もっと熱く、フレッシュに―。今季からアイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道に入団したDF青山大基(23)。前半戦を「全然満足いく結果ではない」と振り返る。高みを目指す大卒ルーキーの思いは、常にチームの勝利に照準を合わせている。
釧路市出身。日本代表の経験も豊富で、明治大を卒業してこの春からチームに合流した。「入団が決まると同時に、プレーする日を楽しみにしていた」。8月に行われた東北フリーブレイズとのプレシーズンゲームでは、4アシストと存在感を見せ「持っている力を出せた」と話す。
これまでとの力量差を感じたのは開幕後。「大学リーグと比べ、状況判断やプレーのスピードの差を感じた。特にFWにつなぐパスの判断がうまくいかないことが多い」のが課題。プロの厳しさを感じる日が多くあるという。
菅原監督について「自分の課題を明確に言ってくれる。チャンスをもらえているので、自分のプレーを見せたい」と話し、指揮官の期待に応えたいところ。
15日からはアジアリーガーとして初の全日本選手権Aに出場する。大学生当時以来2度目の出場だ。「トーナメントの一発勝負なので、チームの勝利に徹したプレーをしたい。DFとしてコーナーでのバトルなど、激しくプレッシャーをかけたい」と闘志を燃やしている。
まだまだ伸びしろのある有望株を応援しようと、会場には青山のユニホームやタオルを持ったファンが増えている。「後半戦はもっと自分の持ち味を出せる自信がある。勝利に貢献できる熱いプレーを期待してほしい」とメッセージを送った。