準決勝で敗れ、気持ちを切り替えて今季最後の試合へ臨んだ東胆振C。「勝つことも大事だが、最後なので楽しむことを意識した」と語る主将の佐々木想(和光3年)は「(合同Dとして)去年も全国大会へ出場したが3位だった。卒業した先輩たちの思いを継いで、優勝したかった。悔しいけれど、このチームで戦えた感謝の気持ちの方が大きい」とほほ笑む。
前日の敗戦で大きく落ち込んだ選手に対し、「先生やコーチが、最後は勝って笑顔で終わろう―と声を掛けてくれた」と佐々木。最後の試合では6点中4点に絡むなどチームをけん引した。主将として「あまり役割を果たせなかったがチームメートのおかげで、ここまでやってこれた」と振り返る。
今季のスタートは合同チームの編成が変わり、最初は壁もあったが、「上級生が声を掛けるようにして、打ち解けていった。今は学年を超えて良い関係性で仲も良い」と話す。佐々木は今春、駒大苫小牧高へ進学予定。将来はアジアリーガーを目指し、次の舞台での活躍を誓った。