主将忠村「悔しさ次に」 東胆振A

主将忠村「悔しさ次に」
東胆振A

 東胆振Aは、地区大会から切磋琢磨(せっさたくま)した同郷のCチームとの対戦。先取点を与えず、守って接戦に持ち込むゲームプランで臨んだが、開始から4分で2点の先行を許してしまった。「落ち着いて1点ずつ返そう」と選手に声を掛けた林周孝監督。試合はリードを広げられ敗れたものの「前半動きが硬い部分も見られたが、後半は自分たちの力を出し切って、最後まで頑張ったと思う」と評価した。

   試合後、「ここが人生のゴールではない。この先、高校や大学、社会人と、花が咲くタイミングは人それぞれなので、長く競技を続けてほしいと思っている。諦めず、次の目標を目指して頑張ってほしいと伝えたい」と語った。

   第3ピリオド、一矢報いるミドルシュートを相手ゴールに突き刺した主将のFW忠村。「(自分が)反則をした後だったので、申し訳ない気持ちがあった。無得点のままで終われない―と思っていたのでゴールできて良かった」と話す。

   「チームに迷惑を掛けるプレーをしてしまうこともあったし、主将としてチームをまとめられていたのか」と思い返すも、ピンチの場面ではチームメートたちを鼓舞し、けん引してきた。勝利への気持ちを強く持った上で「プレー、気持ちの両方で相手が上回っていた。悔しいがホッケー人生はまだまだ続く。この気持ちを次につなげていきたい」と前を向いた。