武居、1回TKOで防衛 世界戦 力石は王座奪取ならず ボクシング
- 2025年5月29日
プロボクシングのダブル世界戦は28日、横浜BUNTAIで行われ、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹(大橋)は挑戦者で同級7位のユッタポン・トンデイ(タイ)に1回2分7秒TKOで快勝し、2度目の防衛を果たした。戦績は武居が11戦全勝(9KO)、ユッタポンが15勝(9KO)1敗。国
プロボクシングのダブル世界戦は28日、横浜BUNTAIで行われ、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹(大橋)は挑戦者で同級7位のユッタポン・トンデイ(タイ)に1回2分7秒TKOで快勝し、2度目の防衛を果たした。戦績は武居が11戦全勝(9KO)、ユッタポンが15勝(9KO)1敗。国
圧巻のTKO勝利だった。王者の武居は立ち上がりからエンジン全開。1回に3度のダウンを奪った後、さらにコーナーで連打を見舞う。たまらずレフェリーが試合を止めた。大歓声を背に受けながら、両拳を握ってほえた。 試合開始1分を待たずにワンツーで最初のダウンを奪い、次は左フックを完璧にヒットさせた。挑戦
兄弟で同時期に世界王者。その夢はついえた。30歳で世界初挑戦の力石は強敵に完敗。兄のIBFフライ級王者、矢吹正道が見守る前で0―3の判定負けを喫すると、力の差を認めるように相手へ拍手を送った。「こてんぱんにされた。世界の壁は高い」 過去28勝の全てがKOというヌニェスに対し、力石は序盤、リーチ
カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが28日、北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで来年2月にミラノ・コルティナ五輪が控える新シーズンに向けて始動した。記者会見したサードの吉田知那美は「4年間のサイクルで言うと、起承転結の『結』のシーズンになる。楽しい日々を過ごして勝ちたい」と意
カーリング男子でスキップとして世界選手権4位などの実績を残した松村雄太さん(35)が、TM軽井沢でプレーした昨季限りで現役を退いた。このほど時事通信の取材に応じ、「昨年6月ごろから(昨季で)区切りをつけようかと考えていた。後悔はない」とすがすがしい表情で語った。長野県出身の松村さんは、コンサドー
【エリン(米ウィスコンシン州)時事】女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子オープン選手権は29日にウィスコンシン州エリンで開幕する。昨年は笹生優花が2度目の優勝を果たし、渋野日向子は2位に入るなど、トップ10に日本勢が5人。今回も活躍が期待される。4月のメジャー大会、シェブロン選手権は西郷真央が
【パリ時事】テニスの四大大会、全仏オープンで歴代最多14度の優勝を果たし、「赤土の王者」と称されたラファエル・ナダルさん(38)が、ローランギャロスに戻ってきた。25日に功績をたたえるセレモニーが盛大に行われ、「これほど感動的な日になるとは思わなかった。本当に感謝している」と喜んだ。 ナダルさん
リーグ最多3度目の優勝を決めたコート上。宇都宮のコロネル監督代行は「こんなスペシャルなチームはない」と声を震わせた。その脇には、やさしくほほえむブラスウェル監督の遺影が抱えられていた。 1月中旬から入院していた指揮官が2月に他界。チームはバスケットに集中することが難しい状況となった。そんな中、
▽…天皇杯との2冠を目指した琉球は、あと一歩届かなかった。桶谷監督は「目の前に優勝がちらついたシーンはあった。やっぱり宇都宮は試合巧者だった」と相手をたたえた。 3人のガード陣を先発起用し、守備で主導権を握ったまではよかった。後半はミスからボールを失い徐々に劣勢に。勝利まで5分以上を残してゴー
陸上のアジア選手権は27日、韓国の亀尾で開幕し、女子やり投げはパリ五輪代表の上田百寧(ゼンリン)が59㍍39で2位、武本紗栄(オリコ)が58㍍94で3位に入った。同三段跳びの森本麻里子(同)は13㍍65で3位。 男子1万㍍の鈴木芽吹(トヨタ自動車)は28分43秒84で2位。同20㌔競歩は9月の
会場で調整した岩井千怜(右)と姉の明愛=26日、米ウィスコンシン州エリン(時事) 【エリン(米ウィスコンシン州)時事】25日までメキシコで開催された米女子ゴルフのリビエラ・マヤ・オープンで、米ツアー初優勝を遂げた岩井千怜。翌26日には次戦のメジャー大会、全米女子オープン選手権(29日開幕、米ウィスコ
【男子ゴルフ・日本プロ選手権】最終日(25日、岐阜・三甲GC谷汲、7337㍎=パー72、賞金総額1億5000万円、優勝3000万円) 首位と3打差の5位で出た清水大成が通算14アンダーで並んだ生源寺龍憲とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を国内メジャー制覇で飾った。 67で回った清水は、正規
【パリ時事】テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは26日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス1回戦で大坂なおみ(フリー)は第10シードのパウラ・バドサ(スペイン)に7―6、1―6、4―6で逆転負けした。今年の全豪オープン覇者で第7シードのマディソン・キーズ(米国)は初戦を突破。 男
【ドーハ時事】25日までドーハ近郊で行われた卓球の世界選手権個人戦で、日本勢は金1個を含むメダル4個を獲得した。男子ダブルスでは、篠塚大登(愛知工大)戸上隼輔(井村屋グループ)組が日本選手64年ぶりの優勝。同種目が復活する2028年ロサンゼルス五輪に向けて収穫のある大会になった。男子ダブルスは5
