしかわ) 良雄(よしお)
    失い、学び、得たこと(中) 西川(にしかわ) 良雄(よしお)

       手術後、しばらく口から一般食を取ることができませんでした。点滴や栄養剤を胃ろうで補い、その期間の病床生活では常に上半身、特に胸から肩までを斜めに起こしていなければなりませんでした。身体を平らに寝かせると胃の中のものが逆流現象を起こすのですが、それを抑える食道の機能を病気で失ったからです。  

    • 2024年1月13日
  • かなった二つの夢 石澤(いしざわ) ともみ
    かなった二つの夢 石澤(いしざわ) ともみ

       謹んで新春のお喜びを申し上げます。新年早々、能登半島地震が発生しました。被災地の皆さまが安心して過ごせる日々が少しでも早く訪れるよう祈っております。  昨年は私にとって、頑張って頑張って苦手なことと向き合い、挑戦し続けた一年でした。今年は、頑張り過ぎず、本音で生きてまいります。2024年の最

    • 2024年1月11日