第75回北海道高校アイスホッケー競技選手権大会第3日は25日、春採アイスアリーナ=釧路市=でトーナメント準決勝が行われた。駒大苫小牧は5―1で釧路江南に勝利し、26日の決勝で武修館と対戦した。
第2日の24日2回戦では、北海道栄が2―7で白樺学園に敗れた。
▽準決勝
駒大苫小牧5―1釧路江南
▽得点者【駒】高崎(寺内)柳田(高橋一、福田)大久保(鈴木、高橋一)大久保(高橋一、鈴木)高橋一(鈴木、柳田)【江】八巻▽GK【駒】山北、工藤【江】亀田翔
武 修 館4―2白樺学園
24日
▽2回戦
駒大苫小牧5―3清 水
▽得点者【駒】千崎龍(石田、大久保)中谷(高橋一、大久保)大久保(三浦)高橋一(大久保、石田)高橋一【清】石塚(竹田)天明(大工原、一二三)阿部(杉江)▽GK【駒】糸金【清】吉田
白樺学園7―2北海道栄
▽得点者【白】高田(村上桂)小岩(菅原、香田)村上太(下山、中村)木戸、金子(村上桂)香田(木戸)西浦(高田)【栄】加藤伶(乘本)大城(村山、乘本)▽GK【白】大澤、三品【栄】常川、北村
釧路江南6―1帯広工業
武 修 館6―0釧路工業
ー道栄、敗戦も手応え
全国高校総体に向け実りの多い敗戦となった。全国上位候補の白樺に最後までハードワークを貫いた道栄。ゲームキャプテンを務めたFW嶋貫(3年)は「思っていた以上に通じる部分が見えた」と手応えを語った
11月の道選抜大会(苫小牧市)では0―12と大敗を喫した相手。「全員気合が入っていた」と小林監督が言うように、試合序盤から攻守にアグレッシブなプレーを展開し相手の動揺を誘った。
第1ピリオドに3失点こそしたが「プレー中やピリオド間に声を掛け合いながら、最後まで諦めないプレーができた」と嶋貫。2ピリ以降はFW大城(3年)、加藤伶(2年)が得点しチームを奮い立たせた。
単純計算すれば、白樺との差は約1カ月で7点も縮んだことになる。小林監督は「数的不利な状況の守り、決定機を逃さない得点力の向上」を課題に挙げ、「次は勝てるチャンスがある」と期待した。
釧路景雲中出身の嶋貫は、道大会に続いて地元開催される高校総体に向け「チームに勢いをもたらすエンジン役になって、4強以上に入りたい」と意気込んだ。