カーリング男子のTM軽井沢は来年のミラノ・コルティナ五輪出場への道が断たれ、2024~25年シーズンまでのメンバーでの活動に終止符を打った。共に19年結成時の中心選手で18年平昌五輪代表の両角友佑(40)と弟の公佑(36)がこのほど時事通信の取材に応じ、30年五輪を視野に再出発する決意を語った。両
強豪として知られる山梨学院高(甲府市)のサッカー部に所属する数人の生徒が飲酒し、一部が退学していたことが26日、同校への取材で分かった。 今月に判明し、校則に従って処分を科したという。詳細は「個人の特定につながる」として明らかにしなかった。サッカー部はこれまで通り活動を続ける。 同校では昨
【ドーハ時事】卓球の世界選手権個人戦最終日は25日、ドーハ近郊のルサイルで行われ、男子ダブルス決勝で篠塚大登(愛知工大)戸上隼輔(井村屋グループ)組が高承睿、林昀儒組(台湾)を3―2で下して優勝した。この種目で日本勢の金メダルは1961年大会の星野展弥、木村興治組以来で、64年ぶり。戸上は宇田幸矢
日本勢が半世紀以上も阻まれた壁を、若い2人が打ち破った。勝負が決まった瞬間、膝をついて天を仰いだ戸上は「まだ実感がない。64年ぶりか。すごいな」。フルゲームにもつれ込んだ戦いを、笑顔で締めくくった。 相手ペアの棄権で準決勝を戦わず、決勝へ。序盤はシングルスの実力者、林昀儒の変則的なサービスに苦
【インディアナポリス(米インディアナ州)時事】世界三大自動車レースの一つ、第109回インディアナポリス500㍄(インディ500)は25日、米インディアナ州のインディアナポリス・モータースピードウエー(1周約4㌔)で200周の決勝が行われ、佐藤琢磨(ホンダ)は11位だった。 アレックス・パロウ(
中央競馬の3歳牝馬クラシックレース第2戦、第86回オークス(GⅠ、1着賞金1億5000万円)は25日、東京競馬場の芝2400㍍コースに18頭が出走して行われ、アンドレアシュ・シュタルケが騎乗した単勝4番人気のカムニャックが2分25秒7で優勝し、GⅠ初出走で初優勝を果たした。シュタルケ騎手もGⅠ初勝利
日本サッカー協会は25日、ブラジル女子代表との国際親善試合に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)のMF長谷川唯(マンチェスター・シティー)が、コンディション不良のため不参加が決まったと発表した。MF三浦成美(ワシントン・スピリッツ)が追加で招集された。試合は5月30日と6月2日にサンパウロで行われ
【ドーハ時事】卓球の世界選手権個人戦は23日、ドーハ近郊のルサイルで行われ、混合ダブルス準決勝で吉村真晴(SCOグループ)大藤沙月(ミキハウス)組は黄鎮廷、杜凱琹組(香港)に3―1で快勝し、2位以上が確定した。この種目で日本勢の決勝進出は6大会連続。女子シングルス準々決勝では、伊藤美誠(スターツ
▽…男子シングルスの日本勢でただ一人、8強入りした戸上は、サービスで主導権を握り第1、第2ゲームを連取。多彩な球種を使ったラリーでも相手を苦しめた。だが、パリ五輪銀の実力者は徐々に対応。第4ゲームで4点リードから逆転を許すなど、4ゲームを続けて奪われ敗れた。「まだまだ実力不足」と悔しさをにじませた
吉村は強打で最後のポイントを奪い、大藤と互いに満足げな笑顔でハイタッチを交わした。混合ダブルス準決勝で快勝。日本勢が前回大会まで5大会連続で決勝に進んだ種目で、新たなペアが持ち味を存分に示した。 相手は過去に何度も対戦し接戦を演じてきた香港ペア。序盤は競り合ったが、苦しい場面で大藤のバックハン
新体操の日本代表選手が日本体操協会に支援体制の改善を求めたことを受け、協会の村田由香里強化本部長は23日、「多大なるご心配とご迷惑をかけたことを心より深くおわびする。統括する立場にある私の責任であると重く受け止めている」と協会を通じて談話を出した。関係者によると、同氏の行き過ぎた指導や心身のケアな
ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が23日、札幌市荒井山シャンツェで練習を公開した。ミディアムヒルで計5本を飛び、課題とする着地の際のテレマークについて「日に日に精度は上がっている」と手応えを口にした。 昨季はワールドカップ参戦14季目で初めて表彰台を逃した。今はテレマークを
▽…兄の佐野海は1年3カ月ぶり、弟の佐野航は初のA代表入り。過去に三浦泰年、知良(カズ)兄弟と、双子の佐藤寿人、勇人の例もあったが、それでも珍しい。佐野航は「ライバルでもあり、自分を一番理解してくれる兄、海舟といつか兄弟一緒に日本代表でプレーするということも、子供の頃からの夢でもあった」と感慨を込
日本サッカー協会は23日、米国、カナダ、メキシコで共催される2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日)と、インドネシア戦(同10日)に臨む日本代表メンバー27人を発表した。三笘(ブライトン)や堂安(フライブルク)ら一部主力の招集は見送り、佐野海舟(マインツ)が約1
▽…女子シングルス準々決勝の伊藤は冷静な試合運びで中国の難敵に勝利。世界選手権のシングルスで初めて4強入りした。第1ゲームは接戦を落としたが、自身のサービスでは着実に得点。手応えをつかみ、「(相手のサービスを)2本のうち1本取ればチャンスはある」。緩急や回転を変えた打球で揺さぶり、4ゲームを連取し
狙い澄ました縦回転のバックハンドで最後のポイントをもぎ取った。戸上は「必ず勝てると、気持ちでぶつかった」。男子シングルスの日本勢で唯一の8強入り。大の字になって倒れ込み、勝利の味をかみしめた。強打のヨルジッチとは、主戦場にするドイツリーグで何度も対戦。「競っても勝てる」と、接戦を制した経験に背中を